たんぽぽ爺さんのエッセイ №5               .




秋を探しに


(5) 夜が明けたら







 稲の花や夜が明けりゃ一番列車で

 

夜が明けたら一番早い汽車に乗るから

切符を用意してちょうだい…

 

 握り締む切符一つや稲の花

 

 気のままに身軽な旅や稲の花

 

今日は「稲の花」で詠んでみました。写真は八日前に撮ったものです。

稲の生長は早いから、今は花はもうすっかり散って稲穂がだいぶ伸びてる

ことでしょう。

俳句を始めてなければ稲の花に気づかず過ごしていたことでしょう。

俳句の良さですね。いろんなことに目が行きます。気づかされます。自然

の素晴らしさ、人間の愛しさに。

ちんぽとおめこの不思議さまでも。いきなり卑猥な言葉でドキッとしたで

しょう?驚かすのが好きなんです。今夜も酔ってるからなんですけどね。

 

 わが恥垢見初めたる日や稲の花

 

顰蹙をかうかもしれませんが、詠んでみました。

まだ自然にクルリと剥けきらない、精通を覚える少し前の頃のことです。

好奇心でおそるおそる剥いてみたら、ほうずきの種のような「白いもの」

が貼りついたようにあって驚いたのです。

剥いた皮の奥に、自分のものではないような、もう大人びてた亀頭に貼り

付いてたそれは、何だか星に思えました。亀頭という宇宙に散らばってる

星に。

親にも友だちにも言えず、不安な秘密でした。が、間もなく精通があり、

密かに抱えてた不安は何時の間にか吹っ飛んでいました。毎日オナニーに

耽ってるうちにきれいになっていたんですね。恥垢が出来る間もなかった

んですね。

 

 見つむれば吾に問ひたる稲の花

 

 尖りたる葉は剣のごと稲の花

 

 正直者の清らさや稲の花

 

 風吹けば波芳しき稲の花

 

 己がまら見てゐる父や稲の花










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