愛しの寅さん


                                         ともしび さん 


その8


昨夜も寅さんからメールが来ていたので読んでみたが、相変わらず煮え切

らない様子だった。

初釜の相手をした時、今は何もないかも知れないがウケによっては一週間

も余韻が残ったりする事があるから気をつけた方が良いと言っておいた。

時折、玩具を入れているような事を言っていたので、軽い気持ちでチンポ

を入れてはみたが、何となく気になったのでマッサージを中心にして、出

来るだけ刺激をしないようにしていた。

そのお陰で、身体の方は二日ほどで余韻が無くなったというメールが送ら

れて来たが、一番気になっていたこころの方に問題が出て来た。

過去において何人か初釜の相手をした時、近場の男は翌日から電話を掛け

て来て、遠方の男もメールで身体が疼いて困ると言って来た事があるので、

寅さんもそんな事にならなければ良いが?と思っていたのだった。

最初の数日は何も言って来なかったが、一週間近く経ってから「身体が疼

いて困る、あの日の事を思い出す度に自分自身どうして良いのか解らなく

なってしまう」というメールが送られて来た。

その事についてはある程度予想していたので、何も気にはならかったが、

そのまま放っておく訳にもいかないので、早い段階で都合を付けるように

とメールを送った。

然し、返って来る返事はいつも煮え切らないので、「このままだと精神的

におかしくなってしまうから、一日も早く都合をつけて寝るしかない」と

言っておいたのにも関わらず、三週間も待たされてしまった。

明日は会うと決めたのにも関わらず、メールから未だに迷っている様子が

ありありと伝わって来たので、あまりにも優柔不断な態度に比呂司の方も

些か頭に来た。

迷う気持ちも解らないではないので、数日前に、「寝たくないならそれで

も良いが、このままでは心のモヤモヤが益々強くなって来て困るのは寅さ

んの方だから、一日も早くチンポを入れないともっとおかしくなって仕事

が出来なくなるぞ」と書いたメールを送ったばかりだった。

初釜の後、一時的に情緒不安定になったウケもいるが、比呂司と二度目に

寝た後は、皆一様に精神的に落ち着きを取り戻した。

中には、突然メールを寄越したかと思ったら、自分ともセックスの相性が

とても良いタチと出会えたと言って来た男もいた。

今まで一度として、こんなにも煮え切らない男と出会った事はなかったが、

自分が初釜の相手をしたのが原因なので、幾ら頼まれたとは言っても、現

実問題として精神的におかしくなっている以上、その原因を取り除いてや

らなければならない。

昨夜もメールで叱りつけておいたので、迎えに行った時は何となく元気が

なかった。

然し、車に乗った時は少し落ち気持ちも着いたように感じられたが、それ

でも未だ何となく不安な様子が窺えた。

車に乗って直ぐにズボンの上からチンボを握ったので、少しはメールの効

果があったかな?と思ったが、慣れない道を走るのでそれだけにせてホテ

ルへ着くまでの間に色々と聞いてみた。

走り出して直ぐに、「自分の気持ちを理解してくれているようなメールを

もらいとても嬉しかった」と、寅さんの口からそんな言葉が飛び出した。

この事はある程度承知していたので別に驚く事はなかったが、寅さんにし

てみれば、たった一度しか会っていないのに此処まで自分の気持ちを解っ

てくれたという事が嬉しかったのかも知れない。

比呂司も仕事をしていた時は毎日多くの人と会って来たし、男の世界でも

それなりの経験を積んでいるので、多少は相手の気持ちを汲み取る事が出

来る。

最近はベテランを相手にする事が殆どだが、以前は初釜の相手をさせられ

る事も多かったので、多少なりともウケの気持ちは理解出来る。

寅さんは、「自分が今までビデオを見たり、小説を読んで想い描いていた

ようなセックスとは大きく違っていたのでとても戸惑った」と言った後、

「ウケは痛いのが当たり前だと聞いていたのに、少しも痛みを感じる事も

なく、いつの間にかチンポを入れられていたのでとても驚いた」とも言っ

た。

比呂司はビデオを見た事はないが、それでも自分自身、今まで色々な男と

寝た時、一度として痛いと言われた事がないので、何でそんな事を言うの

かな?と不思議な気がした。

寅さんも車に乗ってからはとても陽気な感じだったので、これからの事を

愉しみにしているのかも知れないと思った。

メールに昨日が誕生日だと書いてあったので、「今日はホテルで一日遅れ

の誕生祝いをする事になるね」と言ったらニッコリ笑った。

今回は突然の事で何もプレゼントは何も用意していなかったので、褌なら

喜んでくれるかな?と思って、自分が二回ほど使った褌を締めて来た。

車の中で、褌は要るかい?と聞いたら、「褌は幾らあっても困らないので

欲しい」と言った。

そこで、「ホテルへ着いたら今、自分が締めている褌をやるよ」と言った

ら、「それは嬉しい!」と言って、とても喜んでいた。

今回は例え洗い晒しとはいえ、自分が実際に締めている褌なので寅さんも

喜んだのだと思う。

ホテルへ着いて部屋へ入ったので、早速、抱きしめてやるとそれだけで喜

んでいたが、前回と違い寅さんもどんどん服を脱いでいたので、比呂司も

服を脱いで褌一丁になった。

そして、寅さんに褌を外してもらい、そのまま締めてみるように言ったら

驚いていたが、肌の温もりが残っている褌を締めて、とても良い!と言っ

て喜んでいた。

その後、「柄物も持ってはいるけどやっぱり白が良い!捨てるのは勿体な

いから締めているけど、ネットの通販でも中々良い物がない」と言った。

「褌が欲しければ浅草でまとめ買いをして来るから今度やるよ」と言った

ら、「新品は要らないからあなたの使った物が欲しい」と言われてしまっ

た。

まさかそんな事を言うとは思わなかったので驚いていると、「この褌は洗

わないでそのまま何日も締めていたい」と言ったので言葉を失った。

然し、どんなに嬉しくても薄汚れたままの褌をされているのは嫌なので、

「この褌は必ず明日には洗う事、もし、洗わずに何日も使ったらもう二度

とやらないぞ」と言うと、渋々納得した。

それにしても、自分の締めた褌を売って欲しいとまで言われた事は一度も

ないので面食らってしまった。

風呂では早速、寅さんがチンポを握って来たので、少し温まってから浴槽

の縁に腰掛けたらチンポをしゃぶり始めた。

今日は最初からゆっくりする心積で来たので、再び風呂に浸かって寅さん

に好きなだけチンポを触らせていた。

風呂から出てベッドに行くと、どんどん仰向けに寝て自分で両脚を持ち上

げていたので、ラブオイルをたっぷり塗りつけた後、指を入れたらスンナ

リと呑み込んでしまったので、指を二本にしてみたがまったく痛がる様子

を見せなかった。

やはり、前回は初めてという事もあって緊張していたので、自分でも気づ

かない内に身体に力が入ってしまったのだと思う。

チンポを入れた途端、気持ち良い!気持ち良い!と言っていたので、僅か

な間に随分変わったものだと正直驚いた。

それだけ寅さんの身体が男を求めていたのかも知れないが、あまりの感度

の良さに下手をすると自分の方が負けてしまうのではないか?と不安な気

持ちなった。

前回同様、しっかり根本まで入ったのを確認した後、静かに抱き起こして

太ももの上に座らせただけで、うっとりした顔になったので、かなり感じ

ているのが解った。

今回は何もしない内に寅さんが尻の穴を締めて来たので、とても気持ちは

良かったが、今までウケにリードされた事がないので面食らってしまった。

比呂司自身、風邪の方が未だ治った訳ではないのでガウンを着て、寅さん

も風邪をひかれては困るのでガウンを着せた。

寅さんが勝手に尻を動かしては愉しんでいるので、今日は好きにさせてみ

ようと思って殆ど身体を動かさなかった。

暫くすると、寅さんが殆ど無口になって来たので、ベッドに寝かせて静か

にピストンを始めると、気持ち良い!気持ち良い!と言ったので、益々張

り切ってしまった。

何回となく、気持ち良い!と言った後、突然、怖い!と、言ったので恐ら

く、あまりの快感に自分自身を見失い掛けたのではないかと思った。

今日は最初から寅さんを虜にしてみようと思ってやって来たので、激しい

事はしないで、時間を掛けながら徐々に刺激を与える事にした。

今回はハメ撮りして欲しいと言われ、ベッドの上にカメラを置いてあった

ので、快感に酔いしれている顔を撮ってやった。

その内に、「脚に力が入らない」と言い始め、尻を締める力も無くなって

来たと言ったので、それだけ感じてくれれば何も言う事はないと思った。

何時もならある程度、時間の推測はつくが今日はのんびりやれば良いと気

楽に構えていたのですっかり時の経つのを忘れてしまった。

時の過ぎるのを忘れて愉しんでいたが、チンボが萎えるまで入れていたの

は久しぶりなので、恐らく一時間近くは入っていただろうと思って時計を

見たら、何と!一時間以上も入っていたので驚いた。

風呂へ行って、チンポにお湯を掛けて綺麗に洗った後、のんびり浸かって

いたら、チンボを握って来たので本当に好きなんだと思った。

尻の方はどうかな?と思って、軽く撫でてみたら声を上げたので、未だ二

度目なのにかなり感度が良くなっているので、この分では益々男にはまっ

て行くかも知れないと思った。

再びベッドに戻り、この間は時間の関係で出してやれなかったので、ラブ

オイルをたっぷりつけてチンポを扱き始めたらとても悦んでいた。

おっぱいを触ると、「おっぱいを触られながら扱かれると直ぐにいっちゃ

う!」と言ったので、おっぱいを摘みながら扱いていたら、出る!と言っ

たかと思ったら、どくどくと白くて濃い液体が溢れて来た。

沢山出たね!と言ったら、今日はしっかり刺激してくれたので、出たのか

も知れないと言って喜んでいた。



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