葛飾のとらさんのエッセイ
 №11            .




ときめき饅頭



Sともの○○さんといつものように、今日の出来事を話していました。

(※「Sとも」とはSkype友達の事で、SMを楽しんでいる

  仲ではありません。)

 

「今日はどうだったの?」と早速Sともさんに聞かれ、

「逢えたのは3回だけ。」

「凄い、羨ましい!でも、隣だからそりゃぁよく会うわよね。」

「つい先ほど、定時のおやすみの挨拶の時、お菓子をバラで2つ塀越し

に手渡しでくれたの。最初からあげようと思って待ってたんじゃないか

なぁ。可愛いでしょ?」と言ってカメラにお菓子を写したら、

「何処のお菓子?」と聞かれ、お店の名前を読み上げたら、検索魔のS

ともさん、すぐに検索したようで、

「日本一のお菓子・・・、“神人に覚醒せよ”だって。何これ?右翼じ

ゃない!」

「はぁー?」と言って私も隣のパソコンで検索したら、普通のトップペ

ージだったので、

「偽サイトを見てない?」とSともさんに言うと、

「公式ホームページよ。下の方を見て!」と言われスクロールしたら、

街宣車の絵が。念のため電話番号やFAX番号を見比べたら同じ。

「あら、私に仲間になれって言う事かしら。ちょっと怖いね。食べてい

ると徐々に洗脳されたりして。もう何回も頂いて食べているけど、まだ

平気みたいよ。」

 

「通販で買うと、冊子が一緒に入ってたりしてね。」

次々話題が変わり、Sともさんとの会話が続きます。

 

あっという間の1時間、Skypeを終え独り床についてから、「ときめき

煎餅」なんてどうかしら?「老け味、大老け味、桶味」とか。トップペ

ージの下が、「18禁の追いとき」で、商品の箱のふたを開けると可愛

い爺さん達の怪しい写真集が入っていたりして。

でも、老け味や桶味の煎餅ってやっぱり変かな?硬くて食べられないの

も困るしなぁ。

「ときめき饅頭」だったら写真集込みで、爺ちゃん宛てに注文したいな

ぁ。

ところで桶味の饅頭って何味だろう。味噌?ありきたりかな。無味?う

ーん。

 

翌日、目が覚めたのが何時もより2時間も遅く、慌ててゴミを出しに

行きました。集積所でバッタリ爺ちゃんに会ったけど、爺ちゃんはどう

見ても優しい普通の爺ちゃんだったので安心しました。

 

おわり










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