最後の恋を求めて




                                         筑紫俊一郎 さん 



【 2.それぞれの旅 ②】



 中村晉一は群馬県高崎市に長男として生まれ、30歳頃まで東京で働い

ていたが、家業の建設会社を父から継ぐ為に高崎に戻った。前橋の知人の

紹介で結婚して2男1女を授かった。父が厳しかったので若い時から優し

いお兄さんのような男性とお付き合いしたいと思っていたが、男を好きだ

ということを隠して、
3人の子供を育て上げて、自分の会社も順調に成長

させてきた。若い時から運動は得意で、スキー・ゴルフと恵まれた身体を

生かして楽しんで来た。60になって会社も安定しているし、もうそろそ

ろ自分の気持ちに忠実に生きてみたいと思い始めた。60を過ぎて、髪も

白いものが混じって、体型もメタボ体型になった。いつも掛かりつけの医

者より「もう少し痩せた方が良いよ」と言われるが、毎晩の晩酌が欠かせ

ず中々痩せることは出来ない。でも、身長もあるし、筋肉もある体なので

余り太っているのが目立たないのが幸いである。今は
175cm、80㎏、逞

しい身体になっている。晉一は妻が留守の時にインターネットを見ては妄

想を拡げていった。ある時出会い系サイトで群馬県太田市の人が目につい

て勇気を振り絞って思い切ってメールした。初めて男とメールし合い、高

崎駅で待ち合わせした。相手は田中誠67歳。
170cm80㎏位の小太りで

理想的な体型で、笑顔が非常に可愛い。朝からソワソワ・ワクワクで落ち

着かない。インターネットやビデオで男同士の
SEXもいろいろ見ているの

で、初体験ということを隠していた。晉一の車でラブホへと向かった。田

中は車の中で晉一の太腿、チンボを触って来た。晉一は運転しながら我慢

汁を流し続けた。「中村さんの亀頭は大きいね。それに太いチンボだね」

とその我慢汁を亀頭に拡げては愛撫していた。晉一は快感に耐えながらカ

ラカラに喉が渇き、話している内容も上の空であった。晉一は「男のとの

濃厚なキスや、チンボを思いきり舐めたい」という憧れがあった。

ホテルに入ると、田中がゆっくりと抱きしめてくれた。体が震えそうな

位興奮して、彼の口にむしゃぶりついた。彼はトランクスだったが、晉一

はビキニを穿いていた。ビデオでは見ていたとはいえ、初めての男との


SEX
には戸惑いがあった。興奮しながらキスをし、徐に彼のトランクスを

下げて尺八した。我慢汁が出ており、しょっぱいと感じた。

田中が「シャワーを浴びませんか?」と言ってきた。一緒に浴室に入り、

キスをしながらお互いの身体を洗い合った。田中の白い肌、ふっくらとし

たお腹、そして白髪交じりの陰毛の中から下がっている大きなチンボと陰

嚢、そして丸々としたお尻を洗っていると先走りが溢れてくる。田中も晉

一の立派なお腹、大きなお尻、そして両足の間にぶら下がっているチンボ

と陰嚢を丁寧に洗ってくれた。

浴室から出ると田中がベッドに仰向けになった。晉一は乳首・チンボと

愛撫して、田中の善がり声に興奮した。田中は足を上げて誘うような仕草

であった。晉一は田中の菊の花に潤滑剤を塗り、ゆっくりと拡げて、亀頭

を徐々に入れて行った。田中は「少しそのままで・・・」と言いながら、

アナル一杯に入っている中村のチンボを感じていた。晉一は初めて男のア

ナルに入れた興奮と快感で入れたばかりで発射しそうになった。田中は

「ゆっくりと動いて!凄いね。気持ち良いよ!もっと!」と晉一にせがん

で、晉一の太いチンボで次第に桃源郷へと昇りつめて行った。晉一も初め

ての興奮と快感で殆ど同時に発射した。その初体験は女では味わえない快

感であった。

 晉一は田中とのSEXが忘れられず、次の逢瀬が楽しみになった。しか

し、田中はなかなか時間の都合がつかずに最初は月に一度、それが2か月

に一度、3か月に一度と間隔が空いて、どうしても晉一には我慢できなく

なって電話すると「こちらから連絡するから電話をしないように・・・」

と言われた。「これは私を愛してくれていないのかな?他に好きな人がい

るのかな?諦めようか!」と迷ったが、結局は諦めて新しい恋を求めるこ

とにした。傷心の気持ちを癒しに一人旅に出た。秘湯が良いと思って仕事

が一段落したので霧積温泉に向かってハンドルを持った。

急ぐ旅ではないのでゆっくりと車を走らせた。新緑にはまだ早いが「山

笑う」様相を呈している山間を走って来た。田中との逢瀬のことが次々と

思い出される。忘れることができるのだろうか?一緒に肌を接している癒

される時間、彼のアナルに入れて一体になっている充実感、仕事をしなが

らいつも彼を思っているときめき・・・彼の都合に合わせて我慢した方が

良いのであろうか?と迷う。その迷いの中で秘湯の霧積温泉・金湯館に到

着した。

ご年配のおかみか中居さんかは定かではないが迎えてくれた。「連休前

でお客は少ないですからゆっくりとして下さい」と部屋に案内してくれた。

先ずは温泉に浸かろうとタオルを首にかけてお風呂場に行った。



                                                  続 く 









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