越中狸さんの体験談 3                 .




越中褌の思い出



僕が越中褌を締める様になったのは、36歳の時に大けがをして、病院で手

術をする事がきっかけとなった。

当時は、T字体と呼ばれる病院の売店等で売られている物を着けての手術

であった。

退院後、夏場には、涼しくて快適なのでよく締めていた。

そのことがきっかけで、T字体ではなく、本物の越中褌が締めたくなり、

デパート等を探したが見つからず、インターネットで取り寄せることとな

った。

ちょうどこの頃、自宅の風呂が故障してしまい、暫くの間銭湯を利用する

ことになった。

銭湯に行くときは、開店と同時に行くので、午後300に利用していた。

いつも開店と同時にいくので、常連さんである熟年さん二人と顔なじみに

なった。

もちろん越中褌を締めていくのだが、この熟年さんであるAさんは、ニヤ

ニヤしながら逃げるように帰っていくのである。

もうひとりの熟年さんBさんは、いっしょの湯ぶねに入り、ニヤニヤしな

がら膝をくっつけてくるのだ。

これはヤバイと思って逃げるようにして、帰ってきた。

そんな或る日、町でAさんと出会ったのだが、またしても、ニヤニヤしな

がら、逃げるように立ち去って行くのである。

この頃、気づいたのだが、越中褌ってもしかして男色の目印か旗印なのか

もと思うようになってきた。

丁度この頃、二年ほど警備会社に勤めたのだが、もちろん越中褌常用での

出勤であった。

そんな時、会社のロッカーで着替えている時、先輩警備士に、越中褌姿を

見られてしまい、その後、先輩警備士がニヤニヤしながら、腕をくっ付け

てきたり、激しく迫りくるようになってきた。

もう此処までくると、ハッキリと確信を持つようになった。

世間一般では、越中褌=男色であるのだと言うことである。

その後、越中褌をやめて、パンツ常用で会社に行くようになったら、先輩

警備士は、何事もなかった様におとなしくなっていた。

もう此処までくると、確信した。越中褌=男色である。

この世界のお仲間や労働組合員と呼ばれる輩は、感覚が生まれつき鈍いの

か、そんなことは、無頓着な方が多い、ただ単なる下着位にしか思ってい

ないようだ。

でもここで、良い考えが浮かんできた。

越中褌を締めて、スーパー銭湯や日帰り温泉に出かけて見たら、ノンケが

好きなので、本理想のノンケさんとその関係が結べるのではないかと、最

近は思うようになってきた。










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