ウオーリー


                                     天邪鬼3号さん 作


先日某NHK・BSで放映していた米国ディズニー製作のアニメ映画の題名なのだが、

ご覧になられた方もたくさんいらっしゃるだろうと思う。

CG(コンピュータグラフィックス)アニメと言うのだろうか、これほど面白い動きを見せて

くれるテクニックの進歩に目を見張った。

2008年製作だというから4年も前のことだから更に驚かされた。

何しろディズニーのアニメ映画といえば、白雪姫だ101匹わんちゃん・・・を思い出して

しまうほどの化石人間だからその驚きを察していただきたい。

それで見ていて興味を惹かれたことが二つ、三つ。


先ずは、ストーリだが、700年も前の清掃用の旧式ロボットが最新鋭の探査ロボット=

何故か「イヴ」という♀ロボットの恋物語という人間くさいストーリがディズニーらしくて

面白いと思った。


ところでテレビ放映用に音声吹替えをしていたのだが、原画に合わせようとしたのだろ

うが、ロボット達の声が非常に聞きづらいことだ。抑揚の無い発声は開発途上のロボッ

トの対人間とのコミュニケーション手段として使用していた初期のレベルのもので、映

画制作者の意向からするとこの発声法を採用することでウオーリーの恋心の切なさを

鑑賞者に効果的に感じさせようとしたのだろうが、言語吹替えでは其処まで原作に忠

実にしなくてもよいのではないか。


ウオーリーとイヴとの会話の中ではもっと聞取り易い音声にしても良い部分が多くある

と思う。制作者からの規制が掛っているのなら仕方が無いのだが。

もっとも、イヴの表情はふたつの目だけだから、これくらいのほうがバランスが取れて

るのかなあ。映画評論家ではない野次馬の評論だから無責任な発言になってしまっ

た。2ちゃんねるとまちがえてる?・・・。


次に気になって仕方がなかったのは、 画面に日本語の表示がいくつか出てきたこと

だ。

この映画の日本向けバージョンなのかと勘繰ってしまった。米本土で公開されたもの

があれば確かめられるのだが 多分同じ画面だろうと思う。

このような未来志向型のアニメ映画の画面に日本語を登場させたことは科学技術の

先進国アメリカにおいて日本の科学技術力が市民の間でも相当に評価されてるのか

なと思うと少し嬉しい気持ちが湧いたのだが・・・。

穿った見方をすると地球を汚してしまった一因に日本語を使う人種が居たのだという

風刺かも・・・。


最後に米国製のアニメはディズニーを初めとして半世紀以上も前から劇場で見てきた

のだが、日本製のアニメはどうしても動きの滑らかさが悪くて、小生に言わせれば粗悪

品と評価する。

映画の先進国であるアメリカでは劇場用にアニメ映画を作製してきたのだが、日本の

アニメは、本格的にはテレビの茶の間への進出と共に 子供を家庭で養育する手間を

テレビにお任せ状態にした。

それでテレビ業界はアニメを安く早く作ることを目掛けて出来上がったのが、ストーリー

の展開を重点においた安物の動きの滑らかでない鉄腕アトムなど の製品が幅を利

かせるようになったのだ。

それで安いから後発の国々へ輸出されるまでになったので、今日本で作られるアニメ

はストーリーのみを重点に置いたものが氾濫している。

アニメの原作が劇画として歓ばれるのだから、劇画になめらかなを動きを要求すること

自体は無理なことで、これをテレビ画面に映し出すことは直ぐに飽きられてしまうこと

は目に見えてる。


そこで劇場用に作られている人気の ジブ○ の製品などが話題を呼ぶのだがきめ細

かな滑らかな動きなどは近づいているとはいえまだまだ隔日の感がある。 

ストーリーの展開の面白さは評価されようがアニメとしてはアメリカ製のものとは一線

を画されているように思う。 小生自身がそう思い込んでいるだけなのかも知れんが・・

・。


そう言えば、テレビが登場してきた時に、「電気紙芝居」と言う言葉が生まれたが、そ

の言葉が妙に想い出された・・・。

重箱の角を突くのが好きなアナログ人間の昔は好かった、これからも良くなって欲しい

!の弁 一巻の おわり。




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