最後の恋を求めて




                                         筑紫俊一郎 さん 



【 11.草紅葉



 それから2週間に一度位のデートが続いた。あるときはゴルフして19

番、または19番だけ・・・と。

晉一は“逢いたい!逢って色々話したい!SEXしたい!」と思うが、「こ

んなに男を愛して私は少しおかしいのではないだろうか?何も知らない家

内に申し訳ない”と思うようになった。晉一の奥さんは友達と一緒に旅行

するタイプではない。旅行は自分と行くだけである。休日も近所の買い物

は自分でするが、遠出の買い物とかはいつも晉一と一緒に行く。また、一

人レストランで食事をすることが嫌いである。従って夫婦で行動すること

が多い。“兄ちゃんはこんなことをどのようにしているのだろう?”と思

った。逢いたいけど、のめり込んでいけないと思う日々が続いた。

ある時SEXが終わってラブホでコーヒーを飲んでいる時に、「兄ちゃん

は男を愛して、SEXしていて、そして相手に夢中になっていて悩むこと

はないの?」と聞いた。

「その問題は20代に答えを出しました。まだ、男を好きだと言うことが

今のように堂々と行動できない時にね。この世界のスナックも少なく、サ

ウナもない時代でした。私も悩んだことがあります。親・親戚・友達・社

会でも異常なこととされていて、私自身も後ろめたい心がありました。で

も、“男を好き・男の身体が好き・男とのSEXが好き”ということから

自分は一生離れられないと思いました。それなら、男と付き合う中で相手

の男性から吸収することで自分を成長させたい・男とのお付き合いを通し

て人生を充実させたいと思いました。しかし、世間もあるのであくまでも

人さまにご迷惑を掛けないように二人だけの世界にしていましたけどね。」

と言った。

「確かにそうですね。仕事があって、親戚があって、地域社会があります

から、それに支障があったらいけないですからね。」

「そうです。もっと極端に言うと、男を愛することで家族や社会・仕事に

迷惑を掛けないことは自分の責任と思っています。幸いなことに家内は趣

味の会が毎日あるし、私と一緒に行動することは殆どないのですよ。だか

ら、自分の時間がたっぷりあります。」

晉一は頭では理解できるが、何処かにまだすっきりしない気持であった。

正一は“週一位逢いたいな!70近くにもなって、こんな恋をできるのは

幸せだな!もう、こんなに男に夢中になることはないと思っていたけどね」

と自分自身に感心していたし、そんな自分を褒めてあげたい“と思ってい

た。

お付き合いして半年。月に一度位のゴルフは続いた。或る日晉一が「仕事

が一段落したから、二人で温泉に行きましょうか?」と誘ってきた。正一

は即座に「それは楽しみだね。行こう!それから今後はハーフ上がってき

たら、毎回パンツを交換しようか?午前中晉一のチンボを包んでいたパン

ツが午後から私のチンボを包むと思うと興奮するよ。私は変態かな?」

「良いですね。それでは下着はTバックか助平なパンツが良いかな?」

「私はいつもの褌かボクサーパンツを穿いて行くよ。」と話が進んだ。結

局、晉一の知っている伊香保に行くことにした。

 朝早く新幹線に乗って高崎駅で待ち合わせ。今日はゴルフをしてそれか

らホテルに行く予定。吉井ゴルフクラブまで、晉一の運転する車で正一は

晉一のチンボを触りながら、我慢汁が出たら亀頭に塗って愛撫する。そう

するとまた我慢汁が出てくる。それをまた亀頭に塗るという繰り返しであ

る。そして、信号で停車すると少しの時間でも口に含む。とても60代の

大人の行動とは思えないことを平気で繰り返した。

ゴルフは何時もの様にツーサムで二人だけで廻った。死角のところでキス

をして、カートに乗りながらお触りして、いよいよハーフが終わった。一

緒にトイレに入って交換したいがその勇気もなく、最初に正一がトイレに

入って褌を外して晉一に渡した。晉一は今まで正一のものを包んでいた褌

の温もりが残っているのを穿くと興奮して大きくなって我慢汁が滲み出て

くる。正一も晉一の穿いていた
Tバックを穿いていると思わず大きくなる。

お互いにその温もりを感じながら昼食を食べた。周囲の人が知らない二人

だけの秘密をもって、何食わぬ顔で昼食を取った。お互いに今夜のことを

期待して楽しいゴルフになった。ゴルフ場を歩いていると周囲の草紅葉も

さらに美しさを見せていた。



                                                  続 く 







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