恋の鐘




                                         筑紫俊一郎 さん 



【 3.芽吹きの頃 】



 日曜日の朝、井坂は早めに上野駅に到着した。木々も芽吹いてこんもり

と大きくなったように感じる。井坂は一年中で新緑の色が一番好きである。

植物の息吹も感じて、井坂の目に飛び込んでくる葉の色が優しい。今朝は

4時に目が覚めてそれから眠れなかった。翼の像の前で待っていると10

分前に小暮が到着した。小暮の案内でホテルに向かうが、途中知っている

人に逢ったらどうしようかと思う。小暮について行き、部屋に入るとほっ

とした。

 小暮は近づいて来て井坂に抱きついた。目を瞑って小暮のキスを受ける。

優しくねっとりとしたキスである。小暮の股間が硬くなって井坂のお腹を

刺激する。井坂の膨らみも小暮のお腹を押し上げる。

「いーさん!お風呂にお湯を入れてくるね」

「こーちゃん!私が入れてきます」と井坂は浴室に入った。帰ってくると

小暮は全てを脱いで黒光りするチンボを見せていた。井坂も衣類を脱いで

トランクス1枚になる。小暮の色白の肌、ふっくらしたお腹、その下の薄

い影の中に垂れ下がるチンボを見ていると、井坂のものはトランクスを突

き上げてくる。小暮は井坂に近づくと抱きしめてキスをして、右手でチン

ボを左手で乳首を愛撫して来る。井坂も見習って小暮のチンボと乳首を愛

撫する。

「ああーー いーさん逢いたかったよ」

「私も今日を楽しみにしていました。感じるーー」

とお互いに善がり声を漏らす。

「いーさん!お風呂に入りましょう!」と風呂場に行った。

小暮は井坂を座らせて背中・お腹・お尻を洗う。

「いーさんのチンボは立派だね。惚れ惚れするよ」と素手で洗ってくる。

「今度は私がこーちゃんの身体を洗います。」と言って洗った。黒光りす

るチンボに井坂は異常なほど興奮する。

「歴史を感じるチンボですね。」

 ベッドに移って小暮は上になって井坂の身体に舌を這わす。キス、脇の

乳首、お腹、アナル、そしてチンボを咥えた。亀頭を中心に舐められて

時々小暮の喉の奥に導かれると、自然に痙攣して、腰が動いてしまう。

「こーちゃん!気持ち良いよ!幸せです!」と頭を横に振る。

「いーさんのチンボが口いっぱいになるよ。大きいね。」

「こーちゃん!今度は私に咥えさせてください」と井坂は小暮がしたよう

に舌の愛撫を続けた。アナルにも舌を丸めて這わせて、それからチンボへ

と移行していく。

「いーさん!気持ち良いよ。私も幸せだよ」

小暮は興奮して来て、69の体制をとった。二人のクチュクチュという

音に合わせて、「あーーー」「いいよーー」「うーーー」「ええよーーー」

「おーーーっ」という善がり声が続いた。

「こーちゃん!もう駄目!我慢できないよ」

「いーさん!私も我慢できないよ!」

「イクうううう・・・」「私もイクよーーーー」と二人同時に相手の口

に発射した。

気怠さの中で、小暮の腕枕で抱き合っては時々キスをする。

「こーちゃん!良かった。私は20年近く男とのSEXはなかったです。

最高でした。妻と3年前に別れてからも、ずっと男とのお付き合いをした

かったのですが、なかなか機会もないし、勇気もなかったです。でも、勇

気を出して赤とんぼに行って、本当に良かったです」

「そうですか?私も2年前に付き合っていた男と別れてずっと相手を探し

ていました。この前、いーさんに赤とんぼで逢って、こんな人とお付き合

いしたいと思いました。今日お会いできて良かった。最高でしたよ。あり

がとうね。」と唇を重ねた。

 「いーさんは独身では、食事とか掃除・洗濯が大変ですね。今日も一人

で食事するなら、ご一緒に食べて帰りますか?」

「ありがとうございます。このままで別れるのは心残りなので、お付き合

いしてくれたら嬉しいです。」

二人は鳥専門店の店に入って、お互いの近況を語り合った。

「いーさん!明日は仕事だから早めに帰りましょうか?」

「そうですね。上野駅まで一緒に帰りましょう!」

上野駅で、東京方面と日暮里方面の二手に別れた。

帰りの電車の中で小暮は井坂とのことを思い出した。色白の身体に立派

なチンボ、そして上品なアナル。あのアナルに入れたら気持ち良いだろう

な」と回想する。

一方、井坂も今日を振り返っていた。使い込んだ黒いチンボは何故か卑猥

さがあった。歴史を物語っているのだろうな。あの黒いチンボを入れて欲

しかった。こーちゃんの全てが欲しい。そして一つになりたい。



                                                  続 く 









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