「晩秋の薔薇」  .

(スーさんと山ちゃんの世界)  .



                                         N爺さん 


(10)  .



「接吻は嫌いだ」と言ったスーさんの言葉が嘘だったのではないかと思う

ほど、スーさんは高志の唇を離さなかった。

 お互いのシャツを脱ぎ合いながら、上半身裸になり、ズボンのベルトを

緩め、ズボンを脱ぎ捨てた。

「山ちゃん、六尺褌をしているんだ…」

「スーさんに見てもらいたいから…」

 スーさんはチットと惑った様子だったが、褌の上から高志の性器を撫で

た。普通なら、そうされるだけで高志の性器は隆起するはずなのだか、今

日は、又スーさんに病気を移してしまうのではないか…という不安が先に

立って、半立ちの状態にもならなかった。

 それでも、スーさんは褌の脇から高志の性器を取り出して、愛撫してく

れた。 

 高志もスーさんのトランクスを脱ぎ、ペニスを手で扱いていると、隆々

といきり立ってきた。

 高志は我慢できずに、スーさんのペニスを咥え込んだ。

「あああ~」高志の尺八を待っていたように、スーさんのペニスは、高志

の口の中に吸い込まれていった。

 高志は、上の歯が全部抜けてしまっているので、義歯を外すと前歯でペ

ニスを遮ることが無いので、喉の奥までペニスを挿入することができる。

「山ちゃん、喉の奥まで届くよ」

スーさんは、その感覚が堪らないといった様子だった。

 このまま、尺八を続けていて良いのだろうか?又スーさんに迷惑を掛け

てしまうのではないかと思った高志は、

「お風呂が一杯になったようなので風呂に入りましょう」

と風呂へ誘った。それでもスーさんは高志を離そうとしなかった。

 本当は、何時までもそうして居たかったが、無理に抱擁を解いて風呂場

へ行った。

 浴槽は、二人で入っても余裕がある程広かった。スポンジにボディーシ

ャンプーをたっぷり付けたスーさんは

「山ちゃん洗ってあげるから、こっちへ来て」

 スーさんは、洗い場にスケベマットを敷いて、うつ伏せに寝るように言

った。

 背中を、撫でるようにスポンジを使い、泡立てて自分もその上に覆い被

さった。そして、自分の体を上下左右に動かし、その感触を楽しんでいる

様子だった。

「上を向いて」

 と言われ、上を向くとスーさんは泡だらけの体を重ねて、高志の唇に唇

を重ねた。うっとりとした気持ちのまま、ずっとこのままで居たいと、高

志は思った。

 スーさんは立ち上がると、シャワーで高志の体の泡を洗い流し、自分の

体の泡も洗い流した。

「今度は、スーさんを洗ってあげるよ」

「俺は、風呂に入って来たからいいよ」

「じゃあ、ベットへ行きましょう」

 二人は、そそくさと体を拭いて風呂場を出てた。

 高志は、スーさんのためにと思い、真新しい晒を持ってきていた。

「スーさんそこに立っていて」

「どうしたの?」

 高志は黙って、晒を出してスーさんの体に布を当てた。

「俺は六尺の締め方を知らないよ」

「私が締めてあげるよ」

 高志は、布の端をスーさんの肩にかけて、手早くスーさんを六尺褌の姿

に変えた。

 思ったとおり、スーさんは小太りなので、六尺褌がとても似合う。

「そこの鏡で見てご覧、格好良いよ」

 鏡に映った自分の褌姿に、満更でもない様子で眺めていた。

「携帯で写真を撮っておくよ」

「顔は映して駄目だよ」

 高志は、自分の携帯を取り出して、五枚ほど写真を撮った。

 スーさんはすっかりモデル気分になって、いろいろポーズを取って、高

志に協力した。

 高志は言われたとおり、顔は映さなかった。本当は裸の写真より素顔の

写真が欲しい高志だったが、嫌われるような事はしないと決めていたので、

スーさんの言うとおりにした。

 褌姿のまま、スーさんは高志を抱き寄せ接吻した。唇を合わせながら、

高志はスーさんの性器を褌の上から愛撫した。晒の布を通しての感触は高

志の手に快かった。

 我慢できなくなったスーさんは、高志を抱きしめたまま、ベットへ誘い

込んだ。縺れるようにベットに倒れ、高志の褌を解き、自分の褌も脱ぎ捨

て二人とも素裸になって抱き合った。

 こうしている時間が、高志は最高に幸せだと思った。

 スーさんは、高志の性器を尺八しながら、乳首を軽く揉んだり撫でてく

れたが、矢張り、不安が心のどこかにあって、思うように勃起しない自分

の性器に、苛立ちを覚える高志だった。

 今まで以上に、長い時間をかけてシックスナインになったりして、スー

さんは尺八をしてくれた。

 そんなスーさんに、申し訳ない気持ちになって、スーさんの上に覆いか

ぶさり、高志はスーさんの勃起したペニスを咥えて、スーさんが射精する

ように、深く浅く口を動かした。

「あああ~イクイク」

 スーさんは高志の口に男の精気を吐き出した。

「今日は余り出なかったよ、誰かと遊んだのでしょう」

「女の人とね。それと妻にもやって上げないといけないから…。今度は一

杯溜めておくよ」

 高志は、スーさんのペニスを口で綺麗に拭いた。

 少し休んで、スーさんは高志を抱き寄せ、乳首を口に含んで、手は高志

のペニスを扱き始めた。

 半立ちのまま、高志は絶頂を迎えて

「イクイク~」

 申し訳ない程度の精液が、高志のペニスを濡らした。

「顔の方まで弾くといいのに…」

「昔は、私だって顔を飛び越す位の勢いがありましたよ」

「お互い若くないんだよね」

 一戦を終えて、若ければ二戦三戦に挑むところだが、風呂で汗を流して

モーテルを出ることにした。

「今度は十一月だね」

「………」

 高志は、今日の行為で又スーさんが感染症になったらどうしょうと考え

ていたので、スーさんの問いかけに直ぐには返事が出来なかった。



                                             続 く 










トップ アイコン目次へもどる    「男大好き・小説」へもどる
inserted by FC2 system