アナザーストーリー (ミラーバージョン)

                                         おだぞお さん 


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 チューブから潤滑剤を左の掌に絞りだした。右手の人差し指と中指、薬指の3本で

それをすくい、ARAHIさんに塗った。中指は簡単にアヌスの中に入った。

 ARAHIさんは一瞬息を呑んで、固まったが、長い吐息とともに上半身が動いて、な

んとか落ち着けたようだった。

 中指だけなら出し入れは簡単に出来た。やがて、指を入れ替えてもスムースに行え

るようになった。中指と薬指の2本も何回かの抜き指しで出来るようになった。人差し

指と中指、どうも力が入ってしまいうまくいかない。

 今度は左手で挑戦。繰り返し、繰り返し、指を変えてみる。何とか指3本入るように

なれば十分にペニスをくわえることが出来ると聞いている。ARAHIさんは出し入れの

たびに上半身が揺れている。息が荒い。

 僕はコンドームをつけ、そのうえに潤滑剤をたらし、自分のペニスをしごいた。もちろ

ん戦闘モードだ。

 尻の割れ目にペニスを押し付けた。谷間に沿って上下にこすると、戦闘モードが加

速するような気がした。

 ARAHIさんが下から尻を動かす。

 僕がこするのと同時に動かす。準備はいいぞといっているみたいだ。


 僕は潤滑剤で十分に潤ったペニスをこするタイミングで角度を変えて、突き当てた。

亀頭が納まったところで、急に締め付けられ、ARAHIさんの緊張が伝わった。中途半

端な体勢ではあるが、僕は無理をせず、そのままの状態でARAHIさんの背中に顔を

寄せた。

 ARAHIさんの背中は広い。耳を澄ますと心臓の音が聞こえてくる。背骨がところどこ

ろ隆起して、小さな影を作っている。まるで、恐竜のの背中のようだ。僕は背ビレの痕

跡にキスをしながら、ゆっくり上がっていった。

 そして、少しづつ、抵抗を感じながら、慎重に、分け入った。心臓の音を聞き、ゆっく

り、ゆっくり。やがて、根元まで挿入できたのがわかった。

 「入りましたよ」

 耳元で報告すると、息をこらしているARAHIさんは、大きく立てに首を振った。やがて、

ARAHIさんは深呼吸をした。身体に空気が入る様子が背中を通して僕の耳に伝わっ

た。

 僕たちは1つだ、と思った。僕のものがARAHIさんの中に入り、ARAHIさんの息吹が

僕の中に感じられる。僕はARAHIさんの首にキスをし、耳にキスし、振りかえった唇に

キスをした。そして、窮屈な体勢のまま、僕はしばらくの間ARAHIさんの背中に覆い

かぶさるように、じっとしていた。

 どのくらい経ったのか、いや、ほんのわずかの間だったのか、どちらが先に動き出し

たのか、それさえも分からない。一度入ってしまったので腰が勝手に動き出したのか

もしれない。

 僕は体勢を起こして、前後に腰を動かした。それでも最初はゆっくりだ。ARAHIさん

の息を殺した様がいたいけないようにも感じられたからだ。

 ARAHIさんの腰に手を置いて、体勢を支え、見え隠れする自分の竿を確認しながら、

ゆっくりとピストン運動を行う。

 狭い直腸を抜き差しする感覚は、もう皮膚がこすれあうような引きつったものではな

い。僕の太さに合わせて、ARAHIさんが広がってくれている感じだ。

 僕とARAHIさんの間に何ミリかのコンドームの壁があり、潤滑剤がある。もちろんそ

れらによって滑らかな動きが行える訳だが、ARAHIさんの腸壁は僕のペニスを柔らか

く包んで、暖かい体温を僕に伝えてくる。そこには2人を隔てるものなど、何もない。

 滑らかな動きが加速する。

 ペタンペタン卑猥な音が響く。

 ARAHIさんの頭が大きく縦に動いた。

 大きく息を吐き出すと、意を決したようにARAHIさんの尻が僕のほうへ迫ってきた。

 僕は膝を立て、押し寄せるARAHIさんを受け止める格好になった。同時に抜き差し

が早まる。 

 ARAHIさんは息をこらしながらも、懸命に後ずさりしてくる。尻から背中にかけて汗

がにじんでいる。じりじりと攻撃を緩めない。

 僕はもう一方の膝も立て、ARAHIさんをまたぐようにして、腰を使う。こうなると腰を使

うというよりも、接触している部分を中心にして、身体全体で支えているようだ。かがん

だ腰にも力が入る。出し入れするたびに根元まで入り、僕のペニスが衝撃で反り返る

ような感覚に陥る。

 力技だ。

 肉弾戦だ。

 ・・・汗が噴出す。

                                                続 く 


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