良い女に出会いました


                                             山田大郎さん

其の1


 十日程前携帯が日に一本もかかって来ない、これも人生の昏への道中なのかなと、

一抹の寂しさを感じたのでした。そして新聞の下段の広告群が目に留まったのです。

「お茶飲み相手を・」とか、パーテー等。十数年前長年実績のあるパーテーに参加し

たことを思い出しました。


 大勢でダンスにカラオケをして、飲み合って、二、三次会となっても、中々最後まで

辿り着けない、そんな評判でしたが、自分は会長の彼女を盗んで楽しむことが出来た

のでした。そしてこの会の後継者をやりたいと思っていたのでしたが、暫くご無沙汰し

ていたら、会長、彼女そしてダンスの先生も亡くなってしまって、会は消滅していまし

た。残党で寄って来たのはダンス好きであれはノーのおばん一人です。広告の一つ

に電話してみると、親爺が出て日本橋の料理屋、月に一度自分の店で昼間二十人

のパーテーを開いて、男女の懇親会をやっているとか、散会後の事は腕次第と。直ぐ

にFAXで案内が送って来ましたが、白髪親爺では無理と諦めました。


 次に電話したら是非会ってと言うことで会うと、入会費五千円で、何回でも紹介する

が、気に入ったら紹介料が一万円とか。「援助無し、直ぐにもラブホへ・・」、こんな条

件で受ける女がいるものかいなと聞いたら、「居ますよ、お宅が長年利用した交際誌

の会員も居ますから」と言うのでした。それでは宜しくと別れたのですが、やっと携帯

が鳴りました。先般の3P仲間からのお誘いでした。五千円損したか。


 まあまあこんな世界が有ることが分かった月謝かと割り切った次第です。そして3P、

六時間近く楽しんで、帰りの電車で六本木のSMホテルに翌日招待の電話でした。如

何してこんなに固まるのかなと、嬉しい悲鳴でした。三度目の招待で、目隠しされた

奥さんと小一時間楽しんで、旦那の許可を貰って出しました。もう僅かしか出ません

が、濡れたお×んこを旦那は喜んで撮影です。そして数日後あの親爺から電話。条

件ぴったりの女を紹介すると言うのです。彼にしたら自分は釣り上げかかった魚だし、

小生も連れまわせる女が正月死んで、カップル参加のパーテーの相手が欲しい、一

万円で賭けてみるかと乗ってみたのです。

                                              続 く 




トップ アイコン目次へもどる      「エッセイ一覧」へもどる
inserted by FC2 system