圭堂さんのエッセイ №2                     .




【妄想作家の独り言】天灯の彼方



みなさん「もの忘れ」をすることはありませんか。最近私は「もの忘れ」

と言うか人の顔と名前が一致しないことがあり、先日も大恥をかいてしま

いました。

まだまだ若いつもりでいましたが「いよいよボケが始まったか」とちょっ

とショックです。

という訳で、まだ記憶が残っているうちに投稿作品の備忘録と言うかウラ

話的なことを記しておこうかと思い立ちました。

 

最近私が投稿したのは「天灯の彼方」という作品ですが、この作品の話を

するにはまず私の前々作「実録・愛すべきお爺たち」の話をしなければな

りません。

何故なら「天灯の彼方」の前半部分は「実録・愛すべき…」の中のひとつ

の話だったからです。

「実録・愛すべき…」は第2話で終了させましたが、実は全8話の作品で

した。

何故途中で終わらせてしまったかと申しますと、書いているうちに一つひ

とつの話が長編化してしまったからです。

当初はひとつのタイトルにつき3話程度で完結の短編集にする予定でした

が、書き進めていくうちに次第に話が長くなってしまったのです。

またコメディタッチで書こうと予定していたものが、やはり根がスケベな

のでしょうか、妄想が膨らみ内容がどんどんとスケベになってしまったの

です。(笑)

『う~ん、どうしたものかな。これなら短編集ではなく、独立させた作品

としても成り立つなぁ。それにエロ話であまり品位を落としてもいかんし

なぁ』

そう思った私は、書きかけの「実録・愛すべき…」を中断し、同時並行で

書いていた夢現圭堂の「捨て猫みいの物語」を先に完成させたのです。

書きかけの作品はどんな内容だったのかですって?

参考までにタイトルだけをお教えします。

「見られたい爺・見せたい爺」「大旦那受難」「縛られたい爺・縛りたい

爺」「ノン気喰い」等々です。

う~ん、中々そそられるタイトルですねぇ。(笑)

 

ただこの頃、私は少し迷っておりました。

『いい歳をして馬鹿な話ばかり書いていて良いのだろうか?』と。

極々少数ですが「圭堂」と「夢現圭堂」の作品を好きだと言ってくださる

読者の方がいらっしゃいます。しかしそんな方々のご意見も二分されるの

です。

一方は『(圭堂の)もっとスケベな話が読みたい』で、

もう一方は『(夢現圭堂の)泣ける作品を読みたい』なのです。

そこで私は思ったのです。『そうだ、圭堂と夢現圭堂の合作を作ろう』と。

そしてお蔵入りになっていた「実録・愛すべき…」の中の作品をひとつチ

ョイスして書き直し、後半部分を追加して「天灯の彼方」という物語を書

いたのです。

 

何故『天灯』だったかと申しますと、ただ何となくという感じです。

もちろんタイには行ったこともありませんが、以前テレビで見た「コムロ

ーイ」の光景が印象的だったことと、何よりも「コムローイ」という言葉

の響きが魅力的で、一度その言葉をモチーフに作品を書いてみたいと思っ

ていたからです。

そうです、私はたったひとつの単語から、スケベなこと妄想できるという

特異体質の持ち主なのです。(笑)

圭堂担当の前半部分はただのエロ話ですから特にテーマもありませんが、

夢現圭堂担当の後半部分は少しだけ自分の想いを織り交ぜてみました。

今はまだ少しボケが始まった程度で身体は丈夫ですが、この先身体が弱っ

てしまった時、自分ならばどうするのだろうか、どうしてもらいたいのだ

ろうか、そんな事を想いながら「天灯の彼方」を書いてみました。

愛する人とずっと一緒に居たい、誰もがそう想っているのでしょうが、現

実には中々難しいことです。自分には自分の、相方には相方の生活や環境

があるのですから。

夢現圭堂の作品は最後の方で少しホロリとするような内容で終わらせるこ

とが多いのですが、今回の作品は敢えてそうはしませんでした。

何故なら、もう少しだけ歳を重ねて人生の終焉を迎えようとする頃に、ど

んな環境に身を委ねていたいか、自分で明確な答えを見つけられなかった

からです。

人それぞれ、その場その時で考え方は違いますからね。ですからハッピー

エンドでもサッドエンドでもない内容で敢えて完結としたのです。

自分の中でその答えが見つかり、且つその時まだ元気であれば「天灯の彼

方」の続編を書きたいと思っております。

 

さて現在私は複数の新作を同時並行で書き進めております。

最近頭は少しボケてきましたが、スケベな妄想癖はまだまだ治まる気配は

ありません。書きたい作品が沢山あるのです。

ただ私は手が遅くて作品の完成までには時間が必要なのです。しかも私は

書きながら投稿することが苦手なので余計に厄介です。書く時の気分によ

ってストーリーが変わってしまうので、完成してからでないと投稿できな

いのです。ですから常に複数の作品を同時に書き散らかしているのです。

えっ、「お前は気紛れで、浮気性か」ですって?

いえいえ、決してそんなことはありません。私は愛しの相方一筋です。小

説の中では素敵なお爺ちゃんを犯し捲っていますが、実際の私はとても身

持ちがかたいのです。

えっ、「かたい? じゃあ、あっちの方もかたいのか」ですって?

いえいえ、そっちの方はさっぱりで…。

あらまぁ恥ずかしい、何を言わせるのですか…。お後がよろしいようで。











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