越褌の連れ連れなるままに №7                 .


                                         越褌(えつこん)



(7)山奥の怠惰な時間



今、妻は老人会の行事で出掛けています。妻はなかなか外に出たがりま

せんが、「出不精になったら老けるよ」、と言って、事あるごとに出掛

けるようにけしかけています。その隙に、大好きな爺に電話しようとい

う魂胆です。

 

そんな時、ふいに携帯が・・・、爺からだ。

聞けば、スカイプをしたいが暗証番号が思い出せない、と言う。可愛い

爺です。

私は、爺の声を聞くだけで、ちんちんが反応してしまいます。こんな気

持ちになるのは爺の声だけです。だから、電話のあとの私は、いつも心

が和んでいます。

 

今日は久しぶりに天気が良いので、マキ割りでもしたいのですが、妻が

出掛けに、

「腰痛が悪化したら大変よ、じっとしてて」

と言い置いて行ったので、寝巻き姿のまま、パソコンに向かっています。

腰にはホカロンが二つ。

座っている椅子の上にもホカロンが二つ。

ストーブでは、マキが元気に燃えています。暖かいです。

こんな穏やかな時間が、こんな怠惰な時間が大好きです。ビールでも飲

んじゃおうかな。山奥の贅沢な時間です。いつの間にか手はちんちんの

上に・・・。

  おしまい









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