マール爺と忠犬ブブ


                                         アッチ さん 


(1) 伊豆の旅



マール爺と忠犬ブブはマール爺の昔からのメル友である中御門(なかのみ

かど
)泰久さんに会うために伊豆に来ていました。

中御門泰久さんは古くからのお公家さんの末裔です。

理由あって、別荘であったこの伊豆高原の洋風の建物を息子さんご夫婦が

ペンションになさって経営しているところに同居なさっています。

その上品でいて可愛らしい雰囲気の小さな身体と白髪頭のお爺ちゃんがペ

ンションの夕食時に演奏するピアノが評判になって、息子さんご夫婦のペ

ンションは大評判で宿泊客も絶えませんでした。

もともと幼少時より生活の一部で弾いていた泰久爺には何でもないことで

したが、一般人にはその醸し出す雰囲気と容貌とともに高貴なイメージで

クラッシクの楽曲演奏が魅力的にとらえられていました。

伊豆高原駅にマール爺とブブを泰久爺が迎え来きました。

久し振りの再会に二人は強いハグをしました。

男同士のハグはあまり日本には馴染みのないモノですが、この二人の爺の

ハグはまったくイヤラシさも無くごく自然な感じを醸し出していました。

本当はその場で再会の口づけを二人ともしたかったのですが、さすがに乗

降客の多い場所なので遠慮しました。

「マール、本当に来てくれてありがとう!嬉しいよ」

「こちらこそ! 泰久に会えて、涙が出てきちゃうよ!」

二人の再会はそんなに大変なことだったのです!

「ブブも元気で嬉しいね、なかなかペットも一緒に泊まれる宿ってあまり

無いけど、ここ
(伊豆高原)には結構あるんだよ!」

泰久爺の息子さんのペンションは予約で満室のため、マール爺はブブと共

に近くの別のホテルに予約をしていました。

泰久爺が紹介してくれたグランパラダイスと言う名のホテルでした。

伊豆高原駅からそこに向かう途中、グランパラダイスホテルの手前にある

「越褌」と言う喫茶店に泰久爺が「ちょっと寄っていかない?」と言いま

した。

「ここのマスターが今回、隣のホテルを紹介してくれたの。

あの『おいとき』の『越褌さん』の大ファンで、だから店名まで『越褌』

にしているって言ってたの。」

 珈琲越褌に立ち寄り、再会の歓びをあらためて二人はお互いに感謝をし

ました。

『越褌』のマスターにマール爺も泰久爺に紹介されました。

背の高いガッチリしたイイ男のマスターは二人を歓迎してくれました。

マール爺は大好きなモカのホットコーヒー、泰久爺はいつも飲んでいるミ

ルクティーです。

心が落ち着くと、久しぶりの再会でHがしたい二人でしたのでマール爺の

泊まる予定の部屋に泰久爺を招き入れ
SEXを楽しんだのです。

泰久爺は一見のイメージと違い、テクニシャンでサービス精神も旺盛です。

「そこそこいいよ~、気持ち良すぎる~っ」

下半身の一物を咥えられたマール爺は切ないほどの快感に酔いしれるので

す。ブブは二人のそばで不思議そうに二人の痴態を眺めておりました。

明日から数日はこの快感の逢瀬が二人をトリコにしてしまうのです。







                                            


トップ アイコン目次へもどる    「小説一覧」へもどる
inserted by FC2 system