マール爺と忠犬ブブの物語


                                         小柄な爺 さん 



(6) 箱根路への旅



秋晴れの早朝、小田急線新宿駅西口の改札口にマール爺とブブの姿があり

ました。毎年秋に温泉、紅葉狩り、ゴルフを恒例にしています。

箱根は噴火により、一時期旅行客が減少しましたが、大涌谷もはいれるよ

うになり、平静を取り戻しました。ただ相変わらずアジア系の外国人が多

いです。箱根に限ったことではありません。

「マール爺、ブブごめんごめん。遅くなりました。」、と前回身延に一緒に

行った山中先生がやってまいりました。山中先生は元校長先生で、頭は短

めのごま塩頭ですてきな先生です。

それからすぐに今回参加の銀行の支店長がハンチング帽姿で相方の修海和

尚と一緒に現れました。支店長はまだ
50代で、眼鏡をかけ長身のがっちり

した人です。修海和尚は日蓮宗のあるお寺の住職で
165㎝ぐらいの小太りで

す。

 

皆小田急線のロマンスカーに乗り込みました。以前は喫煙席もありました

が今は全席禁煙です。

マール爺と山中先生、あいだにブブが嬉しそうです。山本支店長と修海和

尚、椅子を回転させて向かい合いました。支店長と修海和尚がビールとお

つまみをひろげ、電車内で楽しくビールを飲みながら、昨夜のグランパラ

ダイスの話をしました。今回グランパラダイスのマスターの越褌さんも相

方さんと参加の予定でしたが、都合悪く参加できず残念がってました。

 

やがて小田原駅に到着しました。降りる人は少ないが乗り込む人は結構有

りました。

突然目の前に現れた老人にびっくりしました。箱根の強羅で「老いとき荘」

のご主人の吉田さんでした。

「今日は皆さんで箱根ですか?」

マール爺が、「今日は箱根に紅葉狩りと温泉だよ。」、とあいさつしました。

それから箱根湯本につき、吉田さんは箱根登山鉄道の電車に乗り、皆に手

を振って別れました。

 

マール爺は箱根湯本駅が以前の面影なく綺麗になってるのにびっくりです。

「駅が綺麗になったね、向こう側に渡るのに連絡通路ができてるよ!」

山中先生が、「ねぇお腹すいたね、この先の橋を渡ったところでお蕎麦食

べない?」

そこは自然薯入りの美味しい「初花」というお蕎麦屋さんです。少し並んで

待ちましたがすぐに席につくことができました。

皆せいろ蕎麦を食べお腹いっぱいになりました。

 

それから箱根湯本駅に戻り、今日の宿泊先「離宮」にタクシーで向かいまし

た。会員制の立派なホテルです。銀行の山本支店長のはからいで泊まるこ

とになりました。

部屋に案内され設備の豪華さに驚きです。

 

一服して皆で大浴場に行きました。われわれ4人の爺さんたちは皆越中褌

してますので、脱衣場で視線をあびました。お仲間がいればすぐに仲間と

思われるかも知れません。皆他の宿泊者を目の保養に楽しみました。

 

今日の夜の食事は和食コースにしました。お酒、ビールを飲みながら海の

幸、山の幸に舌づつみをうちながら、皆ほろ酔いになりながら堪能しまし

た。

 

部屋に戻り部屋の中にベッドルームと和室にわかれました。

山本支店長と修海和尚はベッドルームに消えました。入ると同時に愛の交

換が始まりました、あえぎ声も聞こえてきました。

ふくよかなマール爺と山中先生は褌一丁になり、布団の上でキスし始めま

した。すっかり褌がモッコリもりあがってきました。あとはマール爺が受

け入れ至福の夜でした。ブブは部屋の行灯の近くに休んでいました。

 

翌朝は昨夜の和食の店で朝食です。旅に出るとどこでもご飯がおいしいで

す。

 

今日は芦ノ湖に向かい海賊船にのり、芦ノ湖畔の紅葉がきれいなベンチで

記念撮影をしました。楽しい箱根路への旅でした。

 

おしまい。










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