「晩秋の薔薇」  .

(スーさんと山ちゃんの世界)  .



                                         N爺さん 


(7)  .



 翌日、スーさんから、画像入りのメールが届いた。

“病院で貰った薬は画像の薬です。ネットで見たら10錠で3,000円く

らいで買えるようだが…自宅に送ってきたら困るので何か良い方法がない

か教えて下さい ”

 画像の薬をヤーフーで検索してみると、いろいろな菌の感染症に効く薬

のようだった。

 高志はいろいろ方法を考えたが、良い方法が見つからなかった。

“いろいろ考えたのですが、私の家に代金着払いで送ってもらうか、K郵

便局に局留めで私の名前で送ってもらってはどうでしょう? 私も飲んだ

ほうが良いと思うので20錠ほど送ってもらうように手配をお願いしたい

と思います。私はパソコンが得意でありませんので宜しくお願いします ”

 と返信を送った。すると次の日

“おはようございます。画像の薬頼みました。7錠入り4箱手配しました。

一回罹ったら一週間飲まないと菌を殺すことが……と書いてありました。

山ちゃんは直ぐに罹るかもしれないから予備に頼んだよ。2箱ずつ分けま

しょう。知人の女性の所に届くように手配しました。宜しく”

 高志は、老人会のボーリングクラブでボーリング場に居てそのメールを

見た。

“返信が遅れて済みません。今ボーリングが終わって帰ってきたところで

す。余計な心配やお手数を掛けて本当に申し訳ないと思っています。ゲー

ムの途中でメールを確認して安心したのか、今までに無いスコアを出しま

した。3ゲームで8回ストライクを出しました。今日は仏滅なのに、私に

は大安のようです。昨夜はいろいろ考えて不眠状態でしたが、スーさんの

メールが元気を呉れたようです ”

 高志は、メールを送ってからも、いろいろ今後のことを考えた。

 そそくさと、公園へ出かけて、不特定多数の人と接触するのはもう止め

ようと思った。

 四十八歳から六十八歳まで、男も女も絶つ事が出来たのだから、出来な

い筈は無い。月に一度でもスーさんに逢えるのだし、自分のためにも、ス

ーさんのためにもそれが一番良いと考えた。

 今まで、一週間に一回くらいの割合で、精液を放出していた高志だった

が、これからは、スーさんに逢えるまでパソコンの動画を見たり、スーさ

んの全裸の写真を見ながら自分で処理しようと心に決めた。

 次の日スーさんからメールが届き

“今日、検査結果が出ました。異常なしだそうです。ガッカリ 報告です”

 何故ガッカリなのか? 私を病原菌の元凶にしたかったのか…

いや、そうではなく、二人でこの難局を乗り越えようと考えて居たからな

のだろう。

 そう思うと高志はスーさんの気持ちを、とても嬉しく思った。

“検査報告を有難うございました。異常なしとのこと、何よりと思います。

でも安心は出来ないので私もあの薬を飲みます。早く薬が届くと良いのに

…兎に角良かった。愛しています―
      スケベ親父より ”


“薬飲む前の結果でした。その後、薬を飲んだので私の身体は最高に…綺

麗です”

“私も薬を飲んで綺麗な身体になって早くスーさんに抱かれたい~ ”

 矢継ぎ早のメールのやり取りで、高志は満足だった。



                                             続 く 










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