N爺さんのエッセイ 3                 .




電子メールに嵌る  .



 ここ十数年、小冊子の編集や版下作りに、パソコンを愛用してきたが、

電子メールには手が届かなかった。

 何か、怖い思いがして、手が届かなかった…と言うより、その必要性も

無かったからだ。

 ある人に、『老いのときめき』の存在を教えられたのは、三ヶ月前だっ

た。恐る恐る覗いてみて吃驚。

 小説、エッセイ、写真、体験談、俳句、川柳と豊富な内容で、暇がある

度覗いてみた。

 特に、小説などは感心するもの、感動するもの、が多く、次から次へと

読み漁った。

 時には、胸が詰まるほど感動して涙を流した事もあった。

 自分も何か書いて、投稿してみたい…と思ったのはその時だった。

 それには、電子メールのいろはを覚えなければならない。

まず、自分のメールアドレスやパスワードを知る必要がある。

 私のパソコンは、息子がそれらの事を管理しているので、今まで必要性

が無かったので聞きもしなかった。

 やはり、どうしても投稿してみよう思い、ある川柳結社のネット川柳に

投稿したいから、と嘘を言ってアドレス、パスワードを聞き出すことが出

来た。

 愚作「晩秋の薔薇」を恐る恐る『老いのときめき』へ投稿。直ぐに、

投稿が届きました

 と編集者より返信があった。

 思わず「やった!」と心の中で叫んだ。

掲載の度に、心温まるメッセージを添えた編集者からメールが届く、時に

は写真を添付してくれた時もある。

 携帯で写真を送ることは出来ても、パソコンで写真を送ることは出来な

い。

 自分も写真を送付してみたいと思い、編集者に尋ねたら

 簡単ですよ

 との返事。その操作までは教えて貰えなかったが、いろいろ操作してい

る内、画面の
<挿入>をクリックしてみた。

 そうすると、今まで自分がパソコンに保存していた写真のファイルが出

できた。「これだ」と思って早速、その写真の一枚を引き出し、メールに

添付して、編集者に送ってみた。

 写真届きました

 の返事に、益々嬉しくなり、これからもどんどん活用してみようと思っ

た。

 メールの文は、印刷できないもの…と思い込んでいたが、それも意外と

簡単に出来る事を知って嬉しくなった。

 すっかり、電子メールに嵌まってしまい、編集者に何度メールを送った

ことか…さぞ迷惑だっただろうと反省している。

 迷惑だ…とも言えず、お付き合い頂いている編集者には申し訳ないが、

今の私は、電子メールの出来る人は編集者ただ一人だけなので、私にメー

ル友が出来るまで暫く我慢してお付き合いして頂こうと思っている。

 メール友が出来たとしても、編集者とのお付き合いを止めるつもりは無

い。(欲張りだから)

 ここ一ヶ月の間に、何十通ものメールのやり取りなので、メールの料金

は?と心配になった。携帯の場合たと、可なりの額になってしまう。

 電話料は息子が払っているので、相当の額になっていたら、息子も黙っ

ていないだろう。

 息子に聞くわけにもいかないので、パソコンで調べてみたら、設置料に

料金がかかるだけで、メールには何もかからないとあった。これは素晴ら

しいことだ。

 携帯のメールは、指一本の操作なので、Eメールで長い文を送りたい時

には大分苦労したが、電子メールでは両手が使いて、簡単に長い文を入力

出来るのがいい。

 それに、何と言っても、料金が掛からないのが一番いい。

 これからも益々電子メールに嵌ってゆくようで怖い。

 










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