ポエムさんのエッセイ №21                   .




芸映画を観て        .

(20)天井桟敷の人々  .



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フランス映画 天井桟敷の人々

 

主演 ジャン ルイ バロー ピーエール ブラッスール アル レッテイ

 

フランス、1800年代の巴里、タンプル通り通称、犯罪大通りにある、劇

場の物語です。

バチスト(Jルイバロー)は、パントマイム役者、メートルは、(Pブラ

ッスール)シェクスピア役者、ガランス(アルレッテイ)は、女優、人気

のある役者達でした。バチストは、結婚して、子供もおりました。ガラン

スとメートルは、共に独身者でした。かし、バチストは、ガランスと共演

している間に恋愛関係に陥りました。一方メートルも、ガランスを恋愛対

象にして、おりました。バチストとメートルは、長年、友達でもあり役者

同志としても好感を持ち、互いに尊敬しておりました。

 

バチストとメートルは、劇場こそ違いますが、互いに役者として成功を収

めていきます。そんなある日、ガランスはメートルに近づていきますが、

バチストには、妻がおおります。そして、ガランスは,バチストに恋をし

てしまいますが、見かねたメートルは、バチストの妻を思いガランスとの

間の仲裁にはいります。ガランスは、結局メートルの忠告に従い関係のな

い男性と結婚いたします。メートルは、バチストの事を本当に心配してお

りました。バチストが役者として身が入らなくなったからです。今は、二

人共押しも押されぬ大スターでした。メートルは、オセロの役で大成功を

収めました。

 

一方、バチストは、今だガランスを忘れられず苦悩の日々を送っていまし

た。メートルに相談もしましたが、恋は、盲目と云う云葉が、ありますが、

それが、世の浮世であります。バチストは、本当に心からメートルを信頼

していましたので、この、苦境から、逃れる方法を考えます。そして自ら

劇場を去って行きます。バチストのいない犯罪大通りの劇場は、メートル

に取っても、この上ない寂しさでもありました。バチストは、ある一面、

メートルの存在感が救いになり、同志をもって幸福な男だったと思います。

一人で犯罪大通りを彷徨い歩くバチストが物悲しく印象的でした。










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