ポエムさんのエッセイ №13                   .




芸映画を観て        .

(12)人間の運命  .



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旧ソビエト映画 人間の運命

主演 セルゲイ ボンダルチュク ジナイーダ キリエンコ

 

旧ソビエト1900年時代ソビエトのドン河の畔ヴォロネジにアンドレイ

ソコロフ(Sボンダルチュク)が生まれました。彼は、若くして、ソビエ

トのロシア皇帝撲滅の為に革命に参加、1932年飢餓で、家族を失い天

涯孤独の身になり、大変苦労を虐げられました。苦しく辛い青春時代、建

築関係の仕事しながら生計を立てていました

 

そんな時同世代の、同じ境遇の女性に彼は、好意を寄せて、やがて結婚致

しました。その女性の名前は、イリーナ(G キリエンコ)でした。貧し

いながらも、彼とイリーナとの間に三人の子供が生生まれ、長男アナトリ

ー 娘オレンカ ナステンカと云う名前でありました。彼は、幸福な家庭

を築いておりました。そのようなある日、第二次世界大戦が、始まりまし

た。

 

彼は、妻子及び子供達と別れて輸送部隊の運転手として出征をしました。

前線へ弾薬輸送の最中ドイツ軍機の攻撃を受けて、彼は失心、気がつくと

彼はドイツ軍の捕虜になって長く辛い捕虜生活が待っておりました。そし

てポーランドとドイツの収容所を渡る歩く生活をしておりました。疲労感

と脱力感で絶望感まで加わりました。

 

その様な時に生きる、希望を持てたのは、故郷ドン河の畔ヴォロジネで生

活をしている妻と三人の子共達でした。ヨーロッパ戦線で連合軍の反撃が

起きました。ある日彼は、収容所の監視の眼を交わす様に脱走に成功致し

ます。二年の歳月が流れた味方に陣地に帰り着きます。そして、一ヶ月の

特別休暇を貰うと同時に故郷に帰りました。

 

そこで見た故郷の光景は、廃墟と化していました。もちろん彼の家もなく

誰一人としておりませんでした。激しい攻撃は、妻と子供達まで奪い去っ

たのです。唯一救いは長男アナトリーでした。そしてアナトリーは、砲兵

学校を卒業をして大尉に出世、彼も戦線に復帰致しました。やがて戦争は、

終わりを告げました。

 

ソビエトは、ドイツの戦争に勝利いたしました。勝利で湧く故郷の彼に届

いた悲報は、長男アナトリーの死亡でした。生きていく希望失くした彼は、

故郷を去り長距離運転手になりました。ある日彼は、道路側で遊んでいる

一人の戦災孤児、ワーニャを見つけました。今は、亡きアナトリーの幼少

の面影を見つけた彼は、車から降りてワーニャを固く抱きしめました。最

高の抱擁シーンです。

 

彼は、ワーニャを心から愛し始め二人の生活が始まりました。ワーニャの

笑顔を希望に変えて失意のどん底から救いを求めました。彼とワーニャと

手を繋ぎ、去って行く姿が本当に悲愁感を漂っておりました。彼は[誰か

を愛し続けることが希望に繋がる]と悟りました。ラストシーンは、泣け

る映画でした。

戦争の悲惨さ、ワーニャに愛情を注ぐ彼、身に詰まされる想いで涙が溢れ

ます。

セルゲイ ボンダルチュク 旧ソビエト映画の最高峰の俳優さんです。










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