ともしびさんのエッセイ 1             .



もっと大人になりなさい!




いつのまにか、そっと私のこころの中に忍び込んで来たあの人

そして、自分でも気付かない内に虜になっていた

一度も会った事もないのに

写真でしか見た事がないのに

あの人の事を想っただけで胸が切なくなる

早く抱かれたい!あのチンポを入れて欲しい!と

会いたい!あの人に会いたい!

メールが来る度にあの人の事を想い、いつしか本当に抱かれているよう

な気持ちになっていた

たった一通のファンレターが此処まで自分のこころを熱くするとは

一度も会った事もないのに、写真の顔しか見た事がないのに

あの人が電話をくれた時、余りの嬉しさに何を言ったか覚えていない

あの人から電話が来る度に、嬉しさのあまり地に足が着かなくなってい

る自分がそこにいた

何をしていてもあの人の事が頭の中から離れなくなってしまった

たった一言、大ファンだ!というメールを送った時、あの人はきちんと

返事をくれた

まさか返事が来るとは思っていなかったのでとても驚いた

その後も、毎日あの人はメールをくれた

そして、いつしかあの人の事しか考えられなくなっていた

一度で良いから抱かれてみたい!と

何をしていても上の空で、周囲の言葉さえ耳に入らなくなってしまった

一体自分はどうなってしまうんだろう?と不安になった

自分が壊れて行く!そんな気持ちになった

そして、あの人にメールを書いた

自分が壊れて行く!と

あの人は言った、もっと大人になりなさい!と

そして、もっと自分の足下を見つめ直してご覧!と

あの人は言った、あなたの気持ちが落ち着くまで静かに待っていると

その日を境にメールが途切れた

一通のファンレターがくれた愉しい思い出

そして、ひとり舞い上がっている自分を見つけて驚いたあの日

あの人と出会わなかったらこんな愉しい夢を見る事はなかったと思う

いつかあの人に会ってみたい!自分のこころを虜にしたあの人に

でも、今の自分は未だあの人に会うのが怖い!

あの人の顔を見た途端!自分が壊れてしまいそうで

あの人に抱かれたら、きっと忘れられなくなってしまう自分がそこにい

燃えるような激しい恋をしたい!

あの人の言葉に酔いしれ、こころを奪われていた

そして、清水の舞台か飛び降りる覚悟でファンレターを送った

あなたの大ファンです!と

いつの日か、自分もあんな風になってみたい!と

そんな気持ちにさせる物語をあの人は書いていた

それが事実なのか、小説なのかは解らない

でも、あの人のあの言葉が今でもこころを捉えて放さない

男が男を好きになる、それは理屈ではない

あの人の言葉に酔い、いつしか自分もあの人に抱かれる夢を見たのだか

一度でいいから、身もこころも痺れるような恋がしてみたい

あの人は私のこころにそんな想いだけを残していった

いつ会えるか解らない、もしかしたら会う事は出来ないかも知れない

でも、あの人の言葉だけは今でも私のこころに残っている

 もっと大人になりなさい!と言った言葉が








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