風神さんのエッセイ №24               .




真夜中の不思議な出来事 2



私は一時期ノンケにいたずらする事にハマっていました…

公園のベンチや地下道で泥酔してだらしなく股を広げて熟睡するお父さん…

その足元に忍び寄り、ジッジッと静かにファスナーを下げるほど興奮する

ものはありません
()

ファスナーを下まで下げて社会の窓から逸物を見つけた時の興奮は手を出

しても当たり前のゲイからは得られない興奮でした、

 

そっと取り出し、気付かれない様に口に含んだ時、射精にも似た快感が得

られたのです、時には遠出して小さな駅の終電を狙う事もありました、タ

クシーも居ない駅から徒歩で自宅に帰る人に声を掛けて、どこまで行かれ

るんですか?送りましょうか?と言うと遠い人は有り難いと乗って来るの

です…明らかに酔ってるお父さんに私はお父さんのような人が大好きでど

うかチンボをしゃぶらせて下さいとお願いすると、虚ろな目でいいよ…と

言ってくれる場合があるのです

 

中には酔って起たない人も居ましたが、ノンケの味は格別で私の脳は脳内

麻薬を発生させるのです…1日の労働の後で更に飲んだ帰りのチンボから

尿の匂いや、若干の汗の匂いがあっても興奮材料に過ぎませんでした、

 

病みつきに成って毎晩出掛けて居ました…あの頃は不景気と言っても今よ

りはマシで公園のベンチにも寝込むサラリーマンが一杯居たし獲物に困る

事は無かったのです、万が一失敗しても舌打ちして寝返りをうたれる事は

あっても向かって来る人が居なかったのは私が大柄で遊び人の風体だった

からでしょうか
()

 

今は政策で公園や地下道に眠るホームレスも一掃されて不気味な暗闇だけ

が広がる景色に成ってしまいました、強引に入れられた施設には自由が無

いと逃げ出す者も居たようですが、コンビニの裏やレストランの裏に今は

食中毒の問題もあって食べ残しや賞味期間が過ぎたものを出さなく成って

浮浪者は食べて行けなく成ったので施設から逃げ出す事も出来なく成った

のでしょうね…

 

タクシーチケットで帰宅していた会社員も残業制限もあり早々に帰宅する

様に成り、酔っ払いの姿も消えました、社会から活気がどんどん消えて行

く…博打のスリルを楽しむ若者が減り、若い内にマンションを買ってロー

ンに追われる日々…何だか可哀想ですね…私の若い頃は一晩で給料を使い

果たしたものです
()

 

健康な身体さえあればどうにでも成る…その生き様が今の自分の有り様に

繋がっているけれど後悔などしてません
()

 

そんなこんなで人が眠る深夜に徘徊する事が多かった私…昼は生き物の世

界、夜は霊の世界と言うように同じ景色でも深夜に成るとまるで違うもの

に成るのです…私は特別霊感が強いとか、霊が見えるとかはありませんが、

霊的体験も何度かしており、気配ぐらいは感じます…

 

真夜中の上野公園にも何度も行きました、上野公園には何かが居るのです…

ある時鳥居をくぐって境内に入り、枯れ枝が頭上近くに垂れ下がった桜の

下を歩いて居ました、少し遠くに街路灯があって薄暗いけれど視界は確保

出来たのです、

 

私の頭上の枯れ枝が揺れて足元の近くに何かが落ちるドスンと言う音がし

ました…足元の枯れ葉も散って明らかに何かが落ちたのです、それだけで

はなくて落ちた場所から神社の方向へ走り去る音までしました…

周りを見ても私1人が暗闇に立っているだけでした

 

目に見えない世界がきっとあると確信した瞬間でした、

 

下手に違う世界を刺激しないで人は夜は眠るように作られているのだから、

寝てた方がいいと思っても夜に成ると人恋しくなるのでどうしようも無い

ですね?

今は勿論一晩中テレビとにらめっこ…徘徊したくても車を手放してしまっ

たから出歩けないだけの事です…
           風神でした










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