ひとひらの


                                         あまね さん 



(14)ポートアイランド(1)



二ヵ月に一度くらい現在七十四歳の塩田は神戸ポートアイランドにあるホ

テルに行くことを楽しみにしている。年が一回り上の元高校校長の松尾と

会えるからである。三宮からポートライナーに乗り、僅か二十分ほどでホ

テルのロビーに着くと、すでに相手はソファに座って待っていてくれてい

た。

「すみません、待ちました?」

「やぁ、暑いねぇ」

「ほんと、急に雨が降ったりして、やはりもう亜熱帯ですよね」

「ところでまだ講演は続けているの」

「えぇ、月に三ヵ所回っていますよ」

「暑いのにご苦労さんやね」

「案外、俳句に興味を持っている人多いですよ。最近は退職された団塊世

代の男性もちらほら」

「いいねぇ、いい人いる?」

「先生が一目惚れしそうないい人いますよ」

「ほんと」

「六十代、七十代が好きですからね、先生は」

「またまたぁ。君もそうだろ、人によるよ。年齢で決める訳じゃないんだ

から」

「そうですよね、顔も体型も人の好みは千差万別ですからね」

 

いつものように海が見える部屋に着くなり、塩田は松尾の手を握った。握

り返された手を腰の後に回し、口を近づける。痩せた体を抱きしめ、お尻

を軽く撫で、ジッパーを下ろす。

「やっぱり、シャワーを浴びよう」

「えぇ」

シャワーを浴びながら、静かに抱き合い、口づけをし、舌を絡ませる。

「うぅっ」

「先生っ」

松尾は胸を舐められるとすぐに反応する。

「あぁ、いいよーっ」

松尾の右手が伸び、塩田のものを軽くもみ始める。

「うぅ」

「うがぁ」

お互いに分かりきっている唇の暖かさと舌の味を確かめるように求め合う。

 

ベッドでもまず塩田がいつものように仰向けに寝た松尾の両胸をじっくり

舐め、わき腹、臍、下腹、太腿の付け根を舐め上げ、金玉を口に含む。

「あぁ、気持ちいいっ」

少し硬くなった棹を下からカリ首に向かって軽く舐める。

「たまらん」

松尾の手が伸び、塩田の胸から腹へと軽くタッチし、硬くなったものをそ

ーっと握ってくれる。

ゆっくりとお互いのものを銜え、お互いのお尻を抱き合う。

この形が一番楽なので長く銜え、金玉も吸きあう。

体勢を変えて、口づけをしながら抱き合い、扱きあう。

「先生っ」

「気持ちいいっ」

「やっぱり好きだ」

「こっちだって」

「そろそろ」

「そうか」

松尾は自分の腹の上に塩田の腰を抱き寄せ、胸の前で扱き始めてくれる。

いつものように右手で棹とカリ首を扱き、左手で塩田の金玉の付け根に手

を沿えこそばす様に金玉も攻めた。

「あぁっー」

「大きい、立派だ」

「たまらん」

「どうだ」

「やっぱり先生は上手い」

「いっていいぞ」

「いつも僕ばかりで」

「何を言っている。金玉が競りあがっているぞ。思いっきりいけっ」

「うおっー」

「いいぞっー」

松尾は、金玉の中のもの全てを搾り出すように、あくまでも優しく扱き何

回かに渡って溢れ出てくる白い汁を確かめるように塩田の棹を扱いた。

 

「有難う」

「何を言ってる」

「僕ばっかりいってしまって」

「吸ってもらうだけで十分だ」

「ちょっと休ませて」

「分かっとる」

 

松尾はいつものように気持ち良さそうに眠っている塩田の顔を見ながら手

を握った。



                                             続 く 







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