出張の宿、甘い誘惑




                                         アッチ さん 



その旅館は街からタクシーを少し走らせた山のふもとにあった。

運転手によるとこの温泉郷には数軒が点在しているらしいが、これから行

く旅館が一番でしょうねとのこと。

タクシーを降りると、運転手が言った通りの威風堂々たる構えの5階建て

の立派な旅館が待っていた。

温泉旅館があると聞いて、あえてビジネスやシティーホテルにせずその温

泉旅館に予約をしておいた。

もう60代を越えた熟年男には「温泉」はありがたい。

朝早い新幹線で到着して、午前中から目一杯に動き廻って仕事をこなした

ので夕刻にはこうして宿にこられた。

仕事先の地元の人間の例によっての飲みの誘いももう若くないからと無下

に断った。

なかなか出来ないこうして独りで過ごせる時間を久しぶりに満喫したかっ

た。

広く小奇麗なロビーに入り、早速チェックインした。

シーズンでもなく、まして平日の夕刻、ロビーまわりは閑散としていてあ

まり泊り客もいないようだ。

エレベーターを上がって最上階の部屋に案内された。

部屋のドアを開けると、いわゆる踏込みの二畳ほどの小部屋になっていて、

襖を挟んで、本間のひとり泊りにはもったいないぐらいほどの広さの
12

の和室、片側に床の間、そして窓際に
2脚のイスとテーブルと言うよくあ

る典型的な温泉旅館のスタイルの贅沢な空間であった。

そのイスに座ると眼下に渓流が望む、まさしく休養にふさわしい部屋であ

る。

 

浴衣に着替えるとまずは一風呂とばかり地階にあると言う大浴場へと行っ

た。

素足に心地よい細い乾燥竹の敷物を床に敷き詰めた脱衣場もやはり閑散と

して、浴場内からの流れ出る温泉の音しか聞こえない。

けれど、先客がひとりいるようだ、中央の棚の籠の中から脱いだ浴衣の帯

らしきものがわずかに垂れ下がっているの気が付いた。

浴衣の帯にしては淡い臙脂色で自分が今部屋でしてきた濃紺の帯とは違う

なとチョット不思議に感じたが、その場はあまり気にもとめなかった。

御影石の清潔感あふれる大浴場は意外に広かった。

大きい浴槽に合せて向かって前面が総ガラス張りで眼下の谷川に面してい

る。

単純泉であろう、透明で少し温めだがじっくりつかっているとそれこそ手

足の先まで疲れがほぐれて行くような温泉だった。

ふと見ると、ガラス張りの端にガラスのドアがあり、「露天風呂」 の字の

表示に気が付いた。

「へ~っ、露天もあるのか?」と思いながら、内風呂の湯船から勢いよく

上がり、子供のようにワクワクした気持ちでそのドアをひき開けた。

中からは見えないはずであった。石段が10mぐらい下に続きその下の露天

があったのだ。

 

男が横になっていた。

先客がいると言うことさえ忘れていた。

湯船の脇の石畳状の所で前を隠すでもなく素っ裸のまままったくおおらか

に大の字なって仰向けに横たわっていた。

目を閉じて眠っているかのようだ

何故か私は忍び足で石段を降り始めていた。

温泉旅館ではなんでもない光景だけれど、他に客が見えないだけにかなり

インパクトのある光景で、男を直にジックリと見て観察したいと思ってい

る自分がいた。

 

固太りのボリュームのある身体だが、そこそこにお腹に脂肪もありのいわ

ば普通の熟年男だった。

少し浅黒い肌と股間から足先までのほどほどの体毛がやけにそそられる。

太い二の腕の脇から見える脇毛も淫乱な刺激を感じさせてたまらない。

なによりもタオルで隠すこともなく開けっぴろげにダランと垂れ下がった

太く赤黒いズル剥けマラに目を奪われる。

息遣いで動くお腹の軽い上下運動とともにマラも軽く上下する。

温泉につかった後の少し照りのある柔らかそうな亀頭の膨らみ加減に目が

釘付けになって、石段を降りきってもつったったまま呆然としていた。

夢中になって観察していたら、いつのまにか鎌首をもたげ始めた自分のモ

ノに慌てた。

男好きの本能は正直だ、銭湯なんかで多勢の男の裸を見るのとはあまりに

も状況が違い過ぎる。

ヤバイかなと思いつつ、なるべく音をたてないように男が寝ている反対側

の縁から露天の中に入ろうとした。

そんな用心とはうらはらに意外な底の深さにバシャッと言うハデな水音を

たててしまった。

「フーッウ」と寝ぼけたような声を出して男は顔だけを持ち上げ、こちら

を見た。本当に寝込んでいたようだ。

湯船の中にドップリとつかりながら「失礼!」と私は一応言った。

上半身を起こしながら意外に呑気な感じで「いやーっ、すっかりいい気持

ちで寝込んでしまったみたいだなぁ~」。

改めて顔を見ると、少し日に焼け、夕刻になってうっすらとのびはじめた

ヒゲがまた、たまらなく「男」を感じさせる。

あたりを見渡しながら、そばに置いてあるタオルを頭の上に乗せると、両

足を露天の湯船に浸けて露天の縁に座りこんだ。

前をまったく隠すでもなく大胆だ。

目のやり場に困るような仕種を見せながらもつい目がデカイイチモツに行

ってしまう。

「ここは初めてですか?結構いい温泉でしょう?街から近いのに穴場なの

ですよ、ここは。」と突然話しかけてきたので一瞬困る。

湯船にゆっくりと入り込み、「フ~~ッ」とため息のような声を出して、

「ご旅行ですか?」

「嫌、出張で仕事です!」素っ気なく答える。

「ほ~っ、と言うことは同類項ってことですね、出張の仕事で疲れた身体

を温泉でノンビリと癒したいそんな感じでしょう?」

「ええまあ、ビジネスなんかよりはいいかな?と思いまして・・・・。」

「解りますね~、その気持ち、ビジネスは味気ないですからね、その点、

この街はここ温泉あるので、毎回利用しているのですが、ここは街からさ

ほど遠くないのに静かでいいですよ!」

身も知らぬ他人同志のいわば世間話、あたりさわりのない景色だとか温泉

の効能の会話が続いて、沈黙が訪れたところで私は湯船を出た。

上の内風呂に戻り身体を洗っている時に男も露天から上がってきて、その

まま脱衣場に出て行った。

 

身体を洗い終わり、内風呂につかり直して風呂場を出た。

脱衣場で「おっと、と思わず言い出してしまう光景」に出くわす。

あの男がまだいた。

な、なんと臙脂色のあざやかな六尺褌姿で扇風機の前、涼んでいたのだ。

いわゆるノンケの普通一般のオジサン中年だと思っていただけに「六尺姿」

にはビックリし、かすかな期待をすぐに抱いてしまっている自分に気づい

た。

「六尺常用」なんてなかなか一般人ではいないだろう!

でも地方の人間ならいるかも知れない・・・・・・。

バスタオルで身体を拭いながらこういう場合、見て見ぬふりを装うべきな

のか?

と思いつつチラチラと目は男の六尺姿に行ってしまう。

さっきあらわだったズル剥けマラを包み込んだ前袋の膨らみがまぶしい、

少しせり出した下腹も貫禄を感じさせ、一層褌姿をきわだたせている。

ふっとした拍子に目が合ってしまい、戸惑う、何か言わなくてはとあせる。

「お珍しいですね、褌は!格好いいですね・・・・。」

これが精一杯だった、でも正直な気持ちでもあった。

照れくさそうにはにかみながらも「いや~~っ、みっともない姿で、でも

昔からなのでやめられないんですわ!」

と言いながら、ペンペンと両手で尻を叩いて中央の脱衣籠の所に行き浴衣

を着始める。

「ここの夕食は食事処のテーブル席なんですが、お互いに独りで仕事に来

た出張温泉仲間って言うことで、一緒に一杯かたむけませんか?」

意外な展開の申し出にまたビックリし、さらに期待感が深まる。

「いいですね~~っ、独りじゃ味気ないですしね。酒もまずくなる、おい

しい酒にしたいですね。そのカッコいい『褌談義』なんかもお聞きしたい

ですね・・・・。」

私としては大胆に思い切ってカマをかけて言ってみた。

一瞬、男の浴衣を着る手が止まり、目が合う。

わずかな一瞬であったが、期待から確信に変わったような気がした。

「じゃあ、フロントに言って、夕食のテーブルを一緒にしてもらいましょ

う!お部屋何処ですか?」

こうして思いもよらない展開で男と夕食を一緒にとることになった。

 

食事処はやはり眼下に川が眺められる大きなガラス窓に沿って縁台のよう

に少し高くなった畳敷きに座卓が並べられているところだった。

掘りこたつ風に座卓に下が掘ってあり足を投げ出せるのがありがたい作り

だ。

3人の女連れの客が離れた席にいる以外、他に泊まり客は見えなかった。

思っていたよりも、割合に凝って作られた懐石風の膳を前にしてまずはビ

ールで乾杯をした。

まずは、またあたりさわりのない自己紹介と世間話から始まった。

男の名前は****、65歳、バツイチの独身、近隣の地方都市在住で私同

様まだまだ現役バリバリで営業関係の仕事をしていて、よくこの近辺にく

るそうだ。

お互い60代を超えての営業勤務、その共通項で盛り上がる。

茶碗蒸、揚げ物と、係りの仲居が料理を運んでくるので、なかなか「かん

じんな話」が切り出せない。

 

一通り料理や締めのご飯も出て、お互いに軽く「冷酒」に切り替えたとこ

ろで仲居も来なくなった。

アルコールも少しまわってきて、気楽で饒舌になりつつある雰囲気に私は

思い切って切り出した。

「ところで**さん!褌は珍しいですよね!いつもされているんですか?」

「いや~~っ、お恥ずかしいですが、今は手放せなくて常用しています。」

ホントに待ちかねていたようにすぐ答える。

「数年前、あるところで知ったのですが、『六尺』していると気持ちも身

体もピシッとする感じで本当にヤメラレナイのですよ!」

「そうでしょうね、傍目に見ても日本男児ここにありって感じで、格好い

いし、見惚れちゃいますよね!」

お互いの視線が絡み付き合うような瞬間。

少しのぎこちない間。

それまでと打って変わって、低くささやくような声で、「一度試しに締め

てみますか?」

男の精力絶倫そうで好色そうな顔が微笑んだ。

思わず音がするほどに生唾を飲み込んで冷静さを維持しようとする私だっ

た・・・・。

かすかな期待をもちながらも、急な問いかけに次への言葉が出せなかった。

「替えはいつも何本か持っているので遠慮しないで下さい!

まったく洗濯しただけの洗いざらしで申し訳ないですが・・・・。」

「いいのですか、でも締め方もよく解らないし・・・。」

やっとのことで言葉にする。

「私でよければお教えしますよ、手取り足取り・・・。」

と言い放つ男の目の中に確実に「何か」を感じた私だった。

間違いないと思った。「手取り足取り」の言葉に股間があきらかに疼き始

めていた。

男はテーブルについていた両手を大きく後ろに反らし、両手を畳につけて

身体をささえ、掘りごたつの中に落としていた両足を引き上げ、おおらか

にゆっくりと胡座をかいた。

浴衣の前身ごろがはだけて、嫌が上にも股間があらわになる。

何と言う色なのだろうか?

紺色にしては淡い、少し艶のある素材の六尺だった。

風呂場とは違う六尺に締め直してきていたのだ。

私を誘うかのようなこの挑発的なポーズ。

あきらかにに半勃起し始めていると感じさせる膨らみ、私は恥ずかしげも

なく完全に目が男の股間に吸い寄せられていた。

私の気持ちを見透かしたように「よければ一旦部屋に帰って落ち着いたら

20
30分後に503号室の私の部屋に来て下さい!」

と何気なく言い放つと軽く微笑みながら席を立ち、食事処から立ち去って

行った。

 

興奮がさめやらぬまま私も一旦自分の部屋に帰った。

すでに中央にあったテーブルが隅に片づけられ、広い和室にポツンと床が

延べてあった。

淫乱な期待と刺激的な彼の股間の映像の印象であきらかな勃起状態が治ま

らなかった。

この酔いと興奮をさまし、少しは冷静を取りつくろうと、急いで部屋付の

バスルームに飛び込んだ。

冷たい水シャワーをバチャバチャと浴びた。

そして濡れた髪の乾かすのさえそこそこに約束より6~7分遅れであろう

か、彼の部屋の前に立っている私だった。

 

チャイムを押すとすぐにドアは開かれた。

「お待ちしてました、きっといらっしゃると思ってました。」

ドアを開けると私の部屋と同様に3畳ぐらいのタタキ、襖の奥に部屋とい

う造りだった。

ただ、私の部屋と同じ様に敷かれている寝床とテーブルは隅の方に押しや

られているのが確認できた。

そのテーブルの上にはおそらく六尺褌と思われる何本かが並べられていた。

部屋の中心の蛍光灯の下あたりに私を通す。

「私が最初一通りの締め方をお見せしますので、後からご自分でもやって

いただきしょうか。」と言うと男は着ていた浴衣を脱ぎ捨てた。

素っ裸であった。あらかじめそうしておいたのだろう。

目を奪われ思わず生つばを飲み込んでしまった。

露天風呂でみた大きなマラがダランと揺れた。

けれど躊躇なく、男はテーブルに並べてあった中から臙脂色のような一本

を取り上げ、束ねを外して片方の先を自分の肩に引っ掛けた。

自分の股の間に片方の布先を垂らしゆったりとした動作で六尺の締め込み

動作を私に見せた。

「どうでしょう?こんなモノです。慣れれば簡単なモノです。

やってみますか?」

状況的にやらない訳にはいかない、浴衣から部屋番号の入ったカギをテー

ブルに置き、浴衣の帯を解いて脱ぎ去る。見られたくなかった少しテント

を張ったボクサーブリーフが露わになる。

「おやおや、元気いいですね!勃ってると六尺は締めにくいかも…。」

ボクサーブリーフを脱ぐとプルンと勃起したマラが飛び出た。さすがにど

うしようもなく恥ずかしい感情に襲われる。

男はテーブルにあった赤の一本の片方の布先を私の肩にかけた。垂れ落ち

た六尺の一方の布は私の股付近で大きなテントを作った。

男は私の背後に廻り込み覆いかぶさるようにして、私の肩から垂らした股

の間に落ちた前垂れ部分を後ろから引っ張り、右脇腹部分からまわすよう

にして腰に巻きつけ、後ろの尻上部分でクロスさせた。

少し手荒で急な男の行動に思わずうめき声を出してしまった。

いわゆる縦みつと言う状態で上に布がひきあげられた時、突如、背後の男

から右耳にかすかに息を吹きかけられた。

 

思わずため息が出て私の心の中のタガが急にガクッと外れた気がした。

 

男は背後から私の上半身を両腕で抱きかかえ、なんと今度は軽く右耳の耳

たぶを甘噛みしてきたのだ。

あ~~っ、駄目だ!どうにもならない!

男の右手はビンビンに勃起しきった私のマラ棒を六尺の前垂れ部分の布越

しにしっかりと握っていた。

「六尺じゃなくてこう言うのが好きでやりたくて来たのだろう本当は?」

耳元で男がささやく。

「このビンビンチンポが好きモノ親父の証拠だよね。」

そう囁かれつつ、私と同様の男の股間の固さを背後の尻のあたりに感じは

じめていた。

男は引っ張っていた縦みつを放すと強引に私の顔を両手で引き寄せ口づけ

してきた。

男の舌先が入ってくる、私は対応して巻き取る様に吸い込む。

甘くけだるい快感がおそってくる。

男は背後から前に廻り、両腕で私の身体を抱き寄せると今度は私の片方の

乳首を舌で舐め始めた。

どうしようもなくたまらない!

右乳首を舐めながら左乳首を指先で摘まれる。そしてその逆。

私はあまりの快楽に立っていられず、部屋の隅に追いやられた寝床へと男

を誘った。

寝床の上で、お互いにビンビンになったマラを腹部分で受け止め合いなが

ら抱き合って口づけを交わした。

「露天風呂でアンタの半勃起状態を見た時からお仲間さんだなと思い、ア

ンタと同様にこうなることを待っていたんだ…」男はささやく。

「この元気さじゃ1回や2回じゃおさまらないなきっと!まだまだ夜は長

い、日頃のストレス発散して楽しまないか今夜を?」私の勃起しきったマ

ラをわしづかみしながら男はささやいた。

抱き合っていると、男の体毛のチクチク感が刺激的でたまらない。

男は半身を起こし、私の腹部分に馬乗り状態になり、私の両腕を万歳の状

態で寝床に押さえ付けた。

男のマラが45度以上の角度でプルンと震え目前にあった。

「さあ、これが欲しかっただろう?タップリ奉仕してくれよ!」男は馬乗

りの身体を私の顔に近づけた。

私はだらんと垂れ下がった男の玉袋を舌を使い舐め上げ始めた。男もたま

らず呻く。

男は自分の勃ちすぎたマラを押さえ付け、私の口元へ持ってきた。頬張る。

口の中でさらに膨張していくマラ。

デカイ、結構目一杯だ!

男も馬乗り状態を止め69体勢になり私のはち切れんばかりのマラ咥えた。

快感の波が押し寄せる。あぁ~駄目だ出ちゃう!

男はまるでそれを察知したかのように、私のマラから口を外し右手でその

勃起マラを強く握った!

「こんなんでまだ出しちゃダメだぜ!」

さらにまた通常の向き合い体勢に変えて口づけをしてきた。

男のテクニックに翻弄され快楽が止まらない。

口づけをしながら私の勃起マラを片手で握り込む。

口づけを放し、首から肩を舐め上げる。

その舐め上げは私の乳首へと。

男の手の中の私の勃起は頂点を迎えようとしていた。

男が乳首を甘噛みし、少し本噛みした時、どっと襲ってきた快感で盛大な

放出をしてしまった。

それに続けて男は私にまた馬乗りになり、私の顔を目掛けて自分のマラを

強制的にシゴきやはり盛大な放出をした。

すごい量の生温かい液が私の顔中に降り注いだ。

精力の強さを証明するような量だった。

馬乗りを止め、私の身体に覆いかぶさると、男は私の耳元でささやいた。

「アンタMッ気があるね、Mッ気がある男をイジメるのが最高に好きなん

だ俺は!」







                                            


トップ アイコン目次へもどる    「男大好き・小説」へもどる
inserted by FC2 system