N爺さんのエッセイ 2                 .




ハゲは差別用語か?  .



 市の中央老人福祉センターの依頼を受けてシニア講座「はじめての川柳」

の講師を担当する事になった。
10回の講座で、受講生は31名。(男性

10名、女性21名)

 嬉しい事に、シニア(60歳以上)講座なので、男性はすべて私好みで

ある。勿論、私が男色家だとは誰も知らない。

 先日、席題「美しい」を出題したところ

 

  美男美女はげた頭で句を捻る    (作者名は略)

 

『老いのときめき』で高感度を持たれる人は、ハゲ・デブ・チビ…とか。

この句を見て、一瞬好感度の三要素を思い出して微笑んでしまった。

( どんなに美男でも美女でもやがてはハゲ頭になるということか… )

 講座を終わって、家に帰ってきた時、作者から電話が掛かって来た。

「今日、ハゲの句を出しましたが、ハゲは差別用語になりますか? 私は

ハゲなので、自分を詠んだつもりで書きました」

「人それぞれ感じ方は違うと思いますが、身障者を罵倒するとか、弱者を

攻撃
するような句はいただけませんが、ハゲは別に差別用語ではないと思

います。
私個人としては、ハゲは好きですよ」

「解かりました。安心しました」

 その作者は私と同じ齢。

ハゲが好き…と言ってしまってから、その人がどう思っただろうと想像し

てみた。

恐らく、私の心の深層までは知らないだろう。

 間もなく、講座が終わるが、講座終了後に川柳愛好会が結成され、月2

回の例会を持つ予定になっている

これからも素敵な殿方を相手に好きな川柳を楽しめるだろう…。










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