白と黒の掟


                                         空蝉さん 

「プロローグ」

此の小説は一人の同性愛者の人生の物語で,色々とホモの世界を

経験して現在に至っておりますが、先ず現在のセックスの現状か

ら書き進め、その間に子供の頃から現在に至るまでの同性愛者と

しての色んな経験を、挿入して書き進めます。



(1)

新緑が芽生えて、動物だけでなく人間も性の煩悩が疼いてきたあ

る土曜日の午後のこと都心を少し離れた高級マンションでの男同

士のホモ行為が始まろうとしていました。


私の主人は今日も応接間に二人の客を招いて、ワインを飲みなが

ら談笑されていますが、私は何時もの控えの部屋で裸に
10センチ

四方しかない前隠しをつけたままで、主人からの呼び出しを待っ

ています。


今日はこれから主人と二人の客にどのようにMの男として、いや

奴隷として扱われるのかと想像するのですが、心では拒否したい

反面、体は自然と疼くのでした。


私の本名は木村亀次郎と言いますが、今では亀とか亀吉としか呼

ばれていません。3年前に今の主人に出会い、お互い男の世界の

者として、そしてタチとウケと言う事から気が合い、付き合いが

始まりましたが、主人は大会社の会長で私は一人者の年金生活者

ということが分かってから、主人の計らいでマンションをあてが

われ、そこで一人住まいをさせてもらっています。


勿論生活費も充分とは言えませんが戴いて居て、主人が見える時

などは、食事の用意などに使っています。


めぐりあった初めの頃は、主人は此のマンションに通って来て私

をウケの男として抱いたり、普通の形で犯したりして満足されて

いました。


その頃は私が犯されている時の表情と泣く声に主人は興奮されて

いましたが、日が経つにつれ、それだけでは興奮されなくなると

同時に、主人が元々持っておられた
Sとしての性格が出てきて、

段々とセックスの形が変わってきて最初の頃とは完全に変わり、

私をウケとして扱うだけでなく奴隷の様に扱いながらセックスを

楽しまれるようになられました。


3年の間に完全に私は奴隷として調教されましたが、わたしも其

のように扱われる事に体が疼くようになっていました。


裸になって、もう一時間近く待たされていますが、この待たされ

ているあいだに、私が初めて男同士のセックスを覚えた小学生の

頃の事が頭に浮かびました。





                                         続 く 



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