男の影を慕いて



                                     秋山槙太郎さん 



(23)田中のマンションで



「僕、秋山さんからの電話を待ちわびていたんです」

田中は俺の顔を見ると、嬉しそうにそう言った。

部屋に入ると、

「秋山さん、何か飲まれますか?」

「いや、飲み物はいらない。それよりも俺は、お前を抱きたいんだ」

俺がそういうと、田中のズボンの股間がみるみるうちに膨れてきたのだ。田中

のズボンが突き上げてきている。

田中は、俺を待っていたのだ。

 

「僕、嬉しいです、、、。秋山さんが僕の家に来てもらって、とても嬉しいで

す。秋山さんに抱きついてもいいですか、、、?」

田中は遠慮がちに言った。

「おう、いいぞ、お前の好きにしていいぞ」

田中は俺に抱きついてきた。

強く俺を抱きしめてきたのだ。田中の体は太かった。俺も太い方だが、田中も

太い体だった。

特に、尻が大きく、エロい雰囲気を出していたのだ。

 

「田中、俺の体が欲しかったのか?」

田中は、俺に抱きついたまま頷いた。

「秋山さんからの電話をずっと待っていました。僕、秋山さんのことが忘れら

れなくて、、、。秋山さんに会いたかった、、、」

田中は俺にキスを求めてきた。

 

唇と合わせると、田中は舌を絡めてきた。

田中は興奮している。俺とセックスができることに喜びと性的興奮に陥ってい

るのだ。

俺は、そっと田中のズボンの股間に手を這わせると、そこには早くも固く息づ

いているものがあったのだ。

やはり田中は若い。すぐに勃ってくる田中の陰茎は、力強いものがあった。

 

俺はあらためて田中の顔を見た。

短く刈った頭、丸顔の中に、団子鼻が可愛い。

つぶらな瞳をしており、人好きのする顔をしている。

可愛い男だ、と俺はそう思った。

老け専の俺だが、この男は別だった。可愛くて、抱きたくなるような男だった。

俺は、この男を嬲(なぶ)りたい気分になってきた。田中が可愛いが故に、少

しいじめたくなったのだ。

 

「田中、ここで俺のチンボをしゃぶれ」

田中は、俺からの突然の命令に、えっというような顔をして俺を見た。

田中は面食らったのだ。

「お前、俺のチンボをしゃぶります、って言っただろ。しゃぶってみろ」

俺は仁王立ちになった。

田中は観念したようだった。

「はい」

田中は、そういうと俺の前に跪いた。

 

俺のズボンは、すでに突き上げていた。田中の手は、興奮で少し震えているよ

うだった。

田中の顔が、性的興奮で顔が赤くなってきた。

俺のズボンのチャックを下ろす手が震えている。

チャックを下まで下ろすと、ズボンの中で白く薄いブリーフの突端が突き上げ

てきている。

田中は俺を見上げるようにして、俺の目を見た。田中の顔は、興奮で紅潮して

いた。田中は、生まれて初めて、男のチンボを尺八するのだ。

俺も田中を見下ろした。田中はブリーフに手をやると、少しずつ下げていった。

 

ブリーフに、俺のすでに勃起している陰茎が引っかかった。

なおもブリーフを下げると、ぶるんと陰茎が跳ね上がったのだ。田中は、俺の

勃起しているチンボをまじまじと見た。

思わず田中は、「太い、、、」とつぶやくように言ったのだ。

田中は俺の陰茎の根元を握った。

俺の目を見た。

俺の目を見ながら、亀頭を口の中に含み始めたのだ。

田中にとって、男のシンボルを口に入れるのは初めてのことだ。

 

「いいか、歯を当てるな。舌をうまく使え」

田中は、チンボを口に入れたまま頷いた。

時々、田中の歯が当たった。

その度に俺は、

「歯が当たっている。歯を当てるな。舌で転がすようにしゃぶってみろ」

田中は頷き、慣れない様子で一生懸命尺八をしている。

そんな一生懸命な田中を見ていると、俺は急に、田中に嫌なことを無理やりさ

せてしまったことを後悔した。

急に田中が可哀想になってきた。田中が愛おしく思えてきたのだ。

 

「田中、、、そこまででいい、、、」

俺は田中を立たせると、田中を抱きしめた。

「俺が悪かった。お前に嫌なことをさせてしまって、、すまなかった、、、」

俺は強く田中を抱きしめた。

田中も、俺にしがみつくように抱きついてきた。

「僕、、秋山さんが喜ぶのであれば、どんなことでもします」

俺は嬉しかった。俺は田中を強く抱きしめると、キスをした。

田中は俺の口の中に、舌を入れてきた。俺は田中の舌を絡ませた。

 

途端に二人は興奮し、発情してきたのだ。

田中の顔が紅潮してきている。少し涙目になっていた。

田中は、「秋山さん、、、」と言いながら、熱い目で俺をじっと見つめた。哀

願するような目だった。

「裸になるか?」

すると田中は嬉しそうに頷いた。

二人は、寝室の中に入っていった。 



                             続 く







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