縛って欲しいと頼まれて


                                             山田太郎さん



 3P相手の40代の×一の女に、縛られてみたいと せがまれました。自分にはSM

趣味は有りませんが、 縛り屋の知り合いはおります。戸田に一軒屋を借りて 仕掛

けを作って、楽しんでいる親爺です。


 悪友と三人で出かけることになりました。彼女は以前 真似事はして貰ったが、本

格的なのは初めてとやや 緊張気味でした。シャワーを使ってビールで乾杯。


 小生の息子は未だ不如意、そこで彼女にアナルを求めると、「舐めるだけよ、この

間は急に指を入れられて、もう暫く痛かったのだから」と言うのです。これが効きまし

た。先ずは彼女のフェラチオを受けながら、バックから悪友が攻め始めました。そして

交代したり、そろそろ縛りの始まりです。


 彼が言うには此のところ男の客ばかりで、太目の女は久し振りと赤と黒の紐で縛り

上げていきました。酔いも効いて彼女は気持ちよがっていました。次回はきつく縛って

貰って鞭をあてて苛めるかと言うと、駄目、駄目と嫌がりますと、又息子がいきり立ち

ました。


 3時間に及ぶ遊びで盛り上がりました。中年夫婦で好きなのが居るとかで、年内に

男数人とご夫婦で、今回の彼女を囲むパーテーを開こうと散会したのですが、駅で悪

友が彼女を飲みに誘いました。又しけ込んだかも。自分は明後日初めての60代との

デイトを控えていて、自重して帰宅。お土産に寿司折一つ。


 すると息子が帰って来て、「お父さん有難う」と喜んで食べ始めました。老後の過ご

し方の話の終わりにこんな句を見つけました。「日残りて昏るに未だ遠し」、そして次

の頁に7ヶ月の癌闘病後のなかにし礼の対談、これまでの74年間は助走、此れから

全力疾走ですと。何と素晴らしい後輩(高校の2年後輩)でしょう。


 人生いたる所に青山あり。親子元気で頑張ります。

                                            終わり




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