アッチさんのエッセイ・詩 73                   .




大好きな相方



その4 頑固ジジィ



 現代ではまったく影も形も存在していない、いわゆるウルサイ昭和の「頑

固ジジィ」そのものの相方です。

間違ったことや、世の道理に反することをしている人間に対しては、老若

男女年齢を一切問わず、どんな場面でもためらいなく大声で注意します。

 たとえばスーパーのエスカレーターにカートに荷物を置いて、乗る中年

のオバサン。

皆さん解っているけれど「口に出して注意!」なんかしませんよね。

でも相方はストレートに注意します。

 

注意されたオバサンは皆、ビックリします。

そうですよね、そんなこと誰も言いませんもの…。

 

こういう僕の相方の「正義感」って言うか、日本の世の中に対するモラル

感が僕は大好きです。

 

 住んでいる集合住宅のエレベーターで同乗したやはり中年のオバサン、

「臭っせ〜〜っ!迷惑だ!どうにかしろよ!」

香水の強い香りに反応しての批判。

居ますよね本当にそういう他人への迷惑をまったく考えていないオバサン。

 携帯見ながら歩きにも数え切れないぐらい注意してきました。

何故歩きながら携帯の画面を見なくてはならないのでしょう?

ガラケーの携帯もスマホも持っていない自分には不思議です。

歩きスマホしていて怖くないのかな?

 

携帯電話で思い出したエピソード、神奈川の箱根温泉からの小田急ロマン

スカーの帰りの車中、通路隔てた席に座っていた中年男性が携帯電話で話

し始めたのです。当日は日曜の午後の時間帯。

どうやら「競馬の馬券」をたのんでいるような内容。

相方は即、座席での携帯電話使用を注意しました。

でも僕はこの時、「ヤバイな」って思っていました。

どう見てもヤーサンタイプだったからです!

 

スグに相手は携帯を止めましたが…。

 終点の新宿駅に着いて、車中から出て改札に向かう途中で相方はその男

から「ドつかれ」ました。

衆人環視の中で男の出来る唯一の暴力だったのでしょうね…。

                        

                            つづく

 











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