アナザーストーリー (ミラーバージョン)

                                         おだぞお さん 


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さすがの人脈。万全な情報収集。優れたリサーチ力。痒いところに十分すぎるほど手

が届くって訳だ。

そして、それはARAHIさんが僕の申し出を了解したということだ。


僕は前回の失敗を繰り返すほどの酩酊はしなかったが、やはり相当に酔っ払ってい

た。体は酔っていたが、頭の中は受験生のように新しい情報でいっぱいだった。ぐる

ぐると刺激的な知識が頭の中を交錯し、酔いを一層加速させていた。

その夜、結局は、タクシーでARAHIさんに送ってもらった。


 翌日は出勤。つらい朝を乗り越えれば何とかなる。

 午後になって、ようやく仕事が軌道に乗りかかったところへ、ARAHIさんからの内線

電話。

「明日、○○ホテルに予約を入れた」

 それだけ言うとガチャリと切れた。

奇妙な緊張が僕の中を走る。誰でも知っているシティホテル。

おまけに、決戦は金曜日だ。

                                                続 く 


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