愛しの寅さん


                                         ともしび さん 


その10


 寅さんとホテルで二度目に寝てからはスカイプで話が出来るようになっ

たので何の不便も感じなかったが、寅さんの方は例によって次から次へと

問題を抱えているようだった。

比呂司の方は毎晩のようにメールを送ったが、寅さんからは中々返事が来

る事はなかった。

そして、やっととメールが届いたかと思ったら、「色々と複雑な問題で頭

を抱えているので、当分は会えません!」という返事が来た。

メールでは埒があかないので、電話を掛けてみたらかなり複雑な問題だっ

たので、インターネットで調べた結果をメールで送ったり、市民相談室へ

行く様にとも言っておいた。

それでも中々動こうとしないので業を煮やして、「クヨクヨ悩んでいても

始まらない、例え一時でも良いから嫌な事を忘れる為にも出て来たらどう

だ」というメールを送った。

すると翌日になって、「入れてもらえるなら出て行きます!と」いう返事

が届いた。

指定して来たのは平日の夜なのであまり乗り気はしなかったが、このまま

放って置くと寅さんの神経がおかしくなってしまうので、例え、一時であ

れも何もかも忘れさせてやろうと思った。

当日は仕事を早引けして自宅に戻り、褌に替えてから駅へ向かった。

事前に電話を掛けておいたので駅に着いた時は、寒空の下で待っていた。

何時もの事だが、煮え切らない態度を取るので、「本気だったら車に乗っ

て直ぐにチンボを握れ、そして、遠慮しないで自分のやりたいと思ってい

る事をやるように」とメールで指示しておいたので、車に乗ってシートベ

ルトを締めた途端!チンボに手が伸びて来た。

こうなる事は判っていたので、事前にズボンのチャックを開けていつでも

チンボが触れるようにしておいた。

寅さんもまさか、いきなりチンボを握れるとは思っていなかったようで、

驚いていたが、触った途端ニッコリと笑った。

ホテルまで20分あまりの間、好きな様に触らせておき、着いてからも好

きなようにさせる事にした。

これも事前にメールで伝えておいたので、今回はどんどん自分から服を脱

いで素っ裸になっていた。

初めて抱いた時、ズボンの下は褌だけだったので、自分の年齢を考えてス

テテコぐらい穿いた方が良いと言っておいたので、今回はズボン下を穿い

ていた。   

寅さんが服を脱ぎ始めたので、その間に風呂の支度をして戻って来たら、

上着から始めてズボンまで脱がせてくれたので、素っ裸にしてくれるのか

と思っていたら、シャツは着せたままで褌を外して直ぐにしゃぶりついた。

今回は自分がやりたいと思っている事をするようにと言っておいたので、

積極的に攻めて来た。

褌を外したので服と一緒に置くのかな?と思ったら、鼻の処に持って行っ

て匂いを嗅いでいた。

僅か30分ほど前に着けた褌なので匂いはしないと思ったが、それでも本

人が悦んでそうしているので黙って居る事にした。

やっと気が済んだのか離れたので、風呂へ行き、浴槽の中で抱きしめてや

ると嬉しそうに声を上げた。

前回とは違い、尻の穴を軽く撫でただけで声を上げたので、身体が次第に

ウケになって来ているのが判った。

身体が温まったので、浴槽から出して、尻の穴にシャワーの湯を掛けて丁

寧に洗っていたら、気持ち良い!と言って悦んでいた。

その後、ラブオイルを塗り込んでから指を入れて穴を拡げた。

こうしておけばベッドへ行った時に直ぐに入れられるし、周りについたオ

イルも風呂の湯で流せるのでべたつかなくて良い。

風呂から出たら、今度はバスタオルで身体を拭いてくれたので、こんな事

もしたかったのか、と思った。

ベッドへ行くと仰向けに寝ろ!言ったので、チンボにコンドームを被せた

後、ラブオイルをたっぷり塗りつけたら、黙って上から乗って来た。

未だ初釜から3回目だと言うのに、此処までするとは思わなかったので流

石に驚いた。

風呂場で事前に拡げておいたので、痛いとも言わずスンナリチンボを飲み

込んでしまった。

その後は自分で勝手に動いていたので何時もと違ってとても楽だった。

やっと気が済んだのか、「抱いて欲しい」と言ったので、起き上がって軽

く抱きしめながらおっぱいを摘んだり撫でたりしていたら悦んでいた。

最初の内は色々な話をしてくれたが、その内に静かになったな?と思った

ら目を閉じていたので、かなり昇って来たなと思った。

最初は少し冷たかった身体もかなり熱くなっていたので、絶頂に達してい

るが判った。

静かに抱きながら様子を見ていたら、次第に身体が冷えて来たのでそろそ

ろ目を開けるだろうと思っていたら、「今日はとても気持ち良かった」と

言った。

何処まで感じたか知らないが、来た時よりも明るい顔になっていたので、

やはり呼びつけて良かったなと思った。

チンボもすっかり萎えてしまったので抜いたら、「気持ち良い」!と言っ

た。

風呂でチンボを洗って居たらやって来たのでシャワーで尻の穴を洗ってや

った後、仲良く風呂に浸かった。

すると又してもチンボを握ったかと思ったら、「しゃぶりたい」と言った

ので、縁に腰を掛けてしゃぶらせる事にした。

身体を拭いた後、マッサージをしたが、初めて来た時と比べかなり良くな

っていた。

最初に会った時は褌だけだったので「これでは冷えるからステテコを穿け」

と言っておいたので、今回はしっかりズボン下を穿いていた。

冗談半分に、「今日は褌だけじゃなかったんだ!」と言ったら、「言われ

てから直ぐにズボン下を穿くようになったらとても身体が楽になった」と

言ったので、「これは余計なお節介を焼いてしまったな!」と言って笑っ

た。

元々丈夫な人ではあるが、冷えが感じられたので「ステテコを穿け」と言

っておいたが、どうやらその効果が現れたようだ。

マッサージが終わったら再びチンボをしゃぶり始めたので、気が済むまで

しゃぶらせていた。

やっと口を離してくれたので、着替える事にしたら、先程、自分が締めて

来た褌を取ってちゃっかり締めていた。

二度目に寝た時に「褌が欲しかったら俺の身体からもぎ取れ!」と言って

おいたら、当然、比呂司が締めている褌は自分が貰えるものだと決めつけ

ていたようで、自分の締めて来た褌はしっかり鞄の中にしまっていた。

今回は寅さんが悦ぶようにと思って、かなり使い古した物にしたので尚更

嬉しかったのかも知れない。

どうせ持って行かれるだろうと思って予備の褌を持って来たのでそれを締

めて居たら、「今度はこれを貰う」と言ったので、「そんな事をしたら俺

の褌が無くなっちゃうよ」と言って笑った。

3時間近くホテルにいたが、入った時間が早かったのでそれほど遅くはな

らなかった。

寅さんを駅まで送った時、「呼んでもらって嬉しかった、明日からまた元

気に働ける」と言ったので、ほんの一時でも嫌な事を忘れさせる事が出来

ては良かったな!と思った。

この次は何時になるか判らないが、小父さんの身体に火がつけば話が来る

のでそれまでは静かに見守って行こうと思う比呂司だった。

それからしばらくの間、寅さんからは何も言って来なかったので相変わら

ず問題を抱えているんだろうと気楽に構えていた。

そんなある日、珍しくメールが来たなと思ったら、そこにはとんでもない

事が書いてあった。

仕事の手が空いたので何時ものようにパソコンを開いてサイトを開いて男

の裸を見て居る時に、突然!息子がやって来たので慌ててサイトを閉じた

時には既に遅く、総て見られてしまったと書いてあった。

そして、息子に問い詰められ仕方なく男が好きだと告白せざるを得なくな

ったというのだった。

それからは息子の監視が厳しくなりとても会う事は出来ないからもう付き

合う事は出来ないと書いてあった。

比呂司が相談を持ち掛けられたのは別の問題だったが、今度は自分自身で

墓穴を掘ってしまったのだ。

これではもう何もしてやる事は出来ないし、二度と会う事も出来ないと、

突然のメールに言葉を失う比呂司だった。

やっと良い人に会えた、これから寅さんも良いウケになるだろうと思って

いた矢先の出来事だっただけにどうする事も出来なかった。

それでもと思って電話を掛けたが、比呂司からの着信と判った途端、電話

を切られてしまった。

それからは何度電話を掛けても応答する事もなく、とうとう着信拒否され

てしまった。

まさか、此処まで嫌われるとは思っていなかっただけにどうする事も出来

なかった。

最初は寅さんの方から声を掛けて来たが、次第に情にほだされて熱くなっ

て行った自分がいた、そして少しでも愉しんでもらいたい、少しで愉しい

思い出を作りたいと思っていた矢先だけにどうする事も出来ない比呂司だ

った。

突然の別れに戸惑う比呂司ではあったが、もう二度と戻って来ない男を追

い掛けるより、新たな出会いを求めて歩んで行く方が良いと腹をくくるの

だった。

たった三回で終わってしまった二人だが、それも自分の運命なのだと。


                             おしまい









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