圭堂さんのエッセイ №3                     .




【妄想作家の独り言】ロム専のあなたへ



突然ですがみなさんは「ロム専」という言葉をご存知ですか?

少し前にある御仁から「私はロム専ですから…」と言われました。

知らない私が無知なのでしょうか。初めて聞く言葉だったので、思わずネ

ットで調べてしまいました。

【ロム専…「Read Only Member」…読むだけのメンバー】

パソコン用語の「Read Only MemoryROM:読み取り専用)」をもじった

単語で、ネットで投稿等をせずに読むだけの人を意味する言葉だそうです。

私は全く知りませんでしたが、ネットを利用する人々の間では結構頻繁に

使われている言葉のようです。

私に「ロム専」なる言葉を教えてくれた御仁は、私より年上の方ですが私

の知らないことを沢山知っていらっしゃる博学多識な方です。そのうえ美

しい日本語で軽妙洒脱な文章を書かれる方なのです。

「あなたも投稿してみたら如何ですか」

「私は読むだけの方が気楽ですから」

私はその御仁にそう進言しましたが、やんわりと断られてしまいました。

 

かく言う私も、数年前までは正に「ロム専」でした。

みなさんの投稿を楽しみながら読むだけでしたが、歳を重ねて自由な時間

が増えたのを機に思い切って投稿をしてみました。

投稿をするにはそれなりの覚悟と勇気が必要ですよね。拙い文章を投稿し

てみなさんに笑われるのではないだろうか、下品なエロ話を投稿して嫌わ

れるのではないだろうか、投稿する前に私はそんなことを考えていました。

しかし、いざ投稿してみるとそんなことは杞憂にすぎませんでした。「老

いのときめき」の読者の方々はとても寛容なのです。

 

投稿をすると劇的に人生が変わるのか?

残念ながらそんな事は決してありません。但し、少しだけワクワクするの

は確かなようです。自分の書いたものが掲載されるということは、結構ド

キドキ感があって楽しいものですよ。

私は「ロム専」を否定している訳ではありません。読む人には読む人なり

の、書く人には書く人なりの楽しみ方があるのですから。そもそも読んで

くださる方があっての投稿者だと思っています。

ただ「何か投稿してみようかな、でもやっぱり少し恥ずかしいなぁ」と思

っておられる方には、是非ともまずは投稿してみることをお勧めします。

洒落た文章でなくても良いと思います。書くことが苦手であれば「写真」

という手もあります。掲載されること自体が嫌だという方は、管理人の越

褌さんへ励ましのメールを送るのも良いと思います。

 

季節はもう春です。七十二候ならば、冬鳥が北の大地へと帰っていく「鴻

雁北」の時候です。そろそろ冬眠から目覚め、動き始める季節です。

今までは「ロム専」のあなた、或いは以前は投稿をしていたが今は「ロム

専」になってしまったあなた、少しだけ「アクティブ」になってみません

か。ほんの僅かかもしれませんが、新しい楽しみが生まれるかもしれませ

んよ。











トップ アイコン目次へもどる      「エッセイ一覧」へもどる
inserted by FC2 system