源吉の女房  .



                                      桃色の越中 さん 

                   主な登場人物


そ の 9  .



ホテルを出た後、二人は松屋で朝定を食べ、源吉の車で八王子へと向か

った。八王子市内に入り、昭夫の道案内で、アパートに着いたようだ。

源吉が「おい昭夫、父さんたまには、昭夫の部屋を、見てみたいんだが

良いか」「どうぞ」「おお、綺麗にしてるな、昭夫ところで、この整理

箪笥だが大分古いな、それと、洋服箪笥も、どうだろう、父さん新しい

のを買ってやりたいんだが、平日に来ても、昭夫は会社だ。父さんに合

鍵を作ってくれないか」「それなら、八王子駅前に、合鍵屋さんが在り

ますが」「それなら、作りに行こう」。こうして、源吉は合鍵を作らす

ことに成功したのである。合鍵を作らす口実とはいえ、有言実行型の源

吉なので、家具はきちんと入れてくれる筈だ。この後、昭夫をアパート

まで送り、源吉は一路自宅へと向かった。数日後、源吉は仕事が終わり、

自宅に帰ってきた。いつもより早い帰宅である。風呂に入り夕食を済ま

せ晩酌は無しだ。この後、ゆっくり寛いだ源吉は、夜
11:30分になったの

で、車で八王子へと向かったのだ。目的の昭夫のアパートには、午前
1:00

頃着いた様だ。源吉が「(おお、部屋が真っ暗だ。よく寝ているな)」、

こうして合鍵を使い、部屋に入り、アナル
SEXに挑んだようだ。帰りの車

のなかで「{中々、アナル
SEXも、味が良いもんだ}」と。この後、自宅

に戻り、ゆっくり眠りについた様だ。さらに数週間後、源吉の仕事中に、

携帯の着信音がなった。どうやら、昭夫のようだ。店の外に出た源吉が

「もしもし、おお、昭夫か、如何した。今日は散髪は良いのか?いいな

ら、例の焼き鳥屋で待ち合わせしよう」源吉は嬉しそうに店に戻ってき

た。この後、店が終わり、焼き鳥屋へと向かったのである。焼き鳥屋で

時間を過ごした後、二人は横浜の野毛にある、会員制スナック{兄弟船}

に向かっていった。如何やら、源吉がカラオケをやろうと言い出したよ

うだ。店に入ると、「いらっしゃいませ、お客さん久しぶりですね」「

マスター、宜しくね」「お飲み物は、何になさいますか?」「そうだな、

焼酎の水割りで良いかな、昭夫お前何にする?」「僕も、焼酎の水割り

です」「つまみは、何になさいますか?」「そうだな、アタリメで良い

かな」こうして、楽しい時間がすぎていった。大分お客さんもはいり、

にぎやかになってきた。マスターが「そろそろ、お歌の方は如何でしょ

う?」「昭夫お前、何歌う?」「そうですね、新宿旅鴉が良いかな」「

昭夫お前ずいぶん、古い歌を知っているなあ、新宿二丁目ってとこか、

父さんは、もっと古い歌で、浪曲子守唄にしよう」、こうして、イント

ロのメロディが、軽快に弾むように流れてきた。

「人情ひらひら 紙より薄い おもてどうりに

背を向けて ネオン街道 ・・・・・・・♪」

 

今度は源吉の番だ。

「逃げた女房にゃ 未練はないが お乳ほしがる

この子が可愛い・・・・・・・・♪」

 

どうも源吉の歌は、うっぷん晴らしの様だ。義理マンの女房よりこの子

が可愛いと言いたげである。この後、店を出た二人は、松屋で軽い食事

を済ませ、{兄弟船}の隣にあるホテルに入っていったのである。部屋

に入った二人は、先ず風呂に入り、その後に床入りした・・・・如何や

ら愛の交歓が終ったようだ。「ところで昭夫、お前けつの穴の痛みは、

如何だ」「えっそれじゃ、お父さんが・・・・」「そうだ、父さんがや

ったんだ。昭夫これには、訳があるんだ、今は説明出来ないが、一回だ

けだ後は良い、分かってくれ・・・・そうだ昭夫、お前お父うの子にな

らぬか?」「えっ?」「お父うの子にならぬかと?ああ、昭夫はサッシ

が悪いようだ。それでは、しかたがない、説明するとしよう、前にも話

した事があるが、父さんには一人娘の京子がいる、どうだ京子と結婚し

て見ないか、養子縁組という奴だ。昭夫を婿養子に迎えたいんだ。これ

が本当の男色の結婚式になるんだぞ、晴れて昭夫は、父さんの女房にな

れるんだぞ、どうだ」「いやあ、嬉しいです」「後は京子の気持ち次第

だ。
30にも成るんで、後がない、この話には乗るだろう」、やがて眠気

が襲い静かな眠りに就いていったようだ。



                                                     続 く 








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