露満 さんのエッセイ




男の花道<キックボクサー>



プロスポーツにも流行り廃れがありますが、常に人気を保っているのは野

球ぐらいでしょうか。

国技では相撲。

一時期、専門誌まで刊行されたキックボクシングは、テレビ中継は勿論、

何処かの会場で行われている情報さえもありません。

その第一人者だった澤○選手は、ブームが去った後、大手のゲーム機の会

社に重役として迎えられ、今でもその姿を見る事ができます。

人気も上位だったW氏も、少し前まで現役で頑張っていました。

リングはあるものの、天井は低く、客席も折り畳み椅子の処で“大活躍”

その周囲に一重だけ観客がいる。

「赤コーナー~W・正志っ!」のアナウンスに中央に躍り出る。

ゴングが鳴った。浅いボクサーパンツの裾は、脚が繰り出し易いように大

きく広がっている。

脚を高く上げてキック、キックの応戦。

ボクサーパンツの下は現役頃のようにファールカップさえ着ける事は許さ

れず、ボクサーパンツは、素肌に直穿きである。

Wの男の一式、<玉、袋、根、穴> 全てを見せる事によりマネーを貰う踊

り子になっていたのだ。









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