ぽんぽこにゃさんのエッセイ




老いの写真集



私の父は49歳で亡くなった。だから本当に年をとった父を知らない。そん

な私も
72歳になつた。

そんな私が何故か老人が好きである。姿、形の良い人をみると心がときめ

く。自分の容姿、体型に自信がないので特別な思いがある。

そんな私が今、一番やりたい事は老人の写真集を作ることである。勿論、

自分好みの人達ばかり集めてである。

恰幅の良い重役タイプから、優しそうな品のある人、髭の似合うダンディ

ーな人、おしゃれな人、
ステテコの似合う人、ええい、服なんかどうでも

いい、褌の似合う人、裸の似合う人、チビ、ハゲ、デブ、メガネ、昔の風

景に溶け込める様な人。

そんな人はスーパーや街中にいくらでもいる。プロのカメラマンではない

ので、小さなデジカメを持って写真を撮らせて下さいと言うわけにもいか

ない。

不愉快な顔をする人、警戒する人、腹を立てる人、いろんな人がいるかも

しれない。其れよりもなにはよりも、私の側には妻がいる。

だから写真集は夢のまた夢である。まあ、いいか。無理して作ることもな

い。誰か作ってくださーい。

待ってますよー。








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