先生と栗蔵 (その4)     .


                                     花栗 さん 



 先生は布団の上に、栗蔵に言われたまんま、四つん這いになり、じっ

としている。

それを栗蔵は、ニタニタとしたほろ酔いの少し赤らんだ顔して、大きな

手で、摘まむように引っ張るように撫で廻す。

 「先生は餅肌じゃ。吸い付くような肌しとるのう。」

 と、両尻たぶをグイと饅頭でも割るように開いた。開いた秘肛を見入る。

匂いを嗅ぐように鼻先が着くほどに見入る。

 「シャボンの匂いがしておるのう。きれいな桃色をしてる。いいオメコ

じゃ。ヒクヒクしてるぞ。ブワッハッハッハ」

 意識した先生は、見つめられて恥ずかしさを覚え、自然と尻がくねった。

(こんな醜態を人目にさらけ出すのは生まれてこのかた、他人にはない。

幼児期に父親に見つめられ、触れられただけだ。
)

ところが、そんな恥ずかしい気持ちが何故か、遠い日の父親と栗蔵とが

重なって、不思議な安らぎを覚え始めて来るのだった。

 

「風呂で揉んだから、だいぶ緩んでるはずだ。どれ。」

 そういうと栗蔵は、口に含んだ人差し指を、唾液を垂らしつつ、まずゆ

っくりと、桃の蕾に突き入れるように押し沈めて行った。

「ぬくぬぷ」とした感触を味わいつつ、ゆっくりと半分入れては戻しつ

つ…。

先生は、ただじっとしている。まだ酔ってることもあり、頬を赤らめた

まま緊張した面持ちで。

 栗蔵は、今度は「ぬっくん」と、指の根本まで入れた。

先生は思わず頭を上げ、「くっ!」とした表情を見せたが、痛みは無か

った。それが自分でも不思議な気がした。

それに、もう排泄感もして来ない。シャボンを塗った指では無いことで

もあるが。懐かしいような、妙な愛しさを感じ始めた…。

 

 しかし、ここからが違って行った。

栗蔵は、柄に似合わぬ小まめな人差し指の動きをさせて注送を繰り返し

緩めると、更なる拡張のため、今度は中指も添えて、入りやすいように

指の先を重ねた。

それを、今度は自分の、もう布団にまで垂れてた先走りを、絡め巻くよ

うにした。そしてそれを二本の指にたっぷり塗って、桃色の濡れてるよ

うに鈍く輝いてる秘肛に、今度は少し慎重な面もちで、爪が隠れるほど

入れて、そこからゆっくり1センチ埋めては引き、また2センチ入れて

は引きとして、第二関節辺りまで押し入れた。

そこからが硬い。栗蔵は予定通りとでもいうような顔して、そこまでを

またゆっくりと繰り返す…。

けっして無理はしない。気は急いてるだろうが。たらたらと先走りを溢

れさせてるそれをまた掬い取って塗った。

 先生は緊張して、だいぶ気持ちがこわばっていた。が、先ほどに味わ

った人差し指の「くっ!」とした後の何かしら心地良さを覚えた感覚に

浸っていた。

指先が刺激したそこが前立腺だと、知識でおぼろげながらに知っている

のか、再び微妙に期待しているのだった。

 

「そんなに硬くなりなさるな。ふふふ。だいぶ緩んで来た。どれ、身体

を楽にしなさい。この方が気も楽になるだろう。」

 栗蔵はいやに優しい言葉使いで、先生の体を抱きながら反転させて枕に

寝かせた。

寝かせるとすぐさま枕を奪うようにして、それを今度は先生の尻の下、

腰辺りにあてがった。優しいようで、一息をつかせない。

「ぐちゅぐちゅ」と蕾を繰り返し回すようにして、突きほぐした。そし

て、内括約筋を突き抜けるもうそこまで来ていた。

指先を覗かせては先生の苦痛に歪む顔を見つつ、まるでその顔を楽しむ

ように、交互に見ながら数ミリ突いては引くのであった。

そして、「歯を食いしばってはダメだ。大きく口を開けてごらん。」と

言うと、先生が素直にその言葉に従って口を開けた。

すると同時に、栗蔵の合わせた指二本が一気に根元まで入った。

 

「ああっ、くくぅ!」

 先生は声を上げた。一瞬の痛さであったが、さほどに我慢できない痛み

ではなかった。

栗蔵の、抜き差ししつつ廻すように動かして行くのにもだんだんと慣れ

て行った。いや、慣らされて行った。栗蔵の、巧みな指使いで…。

 先生は心地良さをだんだんと覚え始めていた。

半ば閉じた瞼に、また父親の顔が浮かんできて、その顔が栗蔵と重なり

始めた。

栗蔵は「よしよし。」と、先生の思い描いてることを知ってるように、

まるで父親のように言うのであった。

そして、入れたくて入れたくて我慢に我慢をしていたギンギンの、鈴口

から垂れ流してる息子に手を添えた。

充血しきって、ズクンズクンと呻っているカリを押さえて、「さあ、入

れるぞ。」と枕の位置を調整しつつ、先生の腰を引いた。

 

 「ちょっとの辛抱やからの。じきに良うなるぞ。」

 まるで先生を赤ん坊のオムツ替えのように、片手で先生の両足首を持つ

と、開いた股で尻を挟んだ。

挟んで、棹を根元から搾り上げるようにして先走りをたっぷりと溢れさ

せた。溢れ出たそれを丁度、先生の蕾に落ちるように腰を浮かした。

戸渡りへと流れてゆくのを掬うと、指先で押し込むように蕾に塗りたく

った。

その余ったものをカリの下にも万遍なく、棹の根の方にまで延ばした。

特に、カリの周りにはたっぷりと。垂れるほど。

 先生はドキドキしながら、じっと待っている。

未知なる期待と不安とが入り混じって、胸に当ててる手は、心臓を押さ

えるように、少し震えながら…。

 

           ~~            ~~

 

 少し「クイクイ」と、繰り返し入れてみたが、まだまだ硬くてすぐに

抜いた。

カリ首が情けないほどにすぼまっている。

それほど、先生の菊門はまだスンナリとは入らない。

思いがけずに勃起しかけていた先生のマラも、すっかり萎んで、鈴口か

ら垂れてた先走りも今は止まって、下腹にわずかに繋がらせている…。

無理もなかろう。指を三本合わせたよりも太かろうから。普通の大人の

手首の太さはあろう。

それよりも張ったカリが入るのは、カリが窄まるからだ。

けどその後に続く剥けきった部分が少し隠れるほどのところで痛がる。

苦痛に顔をしかめる先生に、不安を抱かせないように言う。

「少しずつ入れてゆくからの。智子も見守ってくれてるぞ。」

と、まるで都合のよいことを口に出す。

それも、おびえたように身が硬くなった先生の気持ちをほぐそうと、思

いついて出た言葉なのだ。

 

 だが、「智子も見守ってくれてる」と言われて、先生の気が、硬かっ

た表情が少し解けて来た気がした。

栗蔵の優しい言い方も功を奏してるのかも知れない。

 一旦抜いたマラを、丸く合わせた三本指に替え、先生の腰を引き寄せ

て出し入れする音が、幾分か伸びてきて、さっきよりも少し深く入って

行ってるのがわかる。

まだ括約筋で塞がれてはいるが。唾を指に落とし、栗蔵は額に汗を滲ま

せて、辛抱強くヌチャヌチャと突く…。

そして、合わせた中指先が括約筋を通り、三本共がもうすぐで通り抜け

そうなほどに思えた。

「よし、よし。今度は入るぞ。」

 

栗蔵は元にすっかりと戻った、ピンと張ったカリを当てがうと、先走り

をまた根本から絞り出した。

そしてたっぷりと塗ると、我慢にもう耐えきれないというような鼻息を

させて、「クイクイ くぬくにゅグイグイ」と突き入れて行く。

尻を器用に、小刻みにピストンを繰り返して、カリをすでに埋め込んで、

少しずつ突いて行く。

すぐに括約筋に遮られたが、もう再び抜くことはしなかった。

 「先生、辛抱するんやで。口を開けて笑ってごらん。」

 

誰が苦痛の中で笑えるかと思うけど、先生は、父親と重ねてしまってる

栗蔵の言うことを子供のように素直に聴くのだった。

けど、それは泣き笑いの、力ない笑い顔であったろうか。

突いては引き、突いては引き、突き過ぎては先生の顔をうかがい、また

引いてまた、より突いてゆく。カリの先で、エラで、棹で、感触を楽し

みながら。

  「おおぅ。気持ち良いのう。」

「おお、おおぅ!」

「処女の味じゃ。先が締め付けられるわい。」

「こそばゆいほど気持ちが良いのう。」

「おおぅ、おおぅ!」

   ずずぬ キュキュ ヌッキュ

   ぐぬ キュキュキュ 

  ぬぐぬぐぬ キュキュキュッキュ

   ぬぬ キュキュッキュ 

  ぬにゅ… づづづろろん!

 栗蔵は一気に突き入れた!

金玉が蓋をするような、打ち据えるような音で尻を叩いた!

先生が、開けてた口のまま、堪えられずに痛くて叫んだ!

そして眉間に皺を寄せて目をしかめている…!

「ううっ!!う、ぅぅぅっぷ!」と息を吐きつつ必死に堪えている!

 

「入ったぞ。根元まで入った。」

 栗蔵は歓びの声を上げて、征服した喜びで先生の顔を見ている。

しかし、そのとき先生は苦痛に耐えながらも、その栗蔵の声に何故だか

嬉しく思えたのだった。

そして思わず「うがあああー!」と叫んだ後に、「あっぁぁぁぁぁ……」

と思わず小さな歓喜の声が、ごく自然と漏れたのだった。

それは、「征服されたというのに、例えようのない初めて味わう喜び」

であった。

生まれて初めて味わうその歓びは、新たにこの世に、今また生まれ落ち

たような、目の前が光り輝くような喜びであった。

 

 栗蔵は、そんな先生のうるうるとしてる目を見つめると、可愛くて愛

しくてならず、またすぐに突き始めた。

労わる気持ちが無いわけではなかったが、この今のマラの先が鈴口が、

ムズムズするほどの「キュッキュッ」と締まる味を貪りたかった。

 「じきに良うなるからの。じきに気持ち良うなる。」

 慰めたつもりだろうか。

まるで今の先生に対して、自分の快楽を貪りたいだけの言い訳だ。

が、先生は祈るように胸に手を組んで、その栗蔵を見上げつつ信じて耐

えた。

ところが、征服された喜びに浸る間も無く、急に襲って来た排泄感の気

持ち悪さに、必死の思いで耐え続けた。

そんな先生の苦しい表情さえ栗蔵は楽しんでいるのだろうか。

苦痛に歪める顔を口元を、首筋を、弛みをくねらす顎を皺を、乱れてゆ

く髪を眼鏡を、目で追いながらそれをも快楽に変え、どこまでも貪り味

わうのだった…!

 「いいのう、いいのう。マラがとろけるごたる。」

 だが、あまりの苦痛に耐えてる顔に、さすがに貪り続けていた腰を止め

た。

「よっしゃ。もっと唾をつけちゃるぞ。」

 そういうと先生の尻を掴んだまま、突き入れてた腰をゆっくりと引いた。

それはまるで繋がった先生の大きな排泄物の塊かとも思えた。

先走り液と唾液と、何か、直腸からの分泌でもあるのか、鈍い照りの膜

が覆ったように粘い輝きをしている。

じゅうぶんにまだ潤滑で擦れるだろうが、再びたっぷりと塗り付けるそ

れも、より快感を貪ろうとするためだったろう。

 先生の両太ももを玩具のように掴んで、再び突き入れた。

   

  のんづづづ ヌヌ づろろろん…

もう今度はわけなく入った。

先生も今度は不思議と苦悶の表情が和らいでいた。

「あああ~~~……」

と奈落の底へでも落ちるような、長く続けて漏らした声も、もう苦痛で

は無い声であった。

正確には、入って来る時間のわずかな間に、苦痛から快楽へ変わったの

だった。

まさに、どんでん返しではないだろうか。

 

  ぬきゅぬきゅ くにくに ぬぐぬぐ キュキュ

  べちょべちょ きゅにきゅに ぬきゅぬきゅ キュッキュッ

 「気持ちいいのう。きもちいいのう。」

「智子のオメコも良かったけど、先生のオメコの方が何とも言えん締ま

りがある。」

 

  ドニュルニュル ズゴズゴ

  ニチャニチャ ビドンビドン

 「あっ、はっ、あぁ、はっ、あっあっ、あっあっ!」

 先生もついに喜びを覚え、善がり声が自然と身体から発せられるように

なっていた。

説明の出来ない歓喜の喜びを、今、苦痛から一変、まるで天からご褒美

でも与えられたような心地であった。

それはほんとに、ふわふわと今、身体が自分の身体ではないような、そ

んな夢心地であった。

 

「先生の顔がおなごになってゆくところが、たまらんぞ。」

「もう、わしのおなごになったんじゃ。いいのお。」

 それを聴いて先生はほんとに女になったようで、コクリとうなづいた。

小さく、恥ずかしそうに…。

実際、自分の中で今、身も心も自分でわからないままに変化していた。

あまりの気持ち良さに!

めくるめく襲って来る快感に、押し殺しようにも、もう押さえが効かな

い。

あの日の、妻の喜びの声がわかる気がした。

 

「良いじゃろ。気持ち良くなったんじゃろ。のう?よしよし。今日は存

分に味わうが良い。智子と入れ替わった目出度い日じゃ。」

「可愛いおなごになるんじゃぞ。」  

  グチャグチャ ビチュビチュ ずごんずごん

  バズバズ ヌチャヌチャ ずごんずごん

先生はもう完全に女になっていた。

それは自然と出る善がり声からそうであった。

 「ぁっ、いっ、ぁ、あっ、ぃい、ぃい、ああぁぁ、、、」

 

  ぬごぬご ぬきゅぬきゅ チャベチョビ

  どぬるどぬる ずぬるずぬ ネチュネチュ

 「先生のオメコの襞がマラに絡みつくごたる。ああ、いい気持ちじゃ。」

 「先生のオメコは掘り出しもんじゃ。わしだけんもんじゃぞ。」

 「よし。べろを出してごらん。」

 

栗蔵はそういいつつ、腰の動きはそのままに、先生の首を起こすように

腕を入れると、出させた舌を分厚い口を被せるようにして、音を立てて

吸った。

すると先生も栗蔵の熱い舌に合わせて絡めるようにしてすするのであっ

た。

 「可愛いのう。ほんに可愛い。」

 先生は嬉しいような恥ずかしい気持ちになって、上気させてる顔を、目

を閉じた。

そして、栗蔵は「チューチュー」と吸ってた唇を離すと、腰を使いなが

ら、こういうのであった。

 「先生の名前何と言ったかのぅ。」

 「慈治郎です。」

 「よし。今日からおまえは慈子じゃ。わしとオメコするときは、慈子じ

ゃ。よいな。慈子」

  「はい。」

 

先生は素直に返事をした。

そして、そんなふうに呼ばれたことに喜びを覚えるのであった。

男としての喜びはもう味わえないかも知れないが、今日目覚めた「女の

喜び」に、生まれ変わったような、心からそう思えるのであった。

事実、自分の身体がこんなにも感じやすい身体をしていたとは神のみぞ

知るといった思いであったから。

栗蔵のマラで開発されるように、直腸を突かれ、カリで腸壁を擦られ、

自分がこんなにも感じやすい肉体であったことを知った。

初めての男、栗蔵のマラで襞を掻き分けられ掻き分けられ、張ったエラ

で擦られ擦られ、結腸まで突かれて、その快感を覚えさせられ、女にな

らないわけがなかった。

 

 

 「往くぞ、往くぞ、慈子、往くぞ!」

 やがて栗蔵は先生の腸壁を突きまくり、快感を貪り続けて、絶頂を迎え

ようとしていた。

さらにさらにドスドスと、激しい腰の動きに変わって行った。

栗蔵の、まるで松か何かの瘤のような金玉が、その形をはっきりと両方

に広がらせて先生の尻を繰り返し叩いていた。

が、それが「ぐぐぐ」っと寄ると、やがてマグマを噴出させて行くのだ

った。

  ドヌドヌ グニャググ! 

  バヌブヌ ズヌズヌ!

  びたんびたん! ぬちゃんぬちゃん!

  ズヌズズヌ…!

 先生の菊門から棹が、桃色の肉の輪を引き連れては再び隠すその速さ!

まるでオメコの汁のように、合わさった隙間のない棹と、菊門の間から

粘く流れて布団を濡らしている!

先生の老いた頬が揺れる!リズムよく前後に揺れる!

乳房も、脇腹も、皺も眼鏡も!!

首の下に手を入れて再び覆い被さると、有無を言わさず乱暴に舌を吸う!

先生も背に腕を廻して「はぁぐふぐぅあふ」と、興奮しきってる声で栗

蔵の舌を貪り吸う!

栗蔵の熱い唾液を、もう愛しくてならないという思いで、貪り吸い、飲

み込む!

 、「ぁひぃいっ、ぁひっ!ああぁぁん、あぐぁぐんぁ、あぐっ!」

   ヌドヌグ グニャヌグ! 

  バヌブヌ ズヌズヌ!

  びたんびたん! ぬちゃねちゃ!

  ズヌズヌ づづぬる…!

 栗蔵は今度は唇を離すと、可愛い乳首を、大きなべろを巻きつけるよう

にして吸う!

いつの間にか立ってた先生の乳首を!

太い指で両方いっぺんに、弱く強く摘まむ!

痛みと快感が走り、思わず身を反らせて、先生が大声を漏らす!!

腸壁を擦られ突かれながら、乳首を摘ままれ吸われ続ける!

 身動きできないくらい、がっしりと抱きしめられたままに!

思わず上反らす首から首筋、耳たぶ、そして耳の穴まで熱いべろが、先

生の顔を食べるように舐めまわす!

    バヌバヌ ずごんずごん!

   チャネチャネ チャネチャネ!

    びたんびとびと バズンバズン!

 先生は栗蔵の背中を摩る!愛しくてたまらずに、雄の顔を撫で続ける!

腸壁を突かれ続けているマラの熱い激しい動きを、あまりにも、あまり

にも感じて!

直腸の下部が、上部が、そして深く突き当るS上部!

さらに貪欲に貪る栗蔵のカリは、往復しつつ奥へ奥へと潜り込み、結腸

まで感じさせてゆく!

「ずぬりゅんずぬぬぬる」と桃色のリングを、棹に巻きつけ下部へ戻る!

また引き連れては戻り潜り、荒々しく凄いスピードで往復し続ける!

バズンバズンと、金玉と共に激しく打ちつける!

見え隠れするカリの下の逞しい尿管が太く膨らんでいる!

唾液と先走りと、先生の、感じて湧き出た汁か!

てらてらと、しとどに濡れて、赤黒く、黒紫に!

いかづちのように浮き出た血管を、怒りのごとく出し入れし続ける!

先生の身体には泉のように快感が今、あとからあとから湧き起こる!

先生の声が死ぬような声を立てる!

先生自身さえ自分で信じられない女のような声を漏らす!!

 「あぃ!あぃ!いやぃや、ぃい、ぃい!あっ、ふぁ、あっ、あっ、あっ、

ああああ…
!」

 「慈子、往くぞ、往くぞ、往くぞ!!」

「おおううおうおうオオ!!ぅおっ!ぐうォオうおうおうオオオオオ!

!!」

「うおぅ!ぐぁ!あぅ、がぅあっ、ううぅぅぅ……!」

 

 栗蔵は汗びっしょりかきながら、大量の精液を、繰り返し繰り返し腸壁

にぶちまけた。

先生はそれを、たまらなく愛しいと感じるのでした。

熱い精液が「当ってる!今、あとからあとから…!」と。

栗蔵の尻を、両手いっぱいで抱きしめて…。

 

 

           ーー            ーー

 

 

  …まるで交尾の雄熊が、バンビでも襲ったかのような、おぞましいほ

どの光景であった。

 だけど先生は、「こんな喜びが男の身体にあったなんて…。」と、い

つまでも引かない心地良い余韻に浸っていました。

それは目の前に、これまで見たことも無い、耀く大自然が広がった中に

一歩踏み入れたような…。

そんな、初めて経験した喜びの感動と、いつまでも残っている身体の喜

びとを、栗蔵に腕枕されながら、しみじみと味わうのでした。

 やがて栗蔵は、大きな腹でゆっくり息を繰り返し、鼾をかいて眠りに

つくのでした。

「起きたら飯食って、今度はバックから突くぞ。よいな。」

と、そう言いつつ軽くキスをすると、先生を腕に抱くようにして、眠り

に落ちて行きました。

 

 『…今度はバックから突くぞ 』

 先生は栗蔵の言った言葉をつぶやいてみました。

そしてまだふわふわとした心地良さを残したまま、嬉しいような怖いよ

うな、そんな気持ちを抱いて、やがて目を閉じました。

栗蔵の毛むくじゃらの胸に手を添えて…。



                                                     おわり 












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