アナザーストーリー (ミラーバージョン)

                                         おだぞお さん 


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ARAHIさんはベッドの下にタオルをよけると、弛緩した体をそのまま横たえた。

僕はARAHIさんの射精に刺激されて勃起してきた自分のペニスをさらにしごいてコン

ドームを付けると、その上にゼリーを塗って、うずくまったARAHIさんの中に押し入った。

ARAHIさんはちょっと驚いたふうではあったが、脱力していたこともあり、思ったほど

の抵抗をせずに僕を受け入れた。

なるべく動かさないように、入れたまま向きを変え、正常位になると、

「ちゃんと入ったか」と聞いてきた。ARAHIさんの両足は僕の腰にある。

「はい」と、僕は答え、しばらくじっとしていた。

少し疲れたようではあるが、とても穏やかな表情を見せて、笑った。僕も微笑み返した。

ARAHIさんは手を伸ばして僕を抱きしめようとする。僕はいれたまま、ARAHIさんの両

足のひざ下に手を入れて、伸びをする。ARAHIさんは腰を丸めるような体勢。キスをす

る。しばらく動かずにそのままでいると、

「女になるのも悪くないかもしれない」とささやいてきた。

僕はいたずら心が芽生えて、ちょっと腰を動かした。ARAHIさんは「おぉ」と叫んで、顔

をしかめる。

「チクショウ」

動かすと激痛が走るようだ。

「僕のはARAHIさんほど大きくないですよ」

「俺にとっちゃ、十分だよ」

瞳を見つめながら、互いに笑う。今度は僕からキスをして、またしばらく抱きしめてい

た。汗ばんできた体から、またアルマーニが鼻腔をゆらす。

すごくゆったりとした時間。無防備なのに安心できるひと時。

                                                続 く 


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