白日夢




                                      昼顔 さん 



第十一章 白日夢・・・淫夢だったのか・・・



エネマからは免れる事が出来たよう、出来るみたい・・・ 安堵の中にも、

何故??
如何して追い込んでくれない・・・ 用具が、器具が、薬液があ

るのなら如何して・・・
高年齢とは云え主宰氏を含め四人の男達・・・

私が逃れようと足掻いても抵抗しても抑え付けるに充分な筈・・・
男性で

一番の年少者は上田さんで六十歳、最年長者は七十一歳の甲斐さんだけど、

主宰氏さんは六十一、松本さんは六十四、三人掛かりで、或は四人掛りで

押え付ければ・・・
私を抑え付ければ・・・ 抑え付けられたい・・・

 

施術は、注入は奥様方が・・・ 妻を含めて四人の女性が、女性達から・・

  最年少は志津婦人で五十一歳、綾香婦人の五十七歳と続き、そして六

十歳の志摩夫人と妻・・・
四人が、四人から・・・ mlなのだろう・・

ガラスシリンジの浣腸器は・・・
1000mlだったら女性全員が一本ずつ

・・・ 無理、それは無理、幾らなんでも絶対に4リットルは無理!一人

半量ずつならば、押すピストンを交代したならば、四人で二本、2リット

ル・・・
これなら受け入れられるのでは・・・ いや、それでも無理、幾

らなんでも2リットルは無理・・・
時間を掛けてゆっくりとでも無理・・

でも・・・ 男性四人から抑え付けられる中で四人の女性達から・・・

受けてみたい・・・
浣腸を・・・ 複雑な思いが交錯していました。

 

体内に注入される薬液の冷感、口を大きく開けてお腹の力を抜くべく荒い

息を繰り返しながら注入される薬液・・・
やがてはその薬液が腸内で暴れ

回り・・・
周期的に襲い来る便意・・・ 最初は穏やかな低い波・・・

けども周期が短くなり波は高くなり・・・
ブルブルッと身体を震わす悪寒

・・・
寒さに身体を震わせるが如き悪寒・・・ 事実、歯をガタガタとさ

せる程の悪寒・・・
にも関わらず、悪寒にも関わらず脂汗が・・・ 其れ

に堪え身体を震わせ歯を食いしばり・・・
脚を閉じ身を曲げ襲い来る波に

堪え・・・
波が去っても身体の力を抜く訳にも行かず・・・ 瞬時の安息

感(?)に漂う間も無く次の波が更に高く大きく・・・
脂汗を流しながら

襲い来る切迫した便意に堪え・・・
もがき足掻き身悶えしたいのに唯只一

点、窄めるアヌスの力は抜けず・・・
息を吐くとアヌスも弛緩・・・ 唯

只歯を食いしばり脂汗を流しながら・・・
我慢の限界を迎え御赦しを乞い

願いそれが叶うまでの堪え難い苦しみ・・・

 

唯一のMとして性的責め苛ましを一身に受ける私を、そんな私を何故に追

い込まない・・・
追い込んでくれない・・・ 精一杯苦悶して御覧に入れ

たいのに、泣いて御赦しを、排泄の御赦しを乞いましょう、なのに何故・

・・
そんな思いが交錯していました。そんな思いの中で私は低く喘ぎなが

らアヌスを晒していました。誰が考えたのだろう・・・考え出したのだろ

う・・・ 浣腸を・・・
そう思ったりもしていました。

 

私の尻肉を大きく分け拡げる介添え者が次々にと代わり、その度毎に覚え

る新たな掌の感触の中で、浣腸責めを先送りにした、後日にと言った主宰

氏を恨めしくも思っていました。大きい手、柔らかい掌、力強い手、ねっ

とりとした掌、優しい肌触りの手、小さな手・・・
男女の様々な手が代わ

る代わるに私の尻肉を押し拡げる中で、私はそれでも「厭・・厭あ~
浣腸

は・・・」
「御赦しを・・・ どうぞ御赦しを」と、身を捩りながらもお

尻を突き出して甘い声をあげていました。

 

「あら、貴方・・・ お浣腸、されたいの?? されたいのでしょう」と妻

が突き放すように、いや、私の心の中を見透かしたでもあるかのように、

私に向ってではなく皆様方に言いました。私は「厭・・・
それだけは・・

ああ、厭あ~」と小さな甘い声で返しました。「あら、厭ですって・・

・イヤヨイヤヨは良いの内だそうですよ」
「そうそう、お尻は、アヌスは

欲しがってらっしゃるみたい・・・
身体は」 「先生、先で、後日になん

て仰ってないで・・・タップリと注ぎ込んで・・
注入して差し上げたら如

何??
これから」 「苦しいのよねえ・・・我慢し続ける時って」と、奥

様三人と妻が揶揄し嬲り始めました。

 

甲斐さんが壁際のチェストに向いました。俯せでお尻を突き出した私が顔

を捻って目で追うと・・・
大きなガラスシリンジを手に取り皆に翳しまし

た。主宰氏は微笑みながら「仕方無いですねえ・・・皆様方、お望みの様

ですから」
「特に女性陣が・・・ネッ」 と私を諭す口調で囁き掛けまし

た。「じゃあ、薬液を、浣腸液を作る為の洗面器を」
「グリセリンも、そ

う、その茶色の瓶」
「お湯、ぬるま湯も、いや、冷水が良いかな??

ッチャーに入れて洗面器の傍に」
「ローションも用意してよね、嘴管を刺

し込む時のためですよ」
「え?? ぬるま湯の量?? 2リットルか3リッ

トル、そのくらいで充分でしょう、ピッチャー2・3本に、ねっ」と土蔵

内は俄に慌ただしい様相を呈しました。三組の御夫婦と妻との七人でした

が、主に女性の四人が甲斐甲斐しく動いていました。主宰氏は微笑みなが

ら静観していました。

 

「じゃあ・・・」 「事の成り行きでこうなりました」 「御覚悟は良いで

すねっ」
SMプレイとしての御経験は??浣腸の」と、私の顔の前に膝

をついた主宰氏が囁きました。「・・・・・」
「・・いえ・・経験ありま

せん・・
初めてです」と私は答えました。「そうですか・・・ですが何れ

は・・いつの日かは・・・ですものね、この土蔵に捕らえられたからには」


「物事は最初は須く初めて」 「後の事は気に為さらないで下さい」 「ト

イレもあります、この土蔵には・・・
設えていますから」と、私の裸の方

をポンポンとあやすように叩きました。

 

「随分大きいのですねえ・・」と妻が呟く声に続き、「ええ、でも、300

mlなんですよ」 「500mlも1000mlもありますけど、皆さん全員が注

入出来るようにと思って・・・」と甲斐さんが答えていました。「どれく

らい入るのかしらねえ・・・」「さあ、先生や殿方達に聞いてみましょう

か、よ~く御存知でしょうから」
「上田さんって、浣腸マニアみたいです

よ、甲斐さんもかな?」と奥様達が囁き合うと、「遣ってみないと・・・

何れくらい入るのか・・・堪えきれるのか・・・遣ってみないと」と、甲

斐さんと上田さんとが同時に答えていました。

 

俯せの私の顔の前に洗面器やぬるま湯を入れた大きなピッチャーが並べ立

てられました。「お顔の前で・・・
目の前で・・・ 昼顔さんに見せ付け

ながら浣腸液を作るのですね、良い御趣向ですこと・・・」
「ええ、ホン

ト、そうですわあ・・・
これから注入される浣腸液・・・ 悪魔のお浣腸

液・・・」と奥様達が私を揶揄しました。「悪魔の浣腸液か、上手い事を

言う」
「悪魔の浣腸・・・」 「ならば・・・その悪魔のお道具、浣腸器

を間近に見せてあげたら??」と男性達が囁き合っていました。

 

「奥さん・・・」 「さ、御主人に」と甲斐さんが告げました。ガラスシリ

ンジの浣腸器を受け取った妻が私の顔の前に膝を着き、「さ、よく御覧に

なって」
「奥様達が仰ってたでしょう、悪魔って」 「そう、悪魔かもね

え」
「恥辱の極みかもね・・・」 「さ、良く御覧為さいな、顔を上げて」

「四つん這いになったら如何・・?
四つん這いに・・・」と妻が揶揄し、

私は床に投げ出していた両腕で上体を支えての四つん這いになりました。

 

「綾子(妻の名です)・・・」と呟く私に、「これよ、これを使って貴方

の身体の中に・・・」
「奥様達が仰っていた悪魔の薬液、浣腸液を・・・」

と、私の顔の前に翳した空のシリンジのピストンを数回往復させました。

「怖い・・・」と私が呟くと、「あら、ネンネみたいですね・・・」
「五

十七にもなって・・・」
「お好きなのでしょう?? 苛められるのが」

「縛られて晒されるのが」
「責め苛まされるのが」 「恥ずかしいわねえ」

「でも恥ずかしいのがお好きなのでしょう??」 「これから始まるお浣腸

・・・恥辱かもネッ」と、浣腸器を私の目の前に翳した妻が嬲り始めまし

た。「恥辱か・・・上手い事を言う・・・」と見詰める皆さん方が頷き合

う中で、妻はガラスシリンジの胴をそっと私の頬に押し当てました。冷た

い、本当に冷たい感触でした。 ですが・・・
私はシリンジ先端の嘴管を、

アヌスに差込まれる嘴管に口を寄せました。そしてそっと口に含みました。

ええ、嘴管を・・・。

 

と、その時、「貴方、どう為さったの??」と妻の声が聞こえ、私は目が

覚めました。「ワタクシの名前を呼んでらっしゃったわよ」「寝言??」

と囁く妻に、私は白日夢の世界から現(うつつ)の世界に引き戻されまし

た。淫美な白日夢の終わりでした。昼顔は白日夢から現(うつつ)に戻り

ました。リビングのソファーで微睡の中での白日夢でした。

 

読んで下さった方々、ありがとうございました。白日夢の続き、いや、別

の淫夢でも・・・
見れたら良いのですが・・・。



                                                     続 く 









トップ アイコン目次へもどる    「男大好き・小説」へもどる
inserted by FC2 system