越刎さんのエッセイ №12                 .




九谷焼について(1)



 6月30日のNHKの「美の壺」の「九谷焼」が放映されましたが、この

ことにより、私が九谷焼に興味を持ったことからお話を進めたいと思います。

 

 私の高校時代の友達に京焼の友達がいます。高校を卒業と同時に陶芸をや

り、文化勲章受章者の楠部彌弌氏に師事して京展に入選後、日展などに相次

いで入選、日展の審査員などしていた人の影響で陶芸に興味を持ちました。

 

 旅行に行った際は近くの陶磁器産地を訪れ、産地の特長のある壺や皿、湯

飲みなど買って来ました。

 

 「火襷の花器に活けたる春の花」

 

 火襷は備前焼の代表的な焼き方の一つです。

 

 主に中部地方以西の産地は殆ど訪れています。

 ここ石川県に来てからは磁器・九谷焼の上絵の物を数多く仕入れ、作家も

のも集めました。

 

 「九谷焼の絵皿に盛りて夏料理」

 

 

 

  <私のもっている九谷焼作家の物>

 

 

  <九谷焼一般品>

 

 

 当地には石川県立九谷焼美術館があります。ここでは古九谷の青手から再

興九谷・吉田家窯、金襴手や現代の九谷焼まで時代を追って展示されていま

すので非常に分かり易いです。
630日の「美の壺」の「九谷焼」の解説者、

中谷氏は以前ここの副館長を務めていました。九谷焼に関しては彼の右に出

る人はいません。

 

 焼き物には陶器(土もの)と磁器(石もの)があります。陶器は粘土をこ

ねて窯で
800℃~1200℃くらいで焼き固めます。大昔より続いている焼物で

す。磁器は石を砕いて粉にして練って器を作り
1000℃~1400℃位の高温で焼

成します。叩くとガラスのような音がします。この時期は戦国時代、支那や

朝鮮から渡って来たもので日本では江戸の初期、鍋島藩で初めて作られまし

た。その後加賀の前田藩が上絵磁器を作りだしたのです。

 

  <古九谷>

 



                                        (つづく)










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