マール爺と忠犬ブブの物語


                                         小柄な爺 さん 


(2) 熊本天草への旅



”4月の熊本大地震、いまだもって避難している方たちがいます、一日も早

い復興を願っています。”

マール爺とブブは東京の住まいで、昨年 12月に熊本から上京して、一晩

世話した玄爺のことが気がかりでした。

(玄爺は熊本天草で、キリスト教が多い中で唯一のお寺の住職です、年令

66才、やさしい目をしたお坊さんです。)

昨年の 12月のある日、本郷でのお寺の仕事を終えて、歩いていたら「グ

ランパラダイス」の看板が目にはいり、「会員制」の文字にひかれ、ふらっ

と入りました。爺様たちがカラオケや雑談したり和やかでした。

そこにマール爺とブブは、親切に案内しました。

その瞬間マール爺の目と玄爺の目が何かでつながりました

お互いに一目惚れでした。

「初めまして、玄徳ともうします、仕事で熊本からこちらにきております」

玄爺が話すと、「私はマール爺です、そして愛犬のブブです。今日は一緒

に楽しく飲みましょう!

こちらの皆さんは気さくな方ばかりですよ。皆さん!熊本から入らしたそ

うですのでよろしくね。」

楽しい時間が過ぎて、マール爺と玄爺は、かなり会話もはずみ、恋人どお

しのようでした。

「玄爺これから私の家に来ませんか?」とマール爺とが誘いました。玄爺

は悩みましたが、こんな素敵なひとには、二度とお目にかからないだろう

と思い、決心しました。

マール爺の家まで歩いて5分でつきました。

めくる夜は二人にとって至福の夜でした〃("⌒∇⌒")

それから6ヶ月がたちました。7月になったら天草へ行こうかとブブに言

いました。ブブも嬉しそうでした。

7月はじめに熊本天草へ旅立ちました。天草空港から15分、本渡バスセン

ターから、富岡行きにのり、バス停通詞まで
35分、バス停から通詞大橋

を渡って
10分で玄爺のお寺につきました。

「マール爺、ブブよう来なさったね~」玄爺の目からあまりの嬉しさに、大

粒の涙・・〰!「玄爺のことが心配で、突然きてごめんよ」マール爺も涙を

うるわせている。

玄爺が「こちら天草は、スゴい揺れは続きましたが、被害は比較的少なか

ったんだ、それ以上に、先日の大雨が怖かったよ。」

 

このお寺は今は息子夫婦に任せ、玄爺は奥の離れで一人で、経典や書物を

書いたりするのが日課です

 

「マール爺、ブブちゃん、さあ奥の方へどうぞ」と案内すると、近所のお

ばちゃんたちが、おやつを差し入れてくれました。崎津名物「すぎようか

ん」です。おいしかとよ!うまか
!

マール爺もブブもおいしかとよ!食べました。

少し休んでから、玄爺は島を案内しました、ここ通詞島は静かなところだ

よ、ミナミバンドウイルカの群れに遭遇したし、その群れの上に、たくさ

んの鳥が「ミヤーオ、ミヤーオ」「クック、クック」と鳴いていました。

マール爺とブブを歓迎してるようでした。

そしてお寺に戻りましら、食事の用意がしてありました、息子のお嫁さん

が何かありましたらお呼びくださいとその場を離れました。二人はやっと

口づけし、強く抱き締めあいました。

マール、さあ食べてあとでしようね。

取り立てのウニとアワビ、新鮮な海の幸、海藻サラダ、金目鯛のおみおつ

け、何れも美味しかった。しあわせな時間が過ぎていきました。

マール爺は玄爺に「また入れてくれないか?」少しお酒の力もあり、二人

は越中褌になり、肌をすりよせ、口づけも強く再会の喜びにひたっていま

した。

そしてお互いの思いを遂げました。 

 

      おしまい










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