源吉の女房  .



                                      桃色の越中 さん 

                   主な登場人物


そ の 2  .



昭夫は、源吉が経営する理髪店が気に入り、今日は競馬開催がないが、八

王子から、わざわざ新横浜まで出向いてきたのである、今日で
6度目の来

店だ、今日は平日なので、お客が少なく先客が
3人くらい居た、昭夫は何

気なくマスターの方を伺ってみた所、もの凄い怖い顔をして従業員を睨み

つけている、従業員はと言うと、従業員同士で競馬の話に夢中で楽しそう

にしていた、どうもマスターは競馬が嫌いのようだ、そうしている内に、

先客
3人が散髪のため散髪席についた、今度は昭夫の番だ、調度マスター

の担当しているお客さんの散髪が終わったようだ、お客さんの会計をすま

せたあと、会計係の小母ちゃんが、散髪席の周りの掃除がおわり、昭夫に

声がかかった、「お客さんどうぞ」、昭夫は心の中で、「しめたやったー」

と呟いたのだ、とうとう念願のマスターに散髪して貰えるのだ、嬉しそう

に散髪席についた、散髪が始まり暫らくするとマスターがニコニコしなが

ら、「お客さんは競馬をやられるのかな」、と聞いてきたのである、昭夫

はあれっと思った、さっきまであんなに怖い顔をしていたのにどうした事

だろう、昭夫は何かを直感した様だ、「ええ競馬なら少しですが遣ります」

と、どうだろうマスターが嬉しそうに喜んでいるのだ、かなり上機嫌にな

り、「お客さん何かお望みでもあるかな、例えばもみあげを少し短くし欲

しいとか、御希望があれば何でもやりますよ」、すると昭夫が「仕事で両

肩がこっているので、最後に両肩のマッサージをして欲しいのですが」、

「ああ、それくらいなら簡単だ、やってあげましょう」、マスターは、さ

らに上機嫌になり嬉しさを隠し切れないようだ、どうやらこの二人この辺

で密約が出来た様だ、いわゆる暗黙の了解というやつだ、実はマスターこ

と源吉は気に留めていたのだ、最近この青年がちょくちょく店に来るので、

中々二枚目で感じの良い好青年だと思っていたのだ、さらに散髪が進み昭

夫が「マスター此の店の閉店は何時ですか」、「うちの店なら夜
7;00です

が」、源吉が答えた、さらに散髪が進み、今度は源吉が「お客さん競馬以

外に、何かお楽しみでもあるのかな、お酒なんか少しは飲まれるのかな」、

「ええ僕はお酒は結構すきなので飲みますが」、さらに散髪が進み今度は

昭夫が「マスターこの辺に美味しい焼き鳥屋さんって在るんですか」、「

ああ焼き鳥屋なら、うちの店をでて右側の方へ
50m程さきに行けばあるが、

今日は私も店が終わったら、寄って行くのだが、もし宜しければ御一緒に

どうかな」、昭夫は、飛び上がらんばかりの喜びで「ええ是非御一緒させ

て下さい」、と答えた、そうしている内に散髪が終わったようだ、会計を

済ますと源吉のほうを向き「では後ほど」、と挨拶をして店を出たのだ、

腕時計を見たら調度午後
5:00だった、午後7:00までに後2:00時間程あるの

で、喫茶店で時間を潰すことにした。



                                                     続 く 








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