憧れの人


                                         丸刈り親父 さん 




(3)待ちこがれた日



年に1〜2回のカラオケやビデオの貸し借りなどの付き合いが6年続

きました。いや、一緒に旅行に行くチャンスは何回かありましたが、私

の都合や、雉原さんのお相手が一緒と言うことで、実現しませんでした。

でも会うたびに雉原さんが好きです、と言ってきました。そのせいか

雉原さんとの距離が近づいたような気がします。

 

今年の3月に猿亦さんから電話がありました。「カラオケをするので

来ませんか、日にちは3月の○○日です」「えーと、3月○○日、ハイ

大丈夫です」「雉原さんも来ますよ」「本当ですか、雉原さんに言って

下さい、二人でどこかへ行きたいって」「分かりました、3月待ってい

ます」

それから数日して猿亦さんから電話がありました。「雉原さん桃川さ

んとカラオケの後二人で行っても良いと言っていましたよ」「本当です

か」「雉原さんに電話してみたら」「分かりました。」

早速、雉原さんに電話をすると、「猿亦さんから聞いていますよ、私

のことを慕ってくれている桃川さんの思いを叶えてやろうと思いまして

ね」「無理を言ってすみません」「いや、私も桃川さんのことが気にな

っていましたから、どこか北海道のお爺さんに似ているんだなー」「あ

りがとうございます、カラオケの後は雉原さんにまかせますので」

「わかりました、それでは私が案内しますのでその時は宜しく」「こち

らこそ」

 

 待望のカラオケの日がやってきました。犬井さんの車に同乗して雉原

さんが来ました。軽く会釈をすると、にっこと笑って手を振ります。2

時間カラオケを楽しんだ後、雉原さんが私の車に乗って来ました。それ

を見ていた犬井さんが怪訝な顔をしています。

私はカラオケ仲間に挨拶をして、一路ラブホテルへ向かいました。

 ホテルに向かう間色々な話をしました。

 「桃川さんはどうしてこの世界に入ったのかな」

 「私は物心ついたころから年寄りの褌姿に興味がありました、思春期

のころ女性にはあまり興味が無く、もっぱら祖父や父親それと近所の親

父の褌姿に興奮していました」「へーそうなんですか」「雉原さんは」

「私ねー、日帰り温泉に行ったんですよ、そうしたら隣のお爺さんが私

のを触って来て、びっくりしましたが気持ちが良いのでそのまま触らせ

ていたら大きくなってね、60の時ですよー、それがきっかけですね、

心の奥底に男に対しての憧れがあったのでしょうね」「そうですか、大

分奥手ですね」「だから目覚めてからは狂いましたね、最初が私より大

分年の人でしたから、年寄りばっかりと付き合っていました、でも桃川

さんのことが気になっていたのですよ、本当に」

こんな話をしている間にホテルへ到着。



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