良い女に出会いました


                                             山田大郎さん

其の4



 終わって忍ばずの池を眺めながら、彼女からお願いがあるのと切り出し

てきました。金は要らない女と紹介されているので、何の話かと気になっ

たの
ですが。

 

 5年付き合った彼に300万円位貸していると言うのです。好きで好き

で付き合ってきたが、金を返してくれないので別れたのだそうです。

 

男が女に入れあげる話は聞きますが、女が男に貢とは、男妾ならいざ知

らず、何と幸せな男でしょう。

 

会う度に2万円、3万円と貸してきて遂に300万円になってしまった

そうです。

 

ピストン運動しながら「頼むよ今日3万円な」とせがまれて、返事をし

ないとすぽーんと抜く、貴女は「いやー早く入れて」と喚く、こんなや

り口だったのでしょうと言うと肯きました。

 

「太郎さん、見ていた様に分かるわね」と言うので、好きだったのなら

その位諦めたらと言うと、そうはいかないとのこと。

 

彼から第三者を入れて話し合うことを提案してきたと言いますから、借

用書が無ければ何の証拠もないので、先ずは借用書を書かせること、そ

の時住所、氏名を免許書などで確認することが重要ですよと教えたので

す。

 

そして何よりも大事なことは、絶対に体を許さないことですよと念を押

しました。そんな男は1万円位返して「もう裕ちゃんが欲しくって、こ

れこんなに固くなっているよ」と誘うのが目に見えていると言いました。

 

女は過去に惚れていた男からの誘惑に弱いと言うと、そうかしらと強く

は否定しませんでした。

 

「太郎さんは入れて抜いての続きで・・」と言うので、「じっくり可愛

がって上げるからね。早く契約書を貰うこと。もう奴の手に乗って身体

を許しちゃ駄目よ。法律の問題も教えて上げるから」

と次回を約束して別れました。

 



                                             続 く 





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