理一郎さんのエッセイ №3              .




孤独な夜のタンゴ



(3)テレビは人を不安にする



 テレビは映像がないと成り立ちません。事故や火事や災害の同じ映像

を何度も流す。それによって視聴者は眼から入った情報が脳に焼きつき

嫌な気分になり不安になってしまいます。

 私は阪神淡路大震災を経験したのですが、何度も何度も火事の映像や

家屋の倒壊映像を見せられると、思い出して気分が悪くなったものです。

東日本大震災の津波の映像も、被害にあった方たちの気持ちを想像する

ともっと気遣いを!と言いたくなる。

 

 あなたは健康に自信がありますか?と言わんばかりの健康や医療関連

の情報番組もたくさんテレビでは放送されます。

 誰でも健康には多少なり不安を抱えています。そこに脅にかけ不安を

煽るのです。必ず数字・数値を上げ、ああ私は大丈夫とか、私は数値が

高いとか、もっともらしい解説も付いてきます。

 数字は信じてはいけない!あくまでも個人差があり、それは一般論で

しょう?と大らかな気持ちで接するほうがいい。

 

 テレビとは元々「人を不安にさせる媒体」なんです。それが特徴なん

です。また、同時性が強みの媒体でもあります。そこのところを分かっ

た上で番組を選んだり安易に信じない受け手の姿勢も必要でしょう。

送り手側のモラルの欠如や聴取率合戦にも問題があります。

 

 ラジオは「人を癒す媒体」だと言われます。それは映像がなく人の言

葉や音楽で成り立っているので安心や想像力を膨らませるからです。

 

 テレビでもスポーツ中継や旅番組など面白いジャンルもあります。テ

レビの情報をそのまま信じてはいけないと言うお話でした。










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