白 い 褌

                                         松風 さん 



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その日も、プールから上がり、「今日もあの男と出会う事もなかったな」と、僅かばかり

落胆を覚えながら、ロッカー室に戻って来ましたが、今日は平日でしたので体育館は

利用者も少なく、ロッカー室も人の姿はなくひっそりとしていました。

私は衣服を入れたロッカーの鍵を開け、下着を取り出しながら、何気なく、ロッカーの

端の方を見ますと、同じ筋のロッカーの一番奥まったところで、ひとりの男がTシャツを

脱いでいましたので、よく見ると先日プールで私とぶっつかったあの男でした。

1ヶ月もその男との出会いを待っていた私の胸は高鳴ってきて、直に声を掛けようと

思うのですが年上のプライドで躊躇していると、その男は私をいち早く見つけ、満面の

笑みを浮かべ頭を下げて挨拶をして来ましたので、私もそれにならい、軽く頭を下げる

とそれを待っていたように、男はTシャツを脱いで上半身裸のまま、私に近づいてきま

した。

今日は競泳用のパンツでなく、短パンを穿いていましたが、私のそばに来ると「先日

はすみませんでした。その後どうですか。」と言いながら私の顔を見て異常がないこと

を確信すると、安堵したように笑みを浮かべました。

「おたくは今日もプールですか。私はランニングをしていましたので、こんな格好です

〜」と言いながら、毛深い胸に吹き出している汗を手のひらで拭い、太い眉の下の大

きな目で私を見つめる姿に何かを感じるのでした。

やがてその目に笑みを浮かべると「シャワーを浴びるのでしょう〜一緒に行きません

か〜」と私を誘うのですが、老人の意固地さが其処でも出て「私はもう少し後で」と、心

とは裏腹な返事を返すのでした。

男は「そうですか、じゃあ〜先に行きます〜」と言って男が使用しているロッカーの場

所まで戻ると、タオルや着替えを持ってシャワー室の方へと向かいました。

私は急いで褌とステテコを手にし、男の後を追うようにして、シャワー室に向かいまし

たが、この体育館のシャワー室は左の壁面に仕切りの付いたブースがずらりと並び、

右側が通路になっていますが、それぞれのブースの中が見えないように曇りアクリル

のスィングドアが付いていましたので、通路からはどんな人が使用しているかどうかが

分からないようになっています。

それですので先程の男がいずれのブースのシャワーを使用しているのか、解りません

でした。

静かなシャワー室には、水音だけが聞こえてくるだけで、あの男がどのブースにいる

のか確かめたい気持ちはありましたが、それを確かめる勇気がないままに空いてい

るひとつのブースの入り、上部にある棚に下着を置き、水泳パンツを脱ぎ、全裸になっ

てシャワーを浴び始めました。

体に石鹸を塗りたくっていると、突然後ろのスィングドアが開く気配がしたので、振り向

くと、ケツ割れと思える白いサポーターを穿いた先程の男が上半身裸のままでドアを

開いて立っていました。

私も全裸でしたので思わず声を上げそうになりましたが、それよりも早く、ブースの中

に男が侵入してきて、その毛深い豊満な体で私の側に寄ってきて、太い腕を私の身

体に回して力強く抱きしめるのでした。

いつ人が来るかも知れない公共の場所での、その男の大胆な行動に驚きましたが、

反面私のペニスは早くも勃起し始めましたので、それを感じたのか男は大きな手のひ

らで包み込むようにして石鹸を泡だて、柔らかく揉み始め 私の耳元に口を近付け「心

配いりません〜前にあった時から解っていました〜」

と泡だった手で私の身体を撫で続けるので、私は初めて味合う気持ちの良さで男のな

すがままに任していましたが、男の男根が私の腹を突き上げるので手を下ろして男の

物を握りますと其処には手の平に余る程の大きさで鋼鉄の様な男根がありました。

「先日、あなたは私の身体を見て下腹部が動き始めたので、急いで股間を褌で隠した

でしょう〜私はそれに気付いていたんです〜」と言うとさらに、顔を近付けてきて、唇を

合わせ、舌を口の中に入れてきて思い切り私の口を吸うので、息苦しさと、心を見抜

かれた気恥ずさがありましたが、嬉しさもありました。、思っても見なかった成り行きに

驚いきましたが、「そうか〜だから初めての私に対しても大胆な行動が出来たのかと

思い、男の洞察力に感嘆しました。

男のものがサポーターを通して、私の下腹部を突くように勃起しているので、緊張の

取れた私も男の男根を握って、ふくよかな尻を撫ぜ回しましたが尻にも毛がありまし

たので驚きましたが毛深い男に興味がある私はこの男の完全な裸を早く見て見たい

と思いました。

やがて男は唇を離すと、私の耳元に口を近づけ「着替えて、ここを一緒に出ましょう」

とだけ言い、身体をゆっくり離してスィングドアを開いて出ると、振り返り、私の意思を

確認するように、頷いて行きました。


                                                続 く 


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