マール爺と忠犬ブブ


                                         アッチ さん 


(2) 志賀高原の旅



 丸 義和、それがマール爺の本名です。ハーフっぽいその顔立ちから愛

称で「丸→マアル→マール爺」って言われるようになりました。

東京は浅草生まれの生粋の江戸っ子なのですが、彼のお爺さんが、本当に

ハーフだった影響で、そのお爺さんの面影が彼の顔立ちにも反映している

のです。

伊豆高原の旅で再会した中御門泰久さんは小学校からの学友でした。二人

とも東京では有名な私立の
K学舎出身なのです。マール爺の両親は決して

裕福ではなかったのですが、浅草で古くから観光客相手の商売を行ってお

り年柄年中忙しくしており、子供であるマール爺に手がまわらず、ちゃん

とした学校で将来的にもスムーズに進学出来る
K学舎に入学させたのです。

中御門泰久さんとはそう言う何十年も前からの友達だったのです。

久し振りに会った友達にたくさんの元気をもらって愛犬ブブとともに伊豆

高原から帰宅したマール爺でしたが、帰る時に中御門泰久さんがマール爺

に今の時期がとっても緑がきれいになる頃だから是非行ってみたらと紹介

されたのが奥志賀高原でした。

帰宅早々ネットで色々調べると、旅好きのマール爺の心はその奥志賀高原

の魅力にすっかり捉えられていました。

 

 その1週間後には愛犬ブブとともに志賀高原にマール爺は立っておりま

した。

泰久爺の言うとおり、6月初旬のさわやかな風が駆け抜けていくようで木

々の緑も都会と違いまだとてもきれいでした。

アクテビテイセンター奥志賀と言うところで、馬車に乗っての散策が出来

るとのことで早速体験してみることにしました。

https://www.tripadvisor.jp/LocationPhotoDirectLink-g1117904-d598642-i144
596310-Okushiga_Kogen_Hotel-Yamanouchi_machi_Shimotakai_gun_Nagano_Pre
fecture_C.html

 

馬車に乗ると同乗のお客さんが一人いました。

一目みてマール爺の心臓はバクバクしました。素敵な白髪頭の紳士だった

のです。

「可愛いワンちゃんですねぇ~、お名前なんて言うのですか」

「ありがとうございます、ブブです、ブブと言います」

抱いていたブブは紳士に愛嬌を振りまいてました。答えながらもマール爺

の目は紳士の顔に釘付け。

馬車が動き、景色を眺め、爽やかな風がふたりの頬を撫でていく。隣どう

しの座席に座って、紳士の腿とマールの腿が触れて紳士の体温を感じまし

た。永遠に続いてほしい時間が過ぎて行きます。

「この後ってどういうご予定でしょうか?もし、良かったら僕に付き合っ

ていただけないでしょうか?」

信じられない紳士からの衝撃的提案に、マール爺は舞い上がりました。

「えっ本当!嘘~~っ!」って言いたいのだけれど、「ありがとうござい

ます!ご同行させて頂きます。」何て気取っ言ってしまったのです。

でも紳士はそんなマールの対応にも嫌な顔を少しも見せず

「嬉しいです!是非お付き合い下さい!」とおっしゃって下さいました。

★きっとマールはこの人を好きになるなと感じてた、良かったワン★

ブブはそう思ってました。

「ここから車で数分行ったところに熊の湯ホテルってとこがあります。本

物の温泉のホテルで、日帰り入浴出来るので、ひとっ風呂入りませんか?」

紳士のお誘いにこれまたビックリのマール。

『温泉に入るのだから裸でしょう? この紳士の裸の姿がじかに見られる

の?』ちょっと股間がうずいてくるマールでした。

 馬車での散策を終え、二人は紳士の車が駐車してある駐車場にきました。

クラッシクなフォルクスワーゲン、それも真っ赤な色。カッコ良いし目立

ちます。

紳士はマールの肩にてをやり引き寄せ、「さあ、行きましょうか」と言っ

た。マールは紳士の顔をあらためて見つめ、

「いい男だなあ…」と感心しました。

 熊の湯ホテルは本当に車で6分ほどの距離でした。

  http://www.kumanoyu.co.jp/hotel/

日帰り入浴は一人千円でしたが、私がお誘いしたからとマール爺の分まで

払ってくださいました。

脱衣所で服を脱ぐと紳士もマールと同じ様に越中の愛用者でした。ワクワ

クして前垂れが少し盛り上がりそうなマールでした。

越中を外すと思っていたとおりの大きいモノが存在感タップリに垂れ下が

っていました。

生唾ごっくんしそうでマール爺は慌てました。

源泉かけ流しの珍しい翡翠色の温泉でした。

 内風呂の檜の湯船につかりながら、紳士が自己紹介をしてくれました。

この志賀高原を下った湯田中の渋温泉で旅館を経営しているが、息子の代

になって引退しているとのこと、今日は久しぶりに高原ドライブを楽しみ

に来たが、アクテビテイセンター奥志賀の馬車乗り場でマールを見かけ、

どうしても自分も同乗したくなったとのことでした。

風呂場には他の客もいなくて、二人はちょっと大胆になり始めていました。

湯船に中で抱き合って口づけ、舌まで滑り込ませての。

ビンビンになったお互いのモノを握り合う。

 

 「マールさんお願いです。今夜はこの先にある見晴らしのいいホテルで

ひと夜を一緒に過ごしませんか?」

「嬉しいです!宜しくお願いします!」

 

 車で30分も行ったところにそのホテルはあった。

  http://www.hotelgrandphenix.co.jp/

 

チェックインを済ませて早速部屋に入ると、二人はベッドで激しく愛し合

った。

マールは熊の湯の風呂場で、この紳士の性感帯の中心は乳首ではないか?

とその大きさから思っていたので、激しく責め立てた。

「あっ そこ! いいっ…」

★まだまだ長い夜が待ってるよ!

二人とも好きモノどうしで良かったワン★

ブブは二人の痴態を眺めながらそう思うのでした。

 

                      おしまい







                                            


トップ アイコン目次へもどる    「小説一覧」へもどる
inserted by FC2 system