最後の恋を求めて




                                         筑紫俊一郎 さん 



【 12.山紅葉



それから一路伊香保へと足を延ばす。伊香保への道中は紅葉が真っ盛りで

ある。落葉樹の黄色、漆やカエデの赤、そして松の緑の作り出す自然の美

しさに見惚れていると正一はこんな時間を共有できる今の幸せを感じてい

て、今までの不安も忘れてしまう。

ホテルに着いてすぐにお風呂に・・・解放感に興奮して、キスをしたり、

触ったり、そして交互に立たせて舐めたり・・・とスリルがある。途中で

3人連れが入って来て、何食わぬ顔で露天風呂の紅葉を見ていた。

食事はビールで今の幸せに乾杯して、それから日本酒に移った。「晉一!

兄ちゃんはこの歳になってこんなに惚れることはないと思っていたけど、

毎日晉一のメールを読んだり、晉一に逢えることを考えると幸せを感じる

よ。晉一!ありがとう!」

「兄ちゃん!私も最初は男同士が夢中になるのがおかしいと思っていたけ

ど、仕事で嫌なことがあっても、人生で面倒なことがあっても、また兄ち

ゃんに逢えると思うと頑張れるよ。ありがとうございます。兄ちゃんに知

り合って本当に良かったです。」お互いに見つめ合いながらゆっくりと食

事した。

やがて食事が終わって部屋に入って正夫は「晉一!少し早いけど誕生日プ

レゼント。晉一のこだわりのゴルフボールを買ってきた。タイトリストの

X1の№1の玉だけを3軒回って揃えたよ。」「兄ちゃん!ありがとうご

ざいます。実は中々№
1が少ないので探すのが大変なのですよ。大切に使

います。なるべくOBをださないようにするよ。(笑)」

「晉一は直ぐにOBを出すからね」(笑)

「仕事ではOBを出さないのでしょう?」

 初めて過ごす二人の夜は今までのラブホとは違ったものとなった。晉一

はアナル
SEXを経験する度に快感が増してくる。「兄ちゃん!兄ちゃんの

女になったような気持ちだよ。気持ち良くて変になりそうだよ」と善がっ

ている。正一はそんな晉一を見ていると満足感で満ち溢れてくる。「晉一!

今日はお互いに発射しないで、明日の朝発射しないか?」と言った。いつ

ものようにゆっくりと晉一のアナルを指で愛撫していると、晉一は「兄ち

ゃん!良いよ!もっと!もっと!兄ちゃんのチンボが欲しい!入れて!」

と善がってくる。正一もそんな晉一を見ていると余計に興奮して来る。そ

して夜遅くまでも濃厚な
SEXが続いた。正一は翌朝いつものように5時に

目が覚めた。隣には昨夜の疲れなのか晉一が気持ちよさそうに眠っている。

正一はそっと唇にキスをして、勃起している晉一のチンボを咥えた。ソフ

トに舐めまわしていると晉一が目を覚ました。

「晉一!お風呂に行こうか?」

「行きましょう!」

念の為にカメラ持参で露天風呂に行った。早い時間なので誰もいない。カ

メラを露天風呂に持ち込んで、お互いに写真を撮り合う。ライトアップさ

れた露天風呂に浸っている姿、立って打たせ湯を浴びている姿、そして体

のUPも・・・

部屋に戻ると朝焼けに日差しが入る部屋で愛し合う。二人の温泉で温まっ

た身体を朝日が真っ赤に照らしている。

 翌日は伊香保の街を歩いた。階段の途中で赤城山を背景に写真を撮った

り、温泉街のお店に入ってお土産を見たり、コーヒーを飲んでお互いの笑

顔を見ながら話した。

それから町営の公衆浴場の露天風呂に入った。公衆浴場は何人かいたが、

紅葉が天風呂に浮かんでいるところで温泉に浸っている笑顔を写真に撮り

合ったりした。入っていると紅葉した落ち葉が二人の入っている温泉に落

ちてくる。静かに秋のひとときが過ぎて行く。

早めにホテルに戻るとすぐに正一は晉一の身体を求めた。「兄ちゃんはす

ぐに
SEXしたがるのだから・・・」と晉一が言うと正一は「だって、晉一

が好きなのだからしょうがないよ」と抱きついた。最後の夜は別れを惜し

むようにお互いの身体を貪った。

翌日、晉一は「3日間一緒にいたのに帰ると思うと寂しくなる。不可能だ

けど出来るならずっと兄ちゃんと過ごしたい」と言った。

晉一の運転で帰路に着いた。正一は助手席で晉一の手を握りながら高崎駅

まで送って貰った。途中「晉一が疲れているから少し運転を代ろうか?」

と言うと、「兄ちゃんの運転だと安心して乗っていられないから私が運転

します。」と正一を気遣った。高崎駅で「晉一!この3日間ありがとう!

本当に楽しかったよ」と握手をして別れた。正一は新幹線の車中で3日間

をゆっくりと再度思い出していた。



                                                  続 く 







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