ともしびさんのエッセイ 2             .



飛んでゆきたい




飛んでゆきたいあの人の元へ

笑顔が素敵なあの人の胸で甘えたい

いつもニコニコ笑っているあの人

何故か解らないが、無性にあの人の顔が見たくなった

別に何があった訳でもない、ただ無性に逢いたい

何もしてくれなくても良い、ただ黙って抱いていて欲しい

他の男ならチンポをぶち込むだけで良い

後は勝手に動いて悦んでくれるから

でも、あの人は違う

自分がチンポを入れているのに、何故か抱かれているような気持ちになる

抱いて居る筈なのに、いつしかあの人の愛に包まれている

タチの自分が、いつしかこころだけはウケになっている

どうしてなのか解らない

あの人の手が触れただけで身体の中を電気が走る

キスは大嫌いだった筈なのに、いつの間にか唇を奪われていた

優しく抱き締められ、キスをされただけで身体中の力が抜けて行く

もう何も要らない!少しでも長く一緒に居たい!

そんな気持ちにさせられてしまう

一緒にいるだけでこころが熱くなり、何もかも忘れてしまう

服を脱がされただけで悦びに身体が震える

そして、まるで金縛りにでもあったように、意のままにされている

何処でも転がっているような平凡な爺ちゃんなのに

目と目が合った瞬間にこころが溶けてゆく

まったく不思議な人だ

辛い時、苦しい時、いつも優しく支えてくれた

時に励まし、時には叱ってくれたあの人

電話の向こうでいつも優しく語りかけてくれる

誰だって一人じゃないんだと

寂しさや苦しさに負けるな!と

いつも優しく話し掛けてくれる

逢いたいと言えば直ぐにでも逢ってくれるかも知れない

でも、行けない

お互いの距離がそれを邪魔しているから

逢いたい!あの人の胸に抱かれたい

その胸の中で思い切り甘えたい

好きだよ!大好きだ!と言って

遠距離恋愛がこんなにも切ないとは思わなかった

一人の人を愛し、一人の人に溺れてしまった今

もうあの人なしではいられない

かなわぬ恋と解っていても、どうする事も出来ない

今日もあの人の事を思いながらこころの旅が始まる

いつ果てるとも知れない旅が








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