露満 さんのエッセイ




アメリカングラフィック誌



親から子へと移り変わる世代。ソレが父系ならば、精子なしでは語れない

だろう。此処に一冊の
米国のグラフィック誌がある。それはB5ぐらいの

大きさだが、厚みはない。表紙は、陽が燦々と降り注ぐ大農場で、大型の

トラクターと共に写っている。1頁目は三代・三世帯と思わせる逞しく豊

かな農夫が自己紹介の形で載っている。シャツからは胸毛がはみ出し、艶

のある顔は豪農を物語っている。2ページ目からはニグロ系の雇用者達と

一緒に作業するシーンが続いているのだが、ジーンズの食い込みと膨らみ

には欲情を感じずにはいられない。「この男達の裸がみられたらなあ・・

・」と溜息をつきながら捲っていくと、食事の場面。これで終わりか、と

思い、最後のページを開くと・・!

まさに圧巻であった。綴じ込みになっているソレは、両開きのページに跨

っているワイドな写真だった。総集編。キングサイズのベッド二台をハリ

ウッドスタイルに並べた状態で、左側から、グランドファザー・ファザー・

サン・ベイビーと、祖父から曾孫まで四代の男達が、一番右側のベイビー

と同じ体位をしているのである。ソレは、全員、ベイビーと同じ産まれた

ての素っ裸で、股を大きく拡げて、“あんよ”を気持ちよく上げている。

だから、全員が形の良い鼻の穴と尿道口、そして、男の穴の中でも最も大

きいクレータ状の物を惜しげもなく晒すことになる。最年長の祖父の陰毛

は白い物が混じっているが密林は深く、、後の二人は黒々のジャングルで

ある。白人でも真っ黒な連中もいるのだ。右から二番目の中年男の大股開

きの尻の割れ目までビッシリと艶毛が生え揃っているのだが、クレーター

の部分だけが抜け落ちているので、いっそう“ケツ”を強調している。こ

こから毎日太い便を出しているのだろう。”三代の男達は、照れ笑いを浮

かべながらも、人体の最大穴と、
男の証拠であるワンバット/ツーボウル

を惜しげも
なく、相変わらずカメラに向けている。ベッドの脇で立ってい

るニグロの男は大口を開けて笑っている。そして裏表紙のページには・・

・・一番若くて父親に成り立ての者は、自分の赤ん坊のオチンチンに愛情

を込めてキスを・・・祖父も同じように、中年になった、自分の息子の逞

しい太い男根の裏側にフレンチキスをしているのであった。









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