アナザーストーリー (ミラーバージョン)

                                         おだぞお さん 


-9 -


出入り口のライトをつけ、スタンドの明かりを消した。しかし、それでは暗すぎて何も見

えない。結局ベッドサイドのスタンドを調光する。ようやく落ち着いた雰囲気。夜目に慣

れれば全て認識できる程度だ。


ARAHIさんがおもむろにベッドで仰向けになる。僕も傍らへ横になろうとすると、手を

伸ばして上へ導く。僕が上から見下ろす格好だ。

「おまえにまかせる、って言っただろう」

やさしく笑って、僕を見上げる。

何で、この人はこんな時にもカッコいいのだろうと思う。こんな笑顔で見つめられたら、

甘えてしまいそうだ。

僕はうなずく代わりに、同じように笑顔を作る。そして、キスをする。ARAHIさんのキス

を真似て、舌を絡ませる。それでも、どこかぎこちなくて、下にいるARAHIさんが結局

はイニシアチブを取るのだ。

もう、どきどきはしていない。

僕は首にキスを移す。僕を悩ませたアルマーニがかすかに香る。散々シャワーを浴び

たのに、まだほのかに残っている。この香りはこの人の体臭になってしまったかのよう

だ。

ガウンの胸元を広げ、厚い胸板に飾りのようについている乳首を求める。乳首の周り

に毛が生えている。濃くはないが胸毛もある。ガウンを広げても袷が戻ってしまうので

腰紐を解く。ARAHIさんは静かに目を閉じて、なされるがままだ。ARAHIさんを包んで

いた白いパイルのガウンの前がはだけ、同時に一物があらわになった。まだ勃起は

していない。

僕もガウンを脱ぎ捨てた。傍らにずれた。


乳首を吸う。なめる。もむ。

「気持ちよければいいのよ」

マダムの言葉がよぎった。

僕は乳首を撫でながら舌を徐々に下方へ這わせてゆく。ARAHIさんの肌はきめが細

かい。腹はすっきりとしまっていて、余分な肉がない。へそ周りの毛もなぜか上品だ。

濃い茂みの中に硬くなりつつあるARAHIさんを見つけた。太くてたくましいARAHIさん

そのものだ。少ししごいてから、口に含んだ。ここからは表情は見えない。気持ちよく

なってくれているだろうか。さらに、右手を添えて、垂直に立たせソフトクリームのよう

に先を舐めまわした。

                                                続 く 


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