ひとひらの


                                         あまね さん 



(14)ポートアイランド(2)



塩田が目を覚ますと、外はもう暗くなっていた。

松尾がキスをしてくれる。

「よく眠っていたよ」

「すみません」

「どうする?僕はもうそろそろ帰らないと」

「そうですね」

「シャワーを浴びようか」

 

素っ裸で立った姿勢でキスをしながらお互いの腰に手を回す。

「先生」

「うーっ」

シャワーの湯が気持ちいい。

「先生好き」

「キス好き」

お互いの舌を絡める。

「せんせ・・ぃ」

「ありがとう」

塩田が松尾の胸にそーっと舌を当て、片方の乳首にそっと指で触る。

「あぁー」

背中にシャワーを浴びながら、塩田は松尾を優しく攻める。

胸を吸い、腋の下を舐め上げ、わき腹、下腹を銜える。

「あーぁー」

陰毛を口でむしり取る様に銜え、金玉を舌から吸い上げる。

「ひーぃ」

硬くなった棹を根元から銜え先に向かってしゃぶり上げる。

「ひーいーぃーっ」

塩田は跪き両方の掌で松尾の乳首に触れるようにつつくようにする。

「うぅーっー」

激しく吸い上げる。

「ひーぃーっ」

右手で金玉を優しく揉む。

「いくぅーっ」

塩田の口の中で大きくなった松尾のものが激しく突いた。

そのまま松尾のものをふくみ、松尾のするがままにする。

「あぁーっ」

松尾の体を支えるように抱く。

「ご立派」

「はぁーっ」

キスをする。

「このカッコでやってもらうのがやっぱりいい」

「分かってますよ」

 

二人でホテルで日本食を頂いた。

「塩田君、東京でもよく行ってるんだろう」

「えぇ、月に二、三度位」

「そうか、それでいいんだ。こっちだって時々大阪にも行っているし」

「いい人いましたか」

「うん、タイプの人は少ないけど」

「僕の方もタイプの人がいたら思いっきり」

「メール交換した人は?」

「そこまでは」

「何度も言うが、こっちは気になんかならないから」

「こっちも、先生が大阪でも元気にやっておられるの聞いてむしろ安心す

るというか」

「そうだよね、言ってみれば同じ趣味の人が情報交換するような感じだも

んね」

「そうですよね」

「じゃぁ、そろそろ」

「そうですね」

 

「有難う」

「ほんとに良かった」

「また連絡して」

「もちろん、予定では来月来れる予定です」

「明日の朝は早いんだろう」

「えぇ、七時半のフライトで東京です」

「気をつけてな」

「東京に着いたら電話します。先生もお気をつけて」

「じゃぁ」

ポートライナーの改札口で松尾を見送った。

松尾はホテルでのセックスの後はすぐに帰る。遅くなると家族が心配する

しお酒は滅多に飲まない。だから二人でスナックなどへも行ったことがな

い。

 

ジャズが流れていた。

ラウンジで一人ロックを飲みながら、塩田はつくづく思った。

男の好みは十人十色だし、男と男の付き合い方もいろいろだと。お互い一

人の人を愛し合い、相手が他の人と遊ばないか心配ばかりする人もいるだ

ろうし、メール交換などの付き合いそのものをしない人もいる。塩田の場

合は若い時から年配好みで、特定の人と付き合いをしたことが殆ど無い。

外国で同姓愛結婚が認められたと騒いでいるが、日本で認められたとして

もやる気持ちは起きないだろうと思っている。先日もベトナムの同性愛結

婚をしたペア、男と男、女と女の結婚生活の様子を写した写真を世界報道

写真展で見たが、写した方がただ珍しいから写したと思われるような写真

だった。特に女と女の写真を見るのは正直嫌だ。まだまだ世間の目が冷た

い同性愛を世間に公表することはないだろうと。



                                             完







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